■社会|日本の男はロリコン 少子高齢化もセックスレスもそれが起因か否か

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日本では30歳過ぎるとオバサンとよばれる

「日本の男たちのロリコン趣味は異常であり、もはや病的といえる」と、いまから約30年前に見通していたのは、老齢経営者などに絶大な人気を誇った(いまでもそうか)作家の塩野七生さんだった。

 約30年前といえば、第一次ロリコンブーム(1980〜1984年)が起きていた頃と一致する。それを見かねた発言だったと想像ができる。ロリコン漫画雑誌が登場し、宮崎駿のアニメが人気を高めたのもこの頃だった。

 それ以降、日本のロリコンは、進化、浸透し日本の男の心に深く根ざしてきたようだ。そして、現在ではAKB48は言うに及ばず、アイドルだらけの状況に至っている。もはや、日本では女性は30歳過ぎるとオバサンとしか呼ばれない。

日本の男のロリコンはもはや病気!
 誰だって男は、女ならば若いほうがよいにきまっている。しかし、日本の男たちのロリコン趣味は、病理的というしかないほどに異常である。

 アイドル・タレントと十把ひとからげに呼ばれる女の子たちで、テレビも週刊誌も占領されてしまった感じで、成熟期に入った粋な女は、熟女と実年女とか、誰だって噴きだすしかない形容でこれまた十把ひとからげにされ、片すみに押しやられた感じだ。

壇蜜を熟女としたのは、ロリコン趣味の裏返しか

 ロリコンは、何に起因しているか。一般的に男は、概ね若い女性が好きに違いない。それは何故といえば、容姿がピチピチではちきれんばかりであるからだ。しかし、その対象は10代後半から20代の女性であると思われる。

 ちなみにロリコンとは、幼女や少女を対象とした性的嗜好のことである。それがあぶない嗜好であるのは言うまでもない。それが日本の男たちの全体的な嗜好といわれると、若干の違和感を感じて仕方がない。

<ロリータ・コンプレックスとは>
 幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情のこと。略してロリコンともいう。ロリコンと略す場合は、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情を持つ者のことも指すことがある。元は「Lolita」(ロリータ)と「complex」(コンプレックス)から成る和製英語である。

「Lolita」は、中年の男性が年の離れた少女を愛するウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ (Lolita)』、または、同小説の登場人物である少女の愛称・ロリータに由来する。(ウィキペディアより)

 しかし、日本ではロリコンの定義が広がっているようだ、必ずしも定義どおりではない。その証拠に、アイドルのなかには20代も数多く存在しているからだ。日本では、単に若い女性が好きというだけでロリコンとされてしまう。

 いや待てよ、それはちょっと違うだろうと思わざるを得ないが。

 一方では、間違いなくロリコンの裾野は広がっているともいえる。それは、アニメの隆盛に見ることができるだろう。かつてはアニメは子供の見るものだったが、これまた80年代から大きく様変わりしてきた。

 80年代初頭、漫画やアニメで幼女や少女のキャラクターが重要なテーマとなってきていた。それらの現象に注目した評論家もいた。

 評論家・中森明夫は後に有名になる「おたくの研究」において、これらの趣味をロリコンと評し、そのなかでも生身のアイドル少女に執着するものと、漫画やアニメの創作キャラクターなどに執着するグループに分けている。(中森氏は、後にオタクに批判されて雑誌の連載を打ち切られた)

 現在では、アニメといえば、アニメオタクに支えられて一大マーケットを築いている。アニメイト(アニメや漫画などに特化した専門店)などは、全国にチェーンストアを展開するまでに巨大化している。

 ちなみに、アニメイト創業者は個人として莫大な収入を得ている。(20年ぐらい前ですでに6千万円以上、いまではそれを軽く超えているはず)

 最近公開されたアニメ「君の名は」は、公開一ヶ月足らずで配収100億円を超えた。これは子供向けでは無い、アニメ好きの若者を対象としたものであるのは間違いない。

 それはさておき、上記したことを整理すると、日本では一般男性は「若い女性好き」が顕著であり、そしてオタク男性は「アニメ好き=ロリコン的嗜好」という2大潮流があると思われる。(あくまで通説に基づいた仮説である)

1)一般男性=若い女性が好き(18歳〜29歳までの女性)
2)オタク=アニメ好き、ロリコン嗜好

 オタクも一般男性ではないのかという指摘もあると思われるが、分かり易くあえて区分しただけである、深く追求しないでください。あしからず。

 そんな訳で、この2大潮流を合体させたものが、「日本の男はロリコン」なる所以であるに違いない。それは一般的なロリコンの定義とは違っているが、日本ならではの新しいロリコンの定義ということもできる。

 この日本流ロリコンの定義を端的にいえば、20代までの女性はかろうじてロリコン嗜好の範疇に入るが、三十路を迎えると一気に熟女となってしまう。これはある意味では画期的なことかもしれない。(別にそうでもないか)

 いうなれば、日本はロリコンの世界にかつてない世界をもたらしたともいえる。誤解を承知でいえば、日本独自の世界観であるのは間違いない。欧米がどーしたこーしたとか、そんなの関係ねーとばかりに進化してきたといえる。

 例えば壇蜜さんなどは、29歳ぐらいからすでに熟女とされた。

 それが何を物語るかといえば、いまさら言うまでもない、日本流ロリコンの定義では、「女性は30歳過ぎたらオバサン」だからだ。いやはや。

壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)
壇蜜日記 (文春文庫 た 92-1)

熟女の魅力はいずこに!

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 壇蜜さんは、若くして熟女とされて、それが一人歩きして定着してしまった。誰もそれに異議を呈しなかった。(一般的には34歳までは若者とされる)

 それが商売だったということもできるが、いかにも日本的な世界観だったのは否めない。アイドルの世界では20歳前半で、すでに劣化したと揶揄される。日本のロリコン的世界観では、人間として成長することは否定的な要素らしい。

 ところが世界に目を向けてみると、その視点がずいぶんと異なってくる。

 とくに欧米では、40歳前後の女性の人気が高いらしい。酸いも甘いも経験済みの知性ある女性こそが、男たちの垂涎の的となっているとか。

仏女性ジャーナリスト「日本で女性が自由になれないのは男性がロリコンだから」
 日本人夫婦にセックスレスが多い理由を「バーチャル文化が発達しすぎて、本物の女性に恐怖心がある」と分析。また、40歳すぎて恋愛を謳歌すると「年甲斐もなく」、年を重ねると「劣化」という日本の風潮について、「それもロリコンが根づいているからじゃないかしら。ヨーロッパでは40代の女性がすごく魅力的だし、人気もある」と、またもやロリコンを指摘した。

 だから欧米のほうが成熟しているというつもりはないが、大人の楽しみ方という部分では、日本よりはるかに深化しているようだ。

 恋愛にしてもその過程の楽しみ方が違うようだ。欧米の男たちは、知性や経験があり、一見すると扱いにくそうな女性こそ口説きがいがあるとするそうだ。それは別の意味では、異国を征服することと同義である。違うか。

 うがった見方をすれは、欧米の男たちは国の歴史を追体験しているといえる。なにしろ、欧米各国は常に戦いの歴史だったからだ。ローマ時代を顧みれば、あながち間違いではないと思われるがいかに。

 一方、日本のロリコン嗜好では、知性や経験がない方がピュアとされる。そして、自分の言うことを聞くことがなによりも優先されるとか。

 これを裏返せば、ある意味では女性に恐怖心があるからではないか。いったい、いつからそうなったのか。やはり80年代のあのロリコンブームが端を発していたか、と思わざるを得ない。

 少子高齢化も、その頃からスタートし始めたといえる。日本流ロリコンの定着化は、セックレスと少子化を伴って日本を未曾有の世界へと導くか。

おまけ/日本にロリコンが多いのはなぜか

・こういったらまた言われるんだろうけどアニメの影響じゃない?
・日本だけでなく男性は美人系よりかわいい系が好きだよね。
・秋元康は、ロリコンを増やしてる第一人者だと思う。

・結局、自分の支配下に置きたいだけじゃない?
・宮崎駿もこんなだしな…。
・日本だけがロリコンが多いんじゃないよ。欧米の男でも多いよ。だから欧米はロリコンの規制が厳しいんだよ。

・ロリコンのキモオタ共を喜ばす商品で溢れかえってるから。
・モテナイ人が本当にモテナイ国だから。

引用:なぜ日本には「ロリコン」の男が多いのか

冒頭写真:森下仁丹CM/壇蜜

追記:
 日本のロリコン趣味は、現在、世界では笑い者でしか無いが、原宿などから発信されたカワイイ文化が世界的に通用したように。もしかしたら、日本のロリコンが世界に波及する日がこないとも限らない。

 ちなみに、当方は若い女性が好きだ。それから壇蜜さんも十分に射程距離である。40代の魅力的な知性派女性も悪くは無い。いやはや、たんなる女性好きといえるだろう。

想いの軌跡―1975‐2012 塩野七生
はじめて明かされる創造の流儀。地中海はインターネットでは絶対にわからない。陽光を浴び、風に吹かれ、大気を胸深く吸う必要がある――。
想いの軌跡―1975‐2012

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