■時代と流行|100年の時代紀 2016年(上半期)の出来事を顧みる

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2016年、ゲスが蔓延した世の中に!

 2016年、国民の共通番号制度「マイナンバー」がスタートした。これが不穏な世の中を象徴していたか、次々とよからぬ出来事が起きていった。まず芸能界では、国民的アイドルといわれたスマップが、独立騒動を経たあと、一旦収束するも深い溝が埋まらずに「スマップ解散」を発表した。

 そして次に、2016年を象徴したと言っても過言ではない「ゲス不倫騒動」が起きて巷を騒がせた。これは、清廉さが売りだった「ベッキーさん」と「ゲスの極み」とかいうバンドの川谷なんとかの不倫を「週間文春」が暴露したのである。週間文春は、2016年次々とスクープを連発して止まなかった。

 ちなみに、ベッキーさんはゲス不倫騒動の最中に、LINE上に週刊文春を「センテンススプリング」と残して迷言となった。

 ベッキーさんは、この騒動以後はもはや清廉というイメージを失ってしまった。そして、いまだに芸能界への完全復帰を果たしていない。このゲス不倫騒動が、歯止めを外したのか知らないが、芸能界では次々と不倫騒動が明らかとなった。他には、覚せい剤使用で「清原元選手」をはじめ、次々と逮捕された。

 政治・経済関連では、「アベノミクス」がなんの効果も発揮しないまま時が過ぎ去った。日銀もマイナス金利を導入した後は、もはや打てる手はない状況となっていた。しかし、不思議にも年末になってドル高円安、そして株高となった。

 この現象は、アベノミクスとは関係なく外的要因のなせる技であった。アメリカで「トランプ大統領」が誕生したからだった。

 企業関連では、相変わらず「ブラック企業」が跋扈していた。そしてついに、あの大手広告会社「電通」に労働基準局の手入れが入った。IT企業では、利益を追求するあまりインチキがまかり通っていた。IT企業大手「DeNA」は、インチキがバレて傘下のキュレーションメディアをすべて閉鎖する羽目となった。

「東京五輪」「豊洲新市場」の問題では、その利権の構図が明らかにはされなかった。いくらなんでも怪しすぎるとメディアがいくら暴露しても、鵺(化け物)のような得体の知れない利権者たちは、一向に躊躇する気配はなかった。

 このままでは2020東京五輪は汚れたオリンピックになるに違いない。また、豊洲もおなじく、日本の台所(魚市場)は「シンクの三角コーナー」になってしまった。

 アベノミクスはごまかし、ブラック企業は詐欺、IT企業はインチキ、芸能界はゲス、東京五輪や豊洲では鵺が蔓延っている。  

 2016年を総じていえば、やはり「ゲスが蔓延し跋扈している日本」の実態が明らかになった1年といえるに違いない。

2016年上半期、1月〜6月の出来事

2016年1月 センテンススプリング


デザイン:佐藤可士和 引用:http://www.jagda.or.jp/awards/kamekura/04/img/img01.jpg

 国民の「マイナンバー制度」がスタートした。これにより、マイナンバー詐欺という新たな手口が生まれた。例えば、「マイナンバーが流出した。登録抹消のために現金を振り込め」などの事案が多く発生した。 

 国民的アイドル「スマップ」の独立騒動が勃発した。マネージャーとメンバーによる独立と、それを阻止するジャニーズ事務所という構図が明らかになる。一旦は収束する気配を見せたが、深い溝が仇となり結局は8月に解散を発表した。

 この騒動の裏で動いたジャニーズ事務所の傲慢さが露呈する。事務所の側に唯一ついたキムタクは、その後人気が低落してしまった。スマップ解散騒動は、日本の芸能界の前近代的な様相が暴露された事案だったといえる。

 芸能界一、安心・安全と清廉なイメージがあった「ベッキーさん」の不倫が暴露された。相手は「ゲスの極み」というバンドのメンバー、川谷なんとかであった。この不倫騒動は、その後の動向も「ゲスの極み」となっていた。

 ベッキーさんと不倫相手のLINEでのやりとりが流失し、さらに事態は悪化していった。ベッキーさんのイメージは、底抜けのダダ下がりとなってしまった。ベッキーさんがLINEに残した「センテンススプリング(週間文春の意)」は、実に秀逸な表現であり、そして強く印象に残った。

 政治・経済関連では、甘粕経済再生相の「不適切な金銭のやりとり」が発覚し大臣を辞任した。政治家とカネの問題はこの後も続いて、そして地方へも波及していった。日銀は、インフラ目標を達成できない焦りから、禁断の手口であるマイナス金利の導入を決定した。(その効果はあまり無かったが)

 東日本大震災の復興工事にからんだ「談合」が発覚した。東京地検特捜部は、工事に関わった道路舗装会社・約20社の本社や支社への強制捜査に着手した。

<主な出来事>
・共通番号制度「マイナンバー」がスタート
・スマップ独立騒動
・産廃業者、廃棄処分の食品を不正に流通させる
・震災復興工事で談合、強制捜査が入る
・ベッキーさん、不倫が発覚する
・日本銀行、追加金融緩和策として「マイナス金利政策」を導入する

2016年2月 シャープが鴻海傘下に


引用:http://prt.iza.ne.jp/images/news/150512/tpc15051214330001-m1.jpg

 元野球界のスター清原和博が、「覚せい剤取締法違反」の容疑で逮捕された。メディアでは、かねてより噂が流れていたが事実だったことが明らかとなった。

 混迷を深めていた経営再建中の「シャープ」は、ついに台湾の鴻海精密工業に買収されることが決定した。シャープ経営トップは、買収後も経営陣を温存するという約束を信じて鴻海傘下入りを決定していた。

 しかし、その約束は買収後、すぐに空手形だったことが露呈した。シャープの経営トップは、目の付けどころがシャープではなかった。シャープでは、その後人材の流失が続き、競争力のある製品開発が危ぶまれている。

 すったもんだの末、ようやく「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)」が合意に至り署名された。しかし、その場には日本側の交渉役だった甘粕元大臣の姿はなかった。1月に不適切な金銭授受問題で辞任していたからだった。

 ファミリーマートとサークルKサンクス(ユニーグループ)は、9月1日付で経営統合し「ユニー・ファミリーマートホールディングス」を発足すると発表した。これで、ファミリーマートとサンクス連合は、ローソンを抜いてコンビニ2位の座についた。コンビニ業界の競争激化からローソンの成り行きが注目される。

<主な出来事>
・TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が合意、署名された。
・シャープ、鴻海傘下に
・清原元選手、覚せい剤違反で逮捕される
・日本の総人口が減少、日本の総人口は1億2711万人
・ファミリーマートとサークルKが統合

2016年3月 保育園落ちた日本死ね!!!


引用:http://www.likejapan.com/sites/default/files/editors/1594/20161201175447_kEayj9QK.jpeg

 日本中で育児環境が悪化する中で、保育園への入所に落ちた母親が、「保育園落ちた日本死ね!!!」と憤りのない思いをブログに書いた。これが世間に広まり、大きな話題となった。国会でもこの問題が取り上げられた。

 少子高齢化の日本では、本来であれば育児環境がより整備されてしかるべきであるが、一向に改善されず、むしろ新規の保育園開設が周辺住民の反対でつぶされる始末となっている。「日本死ね!!!」と言いたくもなるだろう。

 民主党と維新の党が合併し、「民進党」が発足した。大きな期待を集めるかと思いきや、その反対でまったく話題にもならなかった。世間では、また烏合の衆が寄って集ったか、という程度しかなかった。

「北海道新幹線」が開通した。これで日本列島の九州から北海道まで(四国を除く)新幹線で結ばれることになった。

 ベルギー・ブリュッセルの空港、地下鉄で「爆弾テロ」が発生した。危惧された欧州の「難民政策」が、如実となって現れた。このあと、ドイツやパリでもテロが続いた。ドイツが主導した人道主義的な難民政策の是非が問われることになった。

 未曾有の損害をもたらした「東日本大震災」から5年が過ぎた。

<主な出来事>
・保育園落ちた日本死ね!、が大きな話題となる
・民主党と維新の党が合併、民進党が発足した
・北海道新幹線が開通した
・ベルギーで爆弾テロ
・オバマ大統領、キューバ訪問
・コメンテーターの乙武洋匡さん、不倫が発覚
・集団的自衛権の行使を可能にした「安全保障関連法」が施行した

2016年4月 燃費不正


引用:http://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/010/431/230/c968739c88.jpg

「電力の完全自由化」がはじまった。一般企業の電力市場参入により、消費者は自由に電力会社を選べるようになった。

 4月14日、「熊本地震」が発生した。震度7の地震によって熊本城などが大きな被害を受けた。16日も同規模の地震が発生し、被害地域は広範囲に拡がった。

 三菱自動車は、自社の軽自動車で「燃費データ不正」をしていたことが発覚した。その後、その他の車種も同様であったことが明らかになった。三菱自動車は、以前にも欠陥を放置し、隠蔽した過去があり、今回の事案でまた信頼を失ってしまった。このあと、三菱自動車は日産傘下で再建を図ることになった。

 読売巨人軍の選手が「野球賭博」で逮捕された。野球人気の衰えを象徴するかのように、かつて人気を誇った巨人軍からの逮捕者であった。これに際し、巨人軍に君臨してきた渡邉恒雄特別顧問が辞任を発表した。

 パクリ疑惑で選考し直した「2020東京五輪のエンブレム」が決定した。

<主な出来事>
・電力完全自由化はじまる
・シャープと鴻海、契約を締結
・中国が課税強化を実施、爆買いの終了
・熊本地震が発生、熊本城の城壁も崩れる
・三菱自動車、燃費不正で懲りない体質が明らかに
・2020東京五輪エンブレムが決定する

2016年5月 パナマ文書


引用:http://stat.ameba.jp/user_images/20160405/15/fxicon/1c/d0/j/o0609034313612124396.jpg

 先進国首脳会議「伊勢志摩サミット」が開催された。バラク・オバマアメリカ大統領が、現役の大統領として初めて広島を訪問し、広島平和公園で献花した。

 CIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」をHP上で公開した。多くの企業や富裕層が、タックスヘイブン(租税回避地)を利用している実態が暴露された。

 タックスヘイブンは、富める者がさらに富を増大させるシステムとして知られてきたが、その実態の一端が明らかにされた。しかし、いまだ何も変わることはなく温存されて、不公正さが是正されたとはいえない。

「燃費不正」で信頼が失墜した三菱自動車が、日産傘下に入ることに決定した。

 東京大学の学生、大学院生などが、「強制わいせつ」の容疑で逮捕された。その鬼畜な所業は、自己中心的でいびつな考え方が根底にあったと判明した。このあとも慶応大学や千葉大学などで同様の事件が露呈した。

<主な出来事>
・タックヘイブン流失文書「パナマ文書」が公開される
・伊勢志摩サミット
・オバマ大統領、広島訪問
・三菱自動車、日産傘下に
・演出家・蜷川幸雄さん死去
・東大ヤリサー、強制わいせつで逮捕

2016年6月 東京都知事辞任


引用:http://ichef.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/CACE/production/_89981915_ab4bdabd-ddbb-48ed-bf68-d68a240aa750.jpg

 舛添東京都知事が任期途中で辞任した。かねてより不適切な会計処理や私的流用の疑惑に包まれていたが、ついに辞任を余儀なくされた。

 疑惑のデパートと化した舛添都知事であったが、それを選択した東京都民にも責任の一端があったのは言うまでもなかった。有名人やタレントばかりを、都知事に選ぶという東京都民の姿勢が問われることになった。

 公職選挙法が改正されて「18歳選挙権」が施行された。これで18歳から選挙投票ができ、現役高校生でも可能となった。

 中国・上海に「上海ディズニーランド」がオープンした。

 英国で、EUに残留すべきか離脱すべきかを問う国民投票が行われ、離脱支持が過半数に達した。EU域内では、ドイツ主導の官僚主義や難民政策に不満を抱える国が、英国に続くのではと危惧された。EUは発足以来、最大の転換点を迎えた。

<主な出来事>
・消費税率引き上げを2年半延期
・113番新元素は「ニホニウム」に
・18歳選挙権施行
・舛添東京都知事が辞職
・上海ディズニーランドがオープン
・イチローが、日米通算4257安打を達成
・米フロリダで銃乱射、49人死亡
・英国民投票で「EU離脱」に

100年の時代紀/2016年(下半期)の出来事を顧みる

冒頭写真:豊洲新市場
引用:http://prt.iza.ne.jp/kiji/politics/images/160816/plt16081620300002-p1.jpg

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