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■NOKKO|キスがきこえる 

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そこには、NOKKO特有の感性がきこえる!


NOKKO キスがきこえる

NOKKOさん、待望の新アルバムを11月に発売するようです!。なんと14年ぶりのオリジナル中心のアルバムらしい。これは楽しみである。

NOKKOらしさ、面目躍如の一曲である!

キスは、きこえるというものなのか?。などと考えてはいけない。

そんな野暮はおとといおいで、という感じで軽く去なしておきたい。そう、たしかに可笑しいかも知れないが、それでいいのだ。と個人的には思うのである。あくまで、そのような気分の問題である。それを感じられないのは、たぶん感性や想像力が鈍っている証である。ときどき、あからさまに文法が違うとかいう輩がいるが、そんなにいうのなら自分で創作してみろ!。と言ってやりたい。

それはさておき、この「キスがきこえる」であるが、NOKKOさんの最後のアルバム?と言われる「Viaje(ヴィアッヘ)」に収録されている。ちなみに、彼女はその後もアルバムを出しているが、オリジナル曲を中心としたものは前述したアルバム以後はないと言っていいだろう。個人的には、このアルバムを大変気に入っている次第である。なにしろ、「ヌーチェの朝」「アイ・ラブ・ユー」など名曲揃いである。もちろん、「キスがきこえる」もそうである。

ところで、Viaje(ヴィアッヘ)を最後のアルバムと書いたが、冒頭に紹介した様にどうやら新しいアルバムが出るようである。しかもオリジナル中心である。しかし、14年ぶりとは、ずいぶんと待たせてくれました。しかし、NOKKOさんが、満を持して発表するからには、たぶん期待していいと思います。

さて、話は元に戻りまして、この曲は、軽快なリズムが印象的である。このキレのいいアレンジは、屋敷豪太である。そして、NOKKOさんの抑え気味の歌声は、大人な雰囲気を醸し出している。当時のNOKKOさんは、30代後半に差し掛かる年齢であったはずである。かつての絶叫型ではなく、落ち着いたなかにも情熱を秘めた歌声を聴かせてくれる。これが、なんともいい感じである。個人的にもっと文学的知識があれば、魅力的な言葉で表現したいのだが、残念ながらその素養がない。

NOKKOさんは、ソロとなって3作目のアルバム「カラード」以降、急速に劣化した。また、その歌声も何故か衰えてしまった。と言われたようであるが、個人的には、それはそれで、別次元の味わいをもたらした。そう感じている。この「キスがきこえる」を含む「Viaje(ヴィアッヘ)」というアルバムでは、ギリギリのところで踏ん張る、そんなNOKKOさんのひたむきな情熱が感じられるのである。

かつてのような伸びやかな歌声はもうないが、それでも、いまでなければ歌うことができないものがある。そんな雰囲気が濃厚に漂っている。それは、失われたものは愛しくもあり、また切なくもあるが、それでも前を向いていこうという姿勢である。あくまで、個人的な想いであるが、そんなことを考えながら「キスがきこえる」を聴いている次第である。

NOKKOさんは、作詞の才能を高く評価されているが、この曲も彼女ならではの感性が如何なく発揮されている。その言葉の選択がとてもセンスがいい。それは、曲のタイトルも然りである。以下は、その詞の一節である。なんとも、その想いは切ないのである。

■キスがきこえる アルバム「Viaje(ヴィアッヘ)」に収録
作詞・歌:NOKKO 作曲・編曲:屋敷豪太 以下は、後半のサビの部分である。

キスがきこえる とても遠く 軽く弾む

キスがきこえる ああ やさしい なつかしい

キスがきこえる とても近く 心に響くよ

キスがきこえる ああ やさしい ああ なつかしい

<以下省略>

■新アルバム「THE NOKKO STORY」 11月8日発売!

1 I am sorry
2 虹を見たかい
3 Tonight is Night
4 渋谷オレンジ
5 赤い実
6 Cow Girl
7 Maybe Tomorrow(レベッカ時代の名曲をセルフカバー)
8 ゆうぐれなき
9 Walk A Mile my Shoes
10 星の見えない夜

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