■社会|音楽コンテンツと著作権 その関係式を問う

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音楽は、オープンな方が収益に結びつくらしい!?

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■音楽コンテンツのマーケティングは、如何にすべきか

関連記事:コンテンツに鍵をかけないほうが音楽は売れる
http://www.gizmodo.jp/2013/12/post_13599.html

海外の研究者が興味深い発表を行っている。それは、音楽コンテンツはデジタル著作権管理(DRM)を行わない方が、収益に結びつくとのことである。トロント大学のローリナ・ザンという人の発表によると、音楽レーベルがDRMを辞めるとデジタル音楽の収益が、10%向上するそうである。さらに、長期的に人気がある音源の場合は、30%向上すると言っている。

これは、アメリカのメジャーレーベル(大手4社)が実際に行った実験データを基に分析された結果だそうである。この実験では、DRMを廃止した後で売上が低迷したことはなかったようである。これが、何を意味するかといえば、個人間共有が音楽への興味・関心を高めるきっかけとなって、音楽の購入に繋がっていると考えられるようである。さもありなんである。(詳細は上記リンク先で参照ください)

<DRMとは>
Digital Rights Managementの略。デジタルデータとして表現されたコンテンツの著作権を保護し、その利用や複製を制御・制限する技術の総称。

いかに名曲といえど、聴く機会がなければ忘れられてしまうに違いない。YouTubeなどの音源は、まだ知らない音楽と出会う場所となっているはずである。当該ユーザーの経験でも、YouTubeで聴いた後にCDを購入したことが何度かあります。著作権を守るという大義名分を盾にガチガチに締め付けては、却って音楽の裾野を狭める結果しかないということである。

現在、日本では小売店や飲食店などでは、自由に音楽を流すことはできない。さらに、飲食店で生バンドがカバー曲を演奏することさえできない。音楽著作権団体であるジャスラックに一定金額を支払わないといけないのである。みなさんも経験があると思うが、飲食店などでバックに流れる音楽に興味を抱いて後に購入したことがあるはずである。このような、音楽と出会うきっかけを狭めているのが昨今の日本の事情ではないかと思う次第である。

日本ではCDもデジタル音源も売れないと言われている。それは著作権を拡大解釈するシステム(ジャスラック)に音楽の売れない元凶があるのではないか。アーティストや音楽を製作・販売する側がマーケティング機会を喪失しているのだから、それも当たり前である。売れる機会を逃しているというよりも、自らがその機会を無くす努力をしているという矛盾に陥っている。それが、昨今の日本の音楽業界であると思うが、違うか。

アーティストのみなさんは、日本では音楽の質が低迷しているとか、世界から取り残されているなどと言ってる場合じゃない。(それも重要だが)ましてや、クラブ系音楽などのように狭い領域で満足してどうするのか。大事なマーケティング機会が喪失されていることをもっと認識すべきである。そして何をすべきか、どんな機会を創出すべきかを考えることが優先されるときである、と思うが如何に。

まずは、アーティストが自らのマーケティング機会を獲得する手段として、ジャスラックに反旗を掲げる行動をしてほしいが、それは無理か。なお、上記内容はあくまで個人的見解であることは言うまでもないことである。

マーケティング機会とは=端的には、市場創造する場(知ってもらう、聴いてもらう)のことであり、購買動機のはじめにありきである。たぶん、そうである。

だれが「音楽」を殺すのか? 音楽が売れなくなりレコード業界が落ち込んだのはなぜか。リスナーの自由度を妨げ,音楽の流通を厳しく規制するようにした業界のビジネス手法が下手だったと,筆者は分析する。前半は,レコード輸入権,コピー・コントロールCD,違法コピーとファイル交換,音楽配信サービスについて,議論のポイントや議論の経緯を解説。後半は著作権管理や業界のあり方に対する意見が書かれている。音楽業界で問題となっている数多くの論点が技術面から理解できる。

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