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■社会|デジタルの弊害、アナログの効能

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いいかげんにしろ、パワーポイントは禁止だ!?

意味の無い、効果のない会議が多過ぎやしませんか?

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http://www.lifehacker.jp/2013/12/131223how_i_work.html

あくまで個人的な見解であるが、日本の会社では会議が多過ぎると思うが、如何に。これまで経験したなかでは、いずれの会社でもあまり意味のない会議ばかりであった。また、ミーティングと称してやたらと打ち合わせや、報告をさせる会社もあった。その度に資料を作成する手間は、正直無駄であると感じていた次第である。それらは実際、仕事を推進させる弊害となっていた。

また、会議では何かしらのテーマがあってしかるべきである。それが、あいまいな会議も多数あった。そのような答えもベクトルも案件もない、業務を導くこともない会議が何故行われるのか。それは何故かといえば仕事をしている振りをしていたのである。いわゆるアリバイづくりである。会議をしていると称すれば、何か大層なことをしている雰囲気である。

手の込んだアリバイ会議には、資料や企画書などが当然のように用意される、しかし、その手のものは何ら効果も効能もないまま結論も出ないままで会議は終わる。個人的に感じたのは、マネージメントリーダーが目的を正確に把握していれば、何度も会議する必要はないはずである。何故なら、リーダーは仕事の目的とコンセプトと進行スケジュールを把握しているはずだからである。あとはメールで報告を受ければ十分である。

そのように強く感じていたが、相変わらず会議をしたがるのが、管理職であるリーダーたちであった。しかし、繰り返すが何ら中身の無いことの方が多いのであった。それが、これまで経験した会議であった。なお、あくまで個人の経験である。

ついでに言えば、会議の多いリーダーは懐疑的となり、しばしば前言を翻すことがある。それは、たぶん何度も同じような会議をするうちに自分に懐疑的になってしまうからだろう。「会議は、懐疑である」、この駄洒落を思いついてここまで書いてきました。あしからず。

いまの会社には、パワーポイント禁止令が必要か

某IT企業では、会議の場にデジタル機器(PCやスマホ等)を持ち込むのを禁止したそうである。何故なのか。それは会議が何の効果も発揮していないことに経営陣が気が付いたからである。効果がない理由は明白である。会議参加者たちは、PC等に打ち込んだデータを見ているだけで、何ら意見も提案もしないのだそうだ。

これは、たぶんデータを打ち込むことに満足してしまい、それをどう活かすかという肝心な目的を忘れている。したがって想像力の欠如から何ら意見も言えないのではないか。目的と手段をはき違えているのだ、それがPCをはじめとしたデジタルの弊害である。データを情報化し、それを仮定に基づいた推論に組み立てるという一連の想像力(創造力)が欠けている。

これに危機感を抱いたのが、上記した会社の経営者である。

かなり前から言われていたが、パワーポイントで行う仕事への弊害である。企画書や資料づくりに便利であるが、つい見た目を気にするあまり作業時間が長くなってしまう。さらに、企画の中身より見た目重視となる傾向等が顕著となって表れた。見た目が良いのは本人の自己満足に過ぎないが、それが目的化するのは本来の仕事とは違うはずである。(なお、コンサルや代理店は見た目も必要か)

コンサルや広告代理店ならいざ知らず、事業主体であれば企画書や資料は、A4=一枚にまとめることで会議やミーティングもスピード化されるはずである。データや情報を理解したうえで考え方をまとめなければ、A4=一枚にはできない。たぶん、そうすることで説得力も増す事になるのではないか、したがって会議の効果、効能も増すと言う訳である。と思う次第であるが、如何に。

なお、当該ユーザーは上記したことをやらかした張本人である。えらそうに書いたが、反省を込めて書いた次第である。パワーポイントなんぞは得意である。しかし、いつも中身があったとは限らなかった。それは自分自身が一番知っていたことである。あしからず。

冒頭の写真は、本文とは何ら関係はありません。こんなオフィスは素敵だなと思って掲載しました。フランク・ロイド・ライト設計のジョンソンワックス本社のオフィス空間です。

「メモカード」一般に(3×5カード)といわれる情報カードです。 表も裏もまったくの白無地です。サイズ:75mmx125mm(3インチ×5インチ)1000枚

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