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■書籍|映画秘宝という雑誌

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この雑誌、一癖も二癖もあり!

映画秘宝 2013年 06月号 [雑誌]
映画秘宝 2013年 06月号
どの映画誌も書けない掟破りの映画雑誌!
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「映画秘宝」という雑誌がある。現在、映画評論家やアメリカ文化の紹介者として活躍する町山智宏が、洋泉社という出版社で創刊した雑誌である。ちなみに、現在は雑誌であるが、創刊当時はムックという形式の年数回の刊行であった。ともかく、この雑誌は、一癖も二癖もある、一言で云えば変な雑誌である。

どう変かと云えば、とにかく文章を書いているライターの個性が少々強いのである。変なこだわりがあり、そして深い突っ込みが激しい。お洒落系の映画雑誌とは、徹底的に一線画す様がよく見て取れるのである。なんでも、この雑誌は、町山氏が宝島時代に手がけた「映画宝島」という雑誌の正当な流れを汲むらしい。

現在では、町山氏は編集にタッチはしてないが、時々は特集などを手がけているようだ。簡単に手を出すと、何だこれは!と思うかも知れないが、その内容の深さに嵌るとけっこう面白い雑誌である。

前田敦子は、DVDを1,000枚以上保有してるらしい!

「映画秘宝」6月号で、前田敦子のインタビュー記事が掲載されている。そのなかで、なんと、映画のDVDを1,000枚以上所有していると話している。どうやら、女優を目指すその心意気は本物らしい。何故、そこまで女優になりたいのか。それは伺い知ることが出来ないが。あるサイトの記事によると、彼女はひとりで名画座などにも映画を観に出かけるそうである。この嵌り具合は半端でない、将来、映画評論などを手がける気ではないだろうが…。

それはさておき、彼女の主演映画が公開されるようだ。ホラーの名手である中田秀夫監督による「クロユリ団地」という映画らしい。前田敦子の女優としての真価が問われる一作である。ファンは何としても、観に行った方がいいんじゃないか。これが、転けると彼女へのオファーが今後どうなるか。という一作である。その動向には注目したいと思うのである。

仁義なき戦い、公開40周年!

「映画秘宝」4月号で、「仁義なき戦い」撮影当時のエピソードを梅宮辰夫が語っている。現在では、孫娘を猫可愛がる渋いジイサンとして有名であるが。当時は、破天荒そのものであったようだ。撮影当時は、毎日のように役者同士で飲み歩いていたようである。あの迫力ある役者たちが揃っては、周囲はその危ない雰囲気にビビったことだろう。

個人的には、この映画はほとんど名画座で観たので、真のファンとは云いがたいが、これを観た当時はずいぶんと嵌ったものである。「おえりゃーせんのー」とかの広島弁が一時期流行ったのを覚えている。そのうち、「仁義なき戦い」は映画のカテゴリーで詳しく紹介したいと思うのである。しかし、もう40周年か、なるほど、自分も年を重ねたようである。

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2012年、映画ワースト3

話は、ちょっと古いが、「映画秘宝」で2012年度の映画ワーストが発表されていた。ワースト1に輝いたのは。「バットマン・ダークナイト・ライジング」であった。そして、ワースト2は、「プロメテウス」であり、ワースト3は、「エヴァンゲリヲン劇場版Q」となっている。個人的な感想は、バットマンはDVDで観たが、いまいち感が拭えなかった。また、プロメテウスは期待が大きかったので若干失望した次第である。次に期待したい。

エヴァンゲリヲンは観ていない。映画秘宝では、これらの欠点として概ね作劇上(脚本?)の問題点を指摘している。これには、個人的にも概ね納得できるのであった。バットマンなんぞは感情移入できる箇所さえなかったと記憶している。どうしたんだ、クリストファー・ノーランよ!。と云っておく。

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