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■書籍|5年後、メディアは稼げるか 

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出版不況のなかでライターたちの行く末は

Belief
バーバラ・クルーガーの作品 テーマとは特に関係ありません!

ウェブよりも紙媒体の方が、まだ偉いのか

関連記事:紙のライターよ、「文章の巧さ」を誇る暇があるなら「マネタイズ」を頑張りなさい http://blogos.com/article/82403/

当該ユーザーは、断っておくがライター(物書き)ではない。たぶん文章の書き方を見てみれば一目瞭然と思われるが、如何に。とにかく、出版不況と言われるようになって、ずいぶんと久しいが、そのなかで、出版社や各種編集を支えるライターの皆さんの苦境が進展しているようである。

予算は削られて、よって身も削られるという具合であるらしい。そのようななかで「ブロゴス」というライブドア系列のサイトにライターの奮起を促す記事が掲載されていた。苦境にある紙媒体系ライターの方たちは、何故自ら仕事を創りださずに、受託する仕事しか眼中にないのかとその記事では言っていた。

端的に言えば、自らメディアを起こせばいいじゃないか!と結論づけていた。

現在のメディア事情には、あまり詳しくはない。それでも、紙媒体がこれまでの延長線上で安泰であるとは、素人目にも思えない。ウェブ媒体を必ずしもいいものとは思っていないが、その世界の玉石混交状態をみると逆にエネルギーを感じる次第である。紙媒体の一種選ばれた感とは違う趣である。

翻って紙媒体の世界をみてみると、そのあまりにも出来上がったシステムが窮屈な感じがする。ある種、仲間内での認め合いっこが出来ないと中に入れてもらえそうにない。そんな、内輪の世界観がする次第である。なお、あくまで素人の感想である。あしからず。

記事によると某ライターがブログで、ウェブの文章は修行が足りない、紙媒体では特定の分量で仕上げる技術を磨いている。とある意味、紙媒体ライター自慢をしたようである。ウェブと比べ紙媒体では技量が問われると言わんばかりに。

ライター(物書き)のみなさんは、たしかに文章の技量をお持ちの方である。また、限られた予算と分量できっちり納めることができる。それがプロだと認識している方々である。それに比較して、ウェブの文章は程度が低いと思うのは勝手である。つたない文章も数々あれど、なかには光るものがある。それが、いわばウェブの世界の良さではないか。そう思う次第である。

個人的には、ウェブのテキストが紙媒体に習う必要はないと考える。なぜなら窮屈だからである。文章修行は必要か否や。文章力はあるに越したことはないが、さして重要とはおもえない。時代は変わる、そんな気がするが、如何に。

文章力よりも中身が大切、そしてスピードか。それがウェブのなかでの文章ではないか。面白く、または興味・関心を持たれなければ読まれることはない。ましてや、サイトにアクセスされることもない。そんなシビアな世界である。

紙媒体自慢をするのも良いが、映画を本編といってそれ以外を傍流として認めない。そんな偏差な映画関係者(最近は少ないはず)を思い浮かべる次第である。紙媒体が無くなることはないと思うが、そのあり様は変わるに違いない。

それはさておき、当該ユーザーはライターのみなさんを尊敬している。ブログを書き始めて思ったのである。文章を書き続けるのは大変だと、そしてプロのライターの方が書いた文章には関心することが多かったのである。限定された期間内に見事な文章を書き上げるライターの方達の力量はたいしたものだ。

そんな、優れた技量を有するライターのみなさんが、受託型の仕事しかしていない姿勢にはまことに残念に思う次第である。「ブロゴス」の記事にあるようにその技量を活かし新たに企画発案を行い、メディア(媒体でなくてもいいが)を起こすという事をしても良い頃合いである。

時代は変わる、それがいまでしょ!と時代が言っているはずである。

既存の出版、広告その他の既存媒体に依存せず、ライターの気概を見せて頂きたい。そのように勝手ながら思った次第である。なお、当該ユーザーはライターの知り合いがいる訳ではありません。その内情にも詳しくありません。したがって、上記内容はある一面しかみていない部分があることをご了承ください。

素人に言われるまでもなく、すでに新しいメディアを起こした編集、ライターの皆様には今後の健闘を祈ります。

プロのライターからみたら、なんとも纏まりがなく、また締まりのない文章ですが、それは当方も自覚はしています。あしからず。

<バーバラ・クルーガー/冒頭写真の補足>
現代美術作家。出版や広告(メディア)の手法を取り入れ、隠喩に満ちた表現手法が特徴的。写真にあるように多くの作品で言葉をモチーフとしている。コピーが大量に消費される現代社会の様相をシニカルに提示している。

<5年後、メディアは稼げるか>
今、日本と世界のメディア界は、大きな岐路を迎えている。今後5年、メディア業界は100年に一度といってもいい激震を経験するはずだ。では、ウェブのさらなる進化などによって、メディアの形はどう変わっていくのか。ネットメディアを運営するプレーヤーの目と、業界を分析するジャーナリストの目から、「メディア新世界」の姿を予測する。

5年後、メディアは稼げるか――Monetize or Die?

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