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■デザイン|ハウス・ビジョン展 2013 数奇の家

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いま、日本の住を改めて捉え直す!!

日本の住まいの未来はどこにあるか?

ハウスビジョン公式サイト
http://www.house-vision.jp/

ハウスビジョン展というものが、2013年3月に行われたらしい。実は、個人的には見ていないので詳しく紹介できないが、しかし、その内容は大変に興味深いのものである。

この展示は、日本の住まいを改めて捉え直すという試みらしい。明治維新以降、日本が進めてきた西洋の考えに基づく合理的な住まいというものを、いま一度捉え直し、日本固有の豊かさとは何かを考えて、新しい住まいを提案する実験的な試みの展示のようである。

日本の住まいには、これまでにも和洋折衷や和魂洋才という言葉や、考え方があったが、そのような範疇を超えて現代の住まいとは、日本の住まいとは何かを問いかけるのもこの展示の意味であるらしい。


数奇の家

この展示で紹介されている住まいには、伝統を価値と捉えた住まい「数奇の家」、総合家電のようになった住まい「移動とエネルギーの家」、シェアリングする住まい「地域社会圏」、家具を根底とした住まい「家具の家」、家を編集する住まい「編集する家」などが展示されている。

これらは、すべて企業と建築家、デザイナーの共同作業によって作られたものである。個人的には、伝統を価値として捉えた「数奇の家」に興味がある。これは、現代アーティストである杉本博司と住友林業の共同作業によるものである。

個々の住まいの提案は面白いのだが、しかし、個人的に思うのは、住まいが集合して構成される街という概念が欠けているように感じるのだが、それは勘違いか。個人的には、いまの日本の住環境で一番欠けてるのは街並みの美しさである。と思うのだが、皆さんは如何に思いますか。

かつての日本には、美しい街並があった。失われたものを嘆いても仕方が無いが、せめて、これから新しくできる、または再開発する街並には「美しい街並」という概念をぜひ取り入れてほしいと思う次第である。


会場内の設営風景どうやら木に注目しているようだ。日本固有の家には、やはり木が似合うか!


数奇の家のイメージコンセプト図

HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION

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