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■映画|ツイハーク監督作「通天帝国」

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女帝即位を前に怪事件が起きる!

王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 [DVD]
王朝の陰謀/判事ディーと人体発火怪奇事件 ツイハーク監督

本作の日本タイトルは、「王朝の陰謀/判事ディーと人体発火怪奇事件」という長いものである。原題は、「通天帝国」である。通天とは、仏教に関連したものだろうか。映画のなかに、通天仏という日本で良く見かける観音様のようなものが出てくる。帝国は、唐王朝を指している。

本作は、ツイハーク監督らしさ満点のワイヤーアクション、さらには中国の歴史的情緒が味わえる。そして、美術、特殊撮影等もなかなか豪華絢爛な作品である。

きっと制作費も半端なく掛かったに違いない。しかし、けっして傑作とは云いがたい。もし、名作、傑作の類いを観たいのであればお勧めしない。本作は、なにしろ荒唐無稽であり、それが一種の売りでもある。それを知った上で楽しめる人には、充分満足させる一作である。

さらに、もうひとつ、これが最大のポイントである。なんとゲオの連休中(たぶん)のキャンペーンでは、準新作にも関わらず80円で借りられるのだ。なお、場所によっては違うかも知れないので、その点はあしからず。

なんとカリーナ・ラウが、則天武后を演じている!

主役の判事ディーをアンデイ・ラウ、則天武后をカリーナ・ラウが演じている。なんと、カーウァイ監督の「欲望の翼」で共演した二人である。しかし、あれから約20年である。カリーナもすでに40代半ばではないか。すっかり貫禄ある女優となっている。ご存知の方も多いと思うが、カリーナは、香港の大スターであるトニー・レオンの奥様である。

「欲望の翼」では、キャバレーのダンサーであったが、本作では則天武后を演じるまでになった。これは、単に年をとったのか、演技の幅が広がったのか。個人的には、演技が熟達の域に達したと解釈したい。これは、なんというか遠回しには経験を積んだと同意語である。それじゃ、なんだ、単に年をとったと同じだろう。と思ったあなた。そのとおりである。

話は変わるが、アンディー・ラウである。なんと若々しいことよ。なんなんだ、この変わらぬ姿形は、と思うのである。たぶん、カリーナの夫トニーとそう変わらぬ年であろうと思うが、約20年前の「欲望の翼」で演じた警官役の頃とあまり変わらない印象である。また、アクションシーンも颯爽とこなしている。

ジャッキー・チェンといい香港スターはなんでこうも体が丈夫なんだろう。なんか食べ物が違うのかも知れない。その秘密を解き明かせば、けっこうな話題になるのではないか。

ところで、映画の解説的な記述が少ないのに気づきましたか。そう、特に解説する必要性がないのである。とにかく、寝転がってスナックを齧りながら気楽に観るには調度いい。そんな映画なんです。


判事ディー アンディ・ラウ

ストーリー|解説:映画.COMより
王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 : 作品情報 - 映画.com
王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。オランダ人外交官で小説家のロバート・ファン・ヒューリックが、中国の「公案小説」をモデルに執筆した推理小説「ディー判...

オランダ人外交官で小説家のロバート・ファン・ヒューリックが、中国の「公案小説」をモデルに執筆した推理小説「ディー判事」シリーズを、香港のツイ・ハーク監督が映画化。中国・唐王朝の時代。女帝・則天武后の即位を目前にひかえたある日、人体が突然発火して焼きつくされるという事件が連続して発生する。

7人の犠牲者はすべて政権を司る重要人物で、比類なき知性を持ち武術の達人である判事ディー・レンチェは、相棒のドンライとともに事件を解決するため捜査にあたる。主演のアンディ・ラウほか、リー・ビンビン、レオン・カーフェイ、カリーナ・ラウら香港・中国のスターが集う。


倒壊する通天仏

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