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■書籍|東京アンダーワールド 夜の六本木を支配した男

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東京アンダーワールド (角川文庫)
東京のマフィア・ボスと呼ばれ、夜の六本木を支配した男の、
奇想天外で波瀾万丈の生涯を明らかに!

六本木の陽は、今日も暮れて!

アンダーワールドは、何処に!

これまでに海外のアンダーワールドをいくつか紹介したので、今回は日本のアンダーワールドに触れてみたい。昨今、六本木周辺でのアンダーワールドな動きが、メディアでも大きく報じられている。東京に限らず、夜の世界が闇の勢力に支配されているのは、いまに始まったことではない。したがって、特に珍しいことではない。

しかし、今回、巷を騒がせている関東連合という元暴走族を基盤とする、反グレと称される集団は、過去の類型に当てはまらないこともあり注目を集めている。

また、その実態が不明なことも不気味である。振り込め詐欺等の実行部隊も担っていたと思われることから、さらにその闇は深いと云わざる得ない。この集団については、何故か大手メディアは取り上げることが少なかった。現在、報道されている内容の多くは、随分前からネット上では盛んに云われていたのである。ネット上には、このようなアンダーワールドのネタをやりとりする掲示板がある。

そこでは、かなり詳しい内容が書き込まれていたりする。しかし、それが、本当なのかどうかは判断できない。なかには、内部からのリークも含まれているかも知れないが、それは知る由もないのである。

六本木に限らず、どこでも闇は深い!

当該ブログで、DJ、プロデューサーであり、ストリートのカリスマと云われる藤原ヒロシ(以下、藤原)を取り上げたことがある。その際、その音楽の代表作が知りたくて、グーグルで検索したのである。なんと検索の関連項目のなかに、藤原、関東連合とあるではないか。なるほどねと思ったのである。

ネット上には、それを示唆する書き込みが多数あったが、グーグル検索の関連項目として堂々と出てくるとは思わなかった。そんなに有名であったかと今更ながら思うのであった。

このことに関しては、ご存知無い方もいると思うので若干説明します。藤原は音楽、特にクラブ系の世界ではカリスマ的存在である、と同時に、アパレルの世界にも進出しており、ノーウェアというアパレル会社?を持っている。

この会社を立ち上げる際に、闇の勢力から資金提供を受けたようなのである。以降、藤原は原宿のストリート系ファッションのカリスマとして、その影響力を発揮し数々の新興ブランドの立ち上げに闇の勢力の資金を融通する仲介役として活躍したとある。なんと、あのNIGOのエイプなども、そのうちの一つだったらしい。

一時期、裏原宿のブランドが注目されたが、そのなかの多くが、何らかのかたちで資金を融通してもらいその支配下にあったとされる。原宿の新興ブランド、闇の資金、藤原という図式がどうやらあったようである。

ストリートのカリスマとは、そういう意味であったか。という謎が解けたような思いであった。しかし、これらは何の裏付けの無いネットの情報である。そこは、何卒ご了解願いたいと思うのである。しかし、個人的には、そのような背景と音楽は切り離して捉えたいと思うのだが…。

何故かと云えば、藤原の音楽は嫌いではないからである。アメリカでは、ヒップホップの世界でギャングスタラップというのがあるとおり、珍しくもないことである。しかし、何をやってもいいという訳ではないのは云うまでもない!


六本木交差点

東京アンダーワールド

さて、今回のテーマである「東京アンダーワールド」であるが、これはいまの六本木の話ではない。終戦後間もない1950年代に始まった六本木の裏社会のはなしである。まだ現在のような歓楽街として開かれていない、遠い昔の六本木を舞台に繰り広げられる魑魅魍魎の世界である。ニック・ザペッティという兵隊上がりの外国人を中心に、そのニックが六本木に開いた「ニコラス」というレストランに集まる有名人、やくざ、政治家などが織りなす六本木を中心とした裏ストーリーである。

面白いことに、これを書いたのが外国人であることである。ロバート・ホワイティングという「菊とバット」を書いたことで知られている作家?である。ところで、前段が長くなってしまい本題の内容が薄いようであるが、これには訳がある。この本を持っていたはずなのに、またもや見つからないのである。ブックオフに売った覚えはないが、ないものは仕方が無い、と云う訳でこのような構成となった次第である。あしからず。

<本の紹介文より>
日本の暗部を鋭い視点で抉った衝撃作、待望の文庫化!!
東京のマフィア・ボスと呼ばれ、夜の六本木を支配した男の、奇想天外で波瀾万丈の生涯が明らかにする、日本のアンダーワールド。政府と犯罪組織の深く長い闇の絆――知られざるニッポンの姿がここにある!

以下は、東京アンダーワールド2、赤坂ラテンクオーターに関する本

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