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■音楽|吉田拓郎 ソファーのくぼみ

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キス・ミー・アゲイン!

先日、テレサ野田を紹介したときに、彼女の「ソファーのくぼみ」という曲を検索したのである。その結果、彼女自身が歌うものは見つからなかった。

しかし、なんと楽曲提供者である吉田拓郎のデモ・テープ音源がユーチューブにアップされていた。個人的には、この曲をはじめて聴いた次第である。

音源は良くないが、なかなか雰囲気のある良い曲である。しかし、それも然ることながら、その映像が気になって仕方がない。男性ならきっと同感して頂けると思うが…。

(ソファーのくぼみ/吉田拓郎(テレサ野田に提供した楽曲のデモ)の動画は、残念ながら削除されました)

その変わりに、以下の動画を貼りました。ちなみに楽曲の制作陣は、作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦、編曲:坂本龍一となっています。けっこう、強力な布陣である。


トロピカル ラブ テレサ野田(’79)

男の我がまま、自分勝手に反省する次第である

テレサ野田の「ソファーにくぼみ」は聴いたことがないが、楽曲はなかなか良い雰囲気である。なんとか、彼女が歌ったものを聴きたいと思うぐらいである。この歌の作詞・作曲は、吉田拓郎である。

この曲を聴いて思うのは、やはり彼は70年代を代表する創造者のひとりであった、と今更ながらに感じる次第である。

個人的には、歌詩の内容に心震える部分があった。それは、次の一節である。

あなたが つけた

ソファーのくぼみ 

温もり消えないうちは 

キス・ミー もういちど

キス・ミー・アゲイン ひとりにしないでね

男は大概そうであるが、恋人や妻となってしまった女性に対して、冷淡になることがしばしばある。それは、ある意味では男の勝手な思い込みが原因である。すでに恋人である、

または妻であるという確定的要素が男を増長させるのである。その結果、女性の想いとは裏腹な行動をすることになる。

恋人未満では思いやる姿勢があったのに、それが嘘のように失われるのである。これは、男がいつまでも子供っぽいことを象徴している。個人的には、この歌詞の一節に遠い記憶を呼び覚まされたのであった。まこと、反省する次第である。

まだ若く、経験を積んでいない男性には、理解できないかも知れないが。妻帯者の方々は、きっと思い当たる節がひとつやふたつあるに違いないと思うのである。

いかがだろうか。

冒頭写真:「八月の濡れた砂」のワンシーンより テレサ野田さん(当時14歳だそうです)

以下は、テレサ野田「ソファーのくぼみ」が収録されたアルバム。
女優が歌った曲を集めたコンピレーション・アルバム。音源として貴重なものである。

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