■映画|ヒミズ 不条理な出来事

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ヒミズ ラスト・シーンの感動が胸を打つ!! 園子温監督作品

新たな旅立ちに向かって!

ヒミズ|ストーリー

舞台は、東日本大震災後の東北のどこか。主人公の住田(染谷将太)は中学生、両親は離婚し貸しボート屋を営む母親と共に川沿いに暮らしている。両親からは、愛情を受けておらず、特に父親からは保険金欲しさに死んでくれと云われている。

さらに母親が家を出て、住田は天涯孤独の身となった。そんな住田に金を無心に来る父親は、度々容赦ない暴力を振るう。ある日、住田のもとを訪れた父親の理不尽さに我慢しきれず、父親を殺してしまう。

中学生で天涯孤独の身となり、さらに父親も殺した住田は絶望のあまり自暴自棄となり街を徘徊する様になる。そんな住田に心を寄せる茶沢(二階堂ふみ)は、何とか住田を助けようと彼のもとを訪れては、あれこれと世話をするが邪険に扱われてしまう。

それでも茶沢は、諦めず住田に警察に自首するよう説得する。そして、自首する朝、住田はヤクザから預かった拳銃を手に川へと入っていく…..。

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感想|ラストの感動をあなたに!

海外で評価が高いと話題の園子温監督の作品である。しかし、前半部分は心がささくれ立ってくる気持ちが押さえきれなかった。その非条理な暴力描写に胸くそ悪くなったのである。だが、何故か魅入ってしまった。

正直もう少しで観るのを止めただろう。同じ監督の「愛のむきだし」は、前編しか観ていない。「冷たい熱帯魚」は、最後まで観た。これは残酷と云うべき描写満載だったが良かったと思う。で、本作である。

何故、魅入ったのか。これは、監督の演出がさらに上達し、映像美、そして出演者が良かったのだと思う。非条理な暴力シーンを乗り越えると、後半からラストの感動に向かって一直線である。

特にラストシーンを体感する為に、胸くそ悪さを乗り越えて最後まで観てほしい一作である。したがって、ラストシーンについては説明を省きます。

主演の二人、染谷と二階堂の演技は素晴らしかった。この映画で、二人はヴェネチア映画祭において新人賞を受賞した。

二階堂ふみは、ときおり見せる表情が宮崎あおいに似ている、と思ったのはわたしだけだろうか。とにかく、将来が楽しみな女優であるのは間違いないだろう。

一途に住田を想い、その尽くす姿には、胸にこみ上げてくるものがあった。まだ18歳ぐらいだと思うがこれからが楽しみな女優である。それこそ宮崎あおいもうかうかしていられないはずと思われます。

他には、監督作品では常連のメンバーが多数でている。なかでもヤクザ役のでんでんが、相変わらず気味の悪い役を絶妙に演じている。チンピラ?役の窪塚洋介も彼独特の動作を活かした演技が良かった、と思いました。

追記、まだご覧になっていない方は、ぜひご覧ください。ぐっと堪えて最後まで観ると感動です。個人的には、そのように思う次第です。

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<スタッフ>
監督・脚本:園子温
原作:古谷実
音楽:原田智英
撮影:谷川創平
上映時間:130分
公開:2012年(日本)

<主要キャスト>
住田:染谷将太
茶沢:二階堂ふみ

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