■アート|横尾忠則 蛍光色ポスター

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横尾忠則全ポスター
横尾忠則全ポスター 横尾忠則、半世紀を越える、前人未到の足跡!
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サイケデリック・マイ・ヒーロー!

記憶のなかの「椿説弓張月」とは、何か!

横尾忠則さんは、まぎれもなく日本が世界に誇るアーティストである。これは、誰もが認めることである。そんな天才アーティストのポスターを初めて目にしたのは、60年代後半であった。

しかし、それは定かではない。わたしの曖昧な記憶でしかない。と云うのは、60年代後半のわたしはまだ子供であったはずである。

子供が横尾さんを知る由もないと思うのだが…。わたしの記憶では、日劇(日本劇場)裏の有楽町駅の薄暗いガード下にある飲食店の片隅に、神々しいような輝きを発している何かを見つけた。

近寄ってみるとそれは何かのポスターであった。周りの景色に比べ、激しいほどに鮮やかな色を放っていた。それは、「椿説弓張月」と云う歌舞伎のポスターであった。

そのときわたしは、衝撃に近いものを感じていた。これが、横尾忠則を初体験した記憶である。繰り返すが、これは確かではない。

この通りであれば、わたしはずいぶん早くアートに目覚めたと云える。だから、たぶん大人になってからそのように記憶することになったのだ、と思うのである。

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「椿説弓張月」のポスター

それは、まるで夢かまぼろしの如く!

まるで状況劇場の芝居のようである。それは夢かまぼろしか、この世の出来事とはかけ離れた不思議な芝居である。で、あったようである。

わたしは、残念ながら状況劇場を生で観たことがない。時代に間に合わなかったのである。何故、状況劇場に触れたかと云うと、横尾さんが公演ポスターを数多く制作したのである。

どれも傑作揃いとして有名である。その前に、「状況劇場」を知らないと云う人達の為に若干説明しよう。

それは、唐十朗が主宰したアングラ劇団である。60年代当時、寺山修司の劇団「天井桟敷」とともに時代の寵児となった。赤いテントを建てて芝居をすることから通称、赤テントとも云われた。新宿・花園神社での公演が有名である。

役者陣には、唐十朗、妻の李礼仙、麿赤児、不破万作、四谷シモン、根津甚八、小林薫など、個性派の役者が揃っていた。

芝居の内容は、摩訶不思議であり、それを演じる役者陣も異様であり、行われている場所が神社のなかに建てられた赤いテントである。

これは考えるだけでもワクワクする状況ではないか。これを体験出来なかった事は、大変残念で仕方がない、と思うのである。

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状況劇場「腰巻きお仙」のポスター

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