■社会|夢の国の現実 それは如何に

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夢の国のショーは、偽装請負で行われていた

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ディズニーというイメージを利用したやりがい搾取

夢の国の理念では、「現場の労働力は非正規社員を中心として限りなく低コストで運営する」とマニュアルにあるのではないか。なお、あくまで推測である。あしからず。しかし、そう思わざるを得ない出来事が、かねてより言われていた。

東京ディズニーランド(オリエンタルランド)は、約18000人と言われるパート、アルバイトの非正規社員によってパークは運営されている。かれらはディズニーの魔法の粉を振りかけられてやりがいを搾取されるかのような労働をしている。と個人的には思う。そして、最近になってまたひとつ夢の国のブラックな体質が露呈したようである。

ディズニーリゾート、解雇めぐり従業員が会社を告発、偽装請負と劣悪環境の疑い!

東京ディズニーランドのシンデレラ城(「Wikipedia」より/Username9) 4月28日付日本経済新聞記事『東京ディズニーリゾート、3年で1200億円投…
ー東京ディズニーランドは、レギュラーショーおよびスペシャルイベントに、それぞれ7~17年間にわたりパフォーマーとして派遣契約で出演してきた出演者たちを、「ショーをリニューアルオープンする」という名目で2014年3月末での解雇を通告した。出演者たちは、「このままでは夢の場がブラック化しかねない」として、オリエンタルランドに直接雇用を求め、オリエンタルランド・ユニオンを結成した。ー

なんとショーというディズニーランドを華やかに彩る催し物が、外部から派遣された人材によって行われていた。しかも、かれらは業務委託という契約によって業者から派遣されていたそうである。これが、いま問題となっている。

東京ディズニーランドはいまさら言うまでもなく、パーク運営スタッフの大部分は非正社員である。しかし、その運営スタッフたちの働き振りは素晴らしく、それによって評判も高まった。運営スタッフの教育係のある幹部?社員は、非正規社員で運営するこの体制を誇らしげに語り、本にまで書いたほどであった。

しかし、考えてみればすぐに分かることであるが、東京ディズニーランドは、運営するオリエンタルランドが創造したものではない。

あくまで本家ディズニーが創造したものである。その好感度の高いイメージもおなじくである。運営スタッフの教育には、その高いイメージを利用して働く人達を洗脳したに過ぎない。それでいながら、教育システムの管理者が偉そうにするなど、何をか言わんやである。そこには、単に日本人の特性、真面目さが反映されただけである。

そして、今回はなんと華やかなショーを演じるスタッフたちも派遣であったことが露呈した。以前から知られていたことなのか、個人的には分からない。しかし、ショースタッフというテーマパークの重要な部分まで非正規とは如何にである。しかも、派遣であり業務委託という形であったらしい。

業務委託の場合、委託した企業側は派遣された人材に対し命令・指示等はできない。業務委託された企業に命令・指示系統がある。それが業務委託という制度である。そしてなんらかの責任が生じた場合の所在も、委託された企業側にある。ある意味では、人材に責任を負うリスクを避ける合理性から生まれた制度である。

その制度を利用しながら、東京ディズニーランドでは派遣された人材に対し教育、演技指導、そして指示・命令を出していたそうである。これは、制度的には偽装請負という違反である。しかし、それを分かっていながら業務委託したはずである。

何故なら、ショーという演技には演出や練習が必要である。当然のように演出家やその他スタッフが必要である。演出家や指導する人を含めてまるごと委託していれば問題はない。しかし、今回問題となっているのは、ショーを演じる人達だけのようである。運営スタッフとおなじく、こちらもいわば現場の末端である。

いわば運営およびショーの末端の人材はいかに安く、保証も無く使うか。それに注力しているのが東京ディズニーランドではないか。夢の国とは如何に。もしかしたら、ディズニーランドを支配するのは魔女ではないか?などと勘ぐりたくなる。

ショーという要素は、ディズニーランドにとってはアトラクションと共に重要な要素であると認識している。しかし、運営管理側では、その人材に掛かる費用は出来るだけ安く済ませたいらしい。たしかに正社員にすれば、現在の何倍も費用が発生するはずである。その内訳は保険とか退職金とか、その他もろもろである。

しかし、夢の国という立ち位置からすれば、働く人達にほんの少しの幸福な環境を与えることもできずに、顧客(来園者)に幸福感を与えることができるか疑問である。いや、ディズニーの魔法の粉さえあれば、騙されてくれる人はいくらでもいる。と思っているのであれば、いずれ栄枯盛衰に至るに違いない。たぶん。

個人的には、ショー(芸能)部門を独立した小会社にすればいいと思うが、如何に。芸能部門の小会社にショーのすべてを委託する形なら問題はないだろう。経営も小会社の裁量に任せて、ディズニーランド以外の仕事も請け負う様にすれば、本体が人件費を負担することも少なくなるはずである。

とにかく、いつまでも安い人件費に胡座をかいてばかりいては、何れはそっぽを向かれるはずである。違うか。

それとも、どこまでも利益のみを追求する似非「夢の国」を拡大していくつもりだろうか。なんせ、2014年〜2016年までに1200億円を投資するそうである。そのうちの少しでも非正規社員の正社員化に向けられないのか。

アトラクションやその他施設をいくら充実させても働く人材がいない。そんな時代もすぐそこまで来ているような気がするが、如何に。

<ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと>
この本は、上記の派遣社員切り捨てとなんとも似つかわしくないこと夥しい。企業、いや組織とは如何に変てこかである。違うか!

ディズニー おもてなしの神様が教えてくれたこと

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