■社会|黄昏の名画座 都内僅か9館に

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閉館が続く名画座は、何を物語る

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三軒茶屋シネマ 写真:映画.comより

名画座の魅力は、いまに通じないのか!

東京・三軒茶屋にある名画座「三軒茶屋シネマ」が閉館するそうである。2013年には「三軒茶屋中央劇場」もすでに閉館している。なんとも寂しい限りである。当該ユーザーは、かなり前であるが同じ沿線の用賀に住んでいた頃によく通っていた。その後、目黒に移転して行かなくなったが、こんどは同じ名画座の「目黒シネマ」に通うようになっていた。

「目黒シネマ」は、現在はどうか知らないが、たしか大蔵映画というピンク映画を製作していた会社が経営していたと思う。余談であるが、この大蔵映画の社長は、女優を愛人にしていたことを批判されたとき、「愛人を女優にしたんだ」という名言を残したことで有名である。

それはさておき名画座であるが、もう都内には9館しか営業していない。いつの間に、そんなに縮小してしまったのか迂闊にも気が付かなかった。いずれにしろ、名画座に通っていた頃から、ずいぶんと遠く離れてしまった感である。無くなって寂しいとは思うが、当方もこのところ名画座に足を向けていなかった。

時代は変われども、新しい世代に名画座は残ると思っていたが、そうではなかったようだ。いまの若い世代は、DVDで満足なのだろう。大概の作品はレンタルで観れるし、当該ユーザーもほぼ同じなのでとやかく言う資格はない。それでも、スクリーンで観る映画は確実にDVDとは違うと思う。スクリーンには観ることを超えた体感があるはずである。

暗い館内で映し出されるスクリーンに集中し、その世界観に没入することができる。そのように思うが如何に。最近、夏も真っ盛りとなったので「八月の濡れた砂」を観たのである。もちろんDVDである。しかし、なんか違うなと思うしかなかった。かつて、名画座(たしか飯田橋ギンレイ)で観た記憶は蘇らなかった。

単に年を食ったせいか。そればかりではないと思うが、やはり映画館のスクリーンではないことが大きかったのではないか。いつの日か、間に合えばであるが名画座のスクリーンで「八月の濡れた砂」を観てみたい。そのように想う今日この頃である。

営業中の名画座(都内)2014年

なお、以下の名画座にあと2カ所営業しているはずである。しかし、どこなのか不明のため省きました。あしからず。

<早稲田松竹>
JR高田馬場駅より徒歩5分
一般¥1300
153席

<目黒シネマ>
JR目黒駅より徒歩3分
一般¥1500(WEBクーポンで¥1300)
100席

<飯田橋ギンレイホール>
JR飯田橋駅より徒歩3分
一般¥1500
206席

<下高井戸シネマ>
京王線下高井戸駅から徒歩3分
¥1200~1600(毎週火曜日¥1000)
126席 スクリーンサイズ:3×7.15m

<新橋文化劇場> 8/31まで営業
JR新橋駅より徒歩1分
¥900(女性¥800)
81席

<キネカ大森>
JR大森駅より徒歩3分
¥1300

<新文芸坐>
JR池袋駅から徒歩3分
¥1300
266席 スクリーン:4.2×10m

<三軒茶屋シネマ> 7/20まで営業
東急田園都市線三軒茶屋駅より徒歩3分
¥1300(火曜男性¥800 金曜女性¥800)
155席

<シネマヴェーラ渋谷>
渋谷区円山町(キノハウス)4F
一般1400円、シニア・会員1000円、大高800円、中学生以下500円
※特別上映(入替制)の際は別料金
142席

関連記事:名画座の閉館が加速化、都内23区9館のみ
http://eiga.com/news/20140715/11/

名画座上映情報は以下を参照ください。
http://miwaku-meigaza.com/joho.htm

<名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記>
三百六十五日のほとんどをヤクザ映画の上映にあてていたワイルドな劇場、新宿昭和館。そこはまさに、アウトロー見本市だった。館内でたき火をする客、額から血を流しながら徘徊する男、スクリーンの中の高倉健に喧嘩を売る酔っぱらい。ここは本当に映画館なのか?惜しまれつつも閉館した伝説的名画座の従業員による、壮絶なる馬鹿騒ぎの記録。第五回幻冬舎アウトロー大賞特別賞受賞。

名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記 (幻冬舎アウトロー文庫)

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