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■社会|ネット炎上の関係式 プロ対世論の戦い

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専門家とネット世論の間には深くて暗い河がある!


ドワンゴ運営のニコファーレ 元ベルファーレ

ドワンゴ会長、ネット世論は底辺社会の戯言と断言か!?

個人的には、ドワンゴという会社のサービスには興味がない。たしか、ニコ動画がそうであったと思うが、個人的な好みとは違ったのであまりアクセスしたことがない。他にもサービスはあるだろうが、特に利用しようと思ったこともない。ターゲットがコア層に特化しているのか。それは知らないが、一般的ではないと思っている次第である。もちろん、一部の層のあいだでは話題であるのは知っている。

この会社の会長というのが、ネットの炎上について意見を述べたようだ。それによるとネット炎上およびネット世論を構成しているのは、社会的に底辺にある人達であると断言?している。自らの現実における立ち位置に不満、苛立ちを抱えた人達によってネット炎上は起きている。端的に言えばそういうことを言っている。これは、ある意味では正論であると感じる次第である。

しかし、問題はその後だ。この会長は、何事もプロ、いわゆる専門家に任せる方が社会はうまくいく、と言っていることにある。それは、国や企業の運営を指しているのは言うまでもない。この人は、その理由にプロ野球監督の采配を例に出して解説している。しかし、その理由には根本的な欠陥がある。いや、知っていながらわざと極論を言っていると思うのである。

監督の采配に対してファン達がネットを通じて何かを発言するのは、それは娯楽の延長に他ならない。それを提供している側にいるドワンゴという会社の役員が言うべきことではないだろう。そして、この監督采配を例にして国や企業の経営姿勢に対するネットおよび一般世論の意見に否定的な見解を示している。いわば、すべてプロにまかせろと。その方が、すべてうまくいくと。

企業の経営なら、それもいいとは思うが、国の経営には監視が必要である、と思う次第である。それは、いくらでも変わりがある企業とは違うからだ。国民は住む国を簡単には変えることはできない。かけがえの無い存在であるからだ。その国の経営、運営を一部のプロ、専門家だけに委ねることは出来ないだろう。何故かと云えば、単純である。それは、何をするか判らないからである。

企業の経営をしていると、世論の意見が鬱陶しくなるに違いない。しかし、企業だから、独善的にやればいいと思うのである。その結果、うまくいけばアップルになれるかもしれない。その反面、経営者の判断がまずければ市場から退場するだけである。企業と国家を一緒にするのが、そもそも違うだろうと言いたい。独善的な方が国の運営もうまくいくのなら中国に習って共産全体主義でもなる方がいいのか。

中国では、ほんの一部のプロ、専門家によって国が運営されていると言って過言ではないだろう。また、プロ、専門家によって造られ、運営された原子力発電所はどうなったか。さらに言えば、原発ができる過程はどうだったか。プロが暗躍して嘘をまくしたて民衆を懐柔したのでなかったか。プロ、専門家は必要だが、専門バカという言葉があることも、一般には広く知れ渡っているのである。

ここまで、あまり整理されたと言えないが、不明な点は以下にある掲示板の記事を参照して頂きたいと思います。以上

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