■時代と流行|野外ロックフェスの夜明け ウッドストック

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熱気の時代=60年代を締めくくる愛と平和の祭典!

1969年8月15日、それは始まったーー

1969年8月15日、ニューヨーク州サリバン群ベセルという地において、世界でも初の大規模な野外ロックフェスティバルが行われた、それが「ウッドストック」であった。

いまでは、「愛と平和のフェスティバル」として知られるが、そこでは多くの若者がドラッグに酔いながら音楽を楽しんだ。

また、当時はベトナム戦争が激化していた時代であり、体制に対するカウンターカルチャーの祭典でもあった。

ウッドストック・フェスティバル

正式名称は「ウッドストック・フェスティバル(Woodstock Music and Art Festival)」。このウッドストックには、約40万人以上の人々が集まったそうである。有料ではあったが、いつのまにか無料で勝手に入り込む人々が増えて、やがてはほとんどフリーコンサート状態になったといわれている。

60年代は、熱い時代であったようだ。日本では、60年安保に代表されるように、体制に抗う学生運動の時代であった。アメリカでは、ケネディーが大統領になるが暗殺される。そして、ベトナムへの介入と泥沼化の時代であった。一方では、宇宙開発の時代に入っていた。

戦争と反体制、宇宙開発の先進性とヒッピー、白人至上主義と公民権運動、等々。相反する姿勢が同居する、そんな時代が60年代であった。文化では、ポップアートが、ファッションではミニスカートが一世を風靡した。

そして、音楽の世界ではなんといってもロックの時代であった。50年代のプレスリーにはじまり、60年代初頭にはすでにロックは音楽の主流に躍り出た。ビートルズ、ローリングストーンズは言うまでもなく、数々のロックバンドが生まれていた。その一方で、反戦を歌うフォークソングも盛んであった。

60年代も後半となり、ビートルズも解散かと言われていた。時代は、混沌としつつ、さらなる高みとしてサイケデリックを生み出していた。ヒッピー文化はこのときが頂点であった。

そんな60年代の熱過ぎた時代を惜しむかのように行われたのが、「ウッドストック」であった。そこには、当時の息吹を代表する多くのバンドが参加した。

ジャニス・ジョプリン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ザ・フー、ジェファーソン・エアプレイン、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル 、テン・イヤーズ・アフター、ザ・バンド、クロスビー・スティルス&ナッシュ、ジミ・ヘンドリックスなど、全34組のシンガーおよびバンドが出演した。

その熱気は、二度と無い1969年の夏に相応しいものとなった。


ウッドストック1969年8月16日 ジャニス・ジョプリン 

60年代のカリスマ、70年代初頭に相次いでこの世を去る!

ウッドストックで、いまや伝説的な演奏と歌声を聴かせたジャニス・ジョップリン、ジミー・ヘンドリクスという不世出な才能と個性を発揮したミュージシャンが、ウッドストックの翌年、70年に相次いでこの世を去った。ともに麻薬の過剰摂取といわれている。

さらに71年には、ドアーズのカリスマ、ジム・モリソンも謎の死を遂げた。これも麻薬の過剰摂取ではないかといわれる。

そして、60年代にもっとも成功したバンド、ビートルズも解散した。

ウッドストックは、熱いエネルギーに満ちた60年代を総決算したイベントであったといえる。そこで燃え尽きたかのように、ジミヘンやジャニスはこの世を後にした。ビートルズは参加しなかっが、こちらも自らの役目を終えたかのように時代から去ったのであった。

そういう意味では、この野外フェスが行われた69年という時期は、これ以上ないという具合の見事さである。まるで、神の運命によって用意されていたかのようだ。このフェスでは、管理が行き届いていなかった割には大きな事故がなかったといわれている。それが愛と平和といわれる由縁である。

それも何かが、このフェスを時代の記念碑とすべく用意したからのように思われてくる。そんな気がするほど奇跡的な出来事だったそうである。それが証拠に、同じ年の12月に行われたローリングストーンズの野外コンサートでは殺人事件が起きている。

そして、その事件が60年代の終幕となったのであった。

ウッドストックの経緯

01-d1955

このフェスは、元はアートイベントの一環として企画されたそうだ。場所は、ウッドストックのどこかに設定されたが、そこでは反対されて仕方なく隣のサリバン群に開催地を求めることなった。したがって、開催地は正確にはウッドストックではない。

ウッドストックは、日本で言えば軽井沢のような場所で避暑地として有名らしい。有名なミュージシャンもこの地に家をもっている人達が多かったとか。

このコンサートの模様は、『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』というドキュメンタリー映画として公開された。マイケル・ウォドレー(英語版)監督、マーティン・スコセッシ編集のこの映画は1970年に公開され、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。(ウィキペディアより)

ウッドストック・フェスティバルは、その後も行われた。同名のコンサート開催時期は、以下のとおりである。

1969年 最初の野外コンサート
1979年 10周年記念コンサート
1989年 20周年
1994年 25周年、ボブ・ディラン出演
1999年 30周年、暴徒化した観客による暴力と略奪、放火により大混乱になったとか。

どうやら比較的平和裡に行われたのは、最初のコンサートのみだったようである。

参考:ウィキペディア、他

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1969年8月15日から3日間に渡って開催されたロックの伝説的祭典を収録。25周年を記念して監督が自ら再編集したディレクターズカット版。
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