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■映画|極私的に選んだ映画のBEST その2

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なんとメジャーな名作が勢揃いなのである!


勝手にしやがれ ベルモンドとセバーグ

特にこだわりもなく、思いつくままに並べてみた…。

前回、1〜5位までを紹介したので、その続きです。今回も、特にこれといってこだわる事無く、思いつくままに選んでみました。しかし、以外にも名作とか傑作といわれる作品ばかりとなったのである。個人的には、かつてはマイナー映画が好きであったが、それらが一本もない。現在の好みは、やはり娯楽性に重点が置かれているようである。何故、そうなったのかは知る由もないことである。

また、1930年代、40年代の作品もない。あの時代は名作揃いだが、何故か今回はランクインしなかった。そして、今回も2000年代以降の作品は一本もない。何故か、観たはずだがあまり思い出せない。CGの技術は凄いが、あまり記憶に残る作品性がなかったようである。それは、脚本のせいか、あるいは企画のせいか。それは分からないが、監督の技量は卓越さを増しているように思うが、如何に。

極私的に選んだ映画のBEST 6位〜10位まで!

6|七人の侍

言わずと知れた日本が世界に誇る、巨匠・黒沢明の最高傑作!。撮影中にあそこの家邪魔だからどかせと言ったとか?。数々の伝説も残されている。この映画の魅力は、その娯楽性と芸術性の絶妙な融合具合にあるだろう。さすが、黒沢である。

監督:黒沢明 主役:三船敏郎 公開:1954年

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7|地獄に堕ちた勇者ども

倦怠と退廃の雰囲気が画面を支配するこの映画は、失われたヨーロッパの良き時代への鎮魂歌か。貴族出身の監督は、倦怠と退廃の美を惜しみなく表現する。欧州の資産家が齎した文化の片鱗が痛々しくもあり、かつ妖しい魅力を放っている。

監督:ルキノ・ヴィスコンティ 公開:1970年

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8|大人は判ってくれない

ヌーベルバーグの旗手、トリュフォーのデビュー作である。誰にでもある思春期の社会へのとまどい、大人への反発心といったものを繊細に、ときに大胆に映像化する。鑑別所を脱走し、走り続けた末に海へと出る。ラスト・シーンが感動である。

監督:フランソワ・トリュフォー 公開:1960年

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9|勝手にしやがれ

トリフォーと同じく、ヌーベルバーグを担ったゴダールの傑作である。芸術志向の強いゴダール作品のなかでは娯楽的要素のある作品。チンピラが徘徊するパリの街並が美しい。主役のベルモンドは、投げやりな態度とユーモアを重ね合わせたような演技が素晴らしい。一種捨て鉢のような態度の主人公は、ゴダールのコンプレックスの裏返しのように感じる。

監督:ジャン・リュック・ゴダール 公開:1960年

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10|地獄の黙示録
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コッポラ監督が破綻の瀬戸際に追い込まれた記念碑的作品。この映画は史実とは関係ない。あくまでコッポラの戦争映画である。そして、ホントにコッポラは、映画との戦いの日々となった。苦悩のすえピストルを頭に当てている写真が残されているほどだ。そして、完成した作品は壮大なモンド映画であった。

監督:フランシス・フォード・コッポラ 公開:1980年

モンドの意味とは、イタリア映画「世界残酷物語」原題MONDO CANEに由来する。見てくれを重視した、やらせやセンセーショナルな演出を特徴とした映画である。また、それらを臆面もなく堂々と行うのを如何にもモンドらしいという。

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