■デザイン|新国立競技場は利権の巣窟か 神宮外苑の行方は

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神宮外苑「1兆円プロジェクト」とは何だ!

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ザハ・ハディド 新国立競技場コンペ案 

新国立競技場、その巨大さの裏には隠された理由があった!?

最近何かと話題の新国立競技場である。その巨大さやデザインばかりが注目されているが、それは最終目的をクリアするための一里塚に過ぎないようだ。採用されたデザインを通すため(たぶん?)の外苑地区の規制緩和は、実はもっと巨大なプロジェクトの前段階に過ぎないようである。それは、何かといえば神宮外苑地区の再開発プロジェクトである。

再開発事態は悪いとは思わないが、オリンピックや国立競技場改築という機会に乗じて、これ幸いと進められることには何か違和感を感じる次第である。というか、そもそも外苑地区の再開発プロジェクトは、オリンピックや国立競技場改築などよりもずっと前からスタートしていたようである。それを考えると新国立競技場の巨大さは、好都合であったと思わざるを得ない。さらに、うがった見方をすれば再開発プロジェクトを進めることを理由に、ザハ・ハディドの案を通したという見方もできるはずだ。

この「外苑地区の再開発プロジェクト」とはいったい何か。それは、04年頃から大手代理店(たぶん電通か)が、その提案書を携えて大手ゼネコン各社を回っていたそうである。その内容は、「GAIEN PROJECT『21世紀の杜』」と題された外苑地区の再開発計画であった。国立競技場の建て直しや神宮球場のドーム化、外苑創建100周年に向けた「五輪招致」まで掲げていたそうである。

神宮外苑地区は、その設立(天皇のために民間の寄付で造営された)を背景にしたきびしい規制が設けられていた。それは、高さ制限であり、収益を優先した事業等が許可されないなどである。ところが、2013年6月この規制が緩和された。高さ制限は、これまでの15メートルから、75メートルにされた。ザハ・ハディドの新国立競技場案とぴたりと合致する次第である。

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ザハ・ハディド 中国に建設予定のデザイン案

これが何を意味するかといえば、上記した再開発計画が着々と進んでいる証である。国民の財産と言える外苑地区の環境を壊して、一部企業の利益を押し進めるという計画には違和感を感じるしかない。この計画は、関連記事によると一兆円規模に達するらしい。どうせ高層マンションが建ち並ぶであろうと思われるが、如何に。貴重な景観の変わりが、高層マンションとはなんとも貧しい発想である。

東京には景観という概念は要らないのだろうか。政治家やゼネコン、その関係者の利益享受者たちは、とりあえずは現世利益を優先したのだろう。その中心にいるのが、森元総理大臣と言われているが、如何にもありそうなことで何ともはやである。そして、オリンピックに浮かれて痛い目にあうのは国民だけという構図であり、またもや、いつか来た道が繰り返される日本である。

そのように思うのは当該ユーザーだけではないと感じるが、如何に。なお、この記事の参考文献は、日刊ゲンダイである。これだけで、なるほどねと思う人も多いはずである。このメディアを信頼しているかといえば、実はそうでもないが、今回の記事内容は当該ユーザーも同感する次第である。

この記事では、石原慎太郎、猪瀬東京都知事なども関わりがありそうだと書かれていた。石原元都知事は、利権を息子に継承させたいのだろう。また、猪瀬現知事は別の案件で現在問題となっている。なんとも、怪しいことこの上ない。

最新のニュースでは、新国立競技場は原案より22%縮小で最終検討に入ったそうである。これで、多少は周縁との調和が保たれるかもしれない。建築家槙文彦氏などの異論が功を成した格好である。

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槙文彦 4WTCビル ニューヨーク

新国立競技場の審査委員長、安藤忠雄は何故沈黙するのか!

新国立競技場の設計案を選定する審査委員長であった安藤忠雄であるが、彼は問題となっているザハ・ハディド案を押し進めた一人である。その建築費が問題となってからは、何故か沈黙したままである。彼は、当初予定された費用の倍以上という建築費を予想出来なかったのである。これはプロとして失格であるはずだ。それとも、裏に何かあるのか。当然、あったのだろうとしか思えないのだが…。

その理由は、安藤が沈黙しているからである。外苑地区の規制が緩和されたのは、彼が推薦する案を通すためであると推測できる。であるから、何かを言えばボロが出るのが見えているからに違いない。なお、あくまで個人的見解である。彼が、これまで数々の建築でその評価を高めてきたことは知っている。個人的にも彼の建築は好きである。故に、今回の出来事は納得し難いのである。

できれば、早く理由を説明して欲しいところである。そうでないと、彼は、単なる御用建築家かと見ざるを得ない。それは、まことに残念である。

これは、あくまで憶測であるが、安藤は何か裏で約束された事でもあるのか。再開発プロジェクトでは、大きな仕事が割り当てられるとか、何かありそうである。これは、どっちにしろ、いずれ明らかにあるだろうと思うのである。神宮外苑地区に安藤忠雄設計の高層マンションなどが立つようであれば、あきらかに裏取引があった証拠であり、彼は日本の建築仲間から疎んじられるであろう。

なお、上記内容はあくまで憶測の域であることをご了承ください。また、個人的には、ザハ・ハディドの建築デザインは好きである。

追記、このようなことを書くと、どこからともなくお前には言われたくないという声が聞こえてきそうである。悔しかったら、お前も一兆円プロジェクトを立ち上げてみろ!と言われそうである。これは被害妄想か。10年以上前であるが、仕事がらみで似たようなことを言われたのを思い出した。そのときは、100億円であったが、当方の関わった事業はわずかに一億円に過ぎなかった。

そのときは悔しくもあるが、何か腑に落ちない。そんな感じであった。

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