■社会|クルマの高級感は、威圧感からエロさへ

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高級車とは何か、値段が高いだけの車ではないはず!

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現在、業績好調なトヨタは今期決算の純利益見通しを約10%の上方修正した。

トヨタ自動車が5日発表した2014年9月中間連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比7.7%増の1兆3519億円となった。リーマン・ショック前の07年9月中間決算の1兆2721億円を上回り、7年ぶりに中間期の過去最高を更新した。

トヨタは同時に15年3月期連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比9.1%増の2兆5000億円(従来2兆3000億円)と2年連続の過去最高を見込む。(2014.11.5時事通信より)

国内市場が冷え込む中でもトヨタは海外で売れ行きを伸ばしている。一方、追撃するフォルクスワーゲンは、中国の景気後退を背景に伸び悩んでいるとか。日本の円安の後押しもあり、このままトヨタはしばらく好調を維持するか。

上記の様に自動車市場全体で見る限りトヨタは絶好調のようである。しかし、ほんとにそうなのかと思う。そんなに魅力的な車がトヨタにあるとは思えないのだが、如何に。なお、あくまで個人の見解である。

たしかに燃費を優先した場合、他社から一歩リードしたことは間違いない。しかし、世界の流れはハイブリッドではなくクリーンディーゼルにあるらしい。そして、その先は燃料電池車になるようだ。なお、実際にそうなるかは未知数である。

技術的なことをいえばトヨタは優れているに違いない。ハイブリッドは言うまでもなく、燃料電池車も世界に先駆けて販売するそうである。しかし、出来上がったクルマに魅力があるかと問われれば、疑問を感じざるを得ない。

トヨタの高級車は上品か否や、その個性が問われる

とくに、トヨタが力を入れる高級車市場のレクサスをはじめとした車種の印象(見た目)はどうだろうか。欧州車との差別化を意識したあまりか、何故か威圧感に特化したクルマが出来上がった。違うか。

ダースベイダー(スペースオペラの悪役)の異様な口を連想させるフロントグリルは、何を目的にデザインされたのか。それが、ほんとにトヨタの高級車のアイデンティティーを象徴するのに相応しいと考えたのか。

それが不思議である。もっとも印象は個人によって感じ方は様々であるから、そうとばかりも言えないのかもしれない。

一般に高級車といえば、高品質に支えられた上品な趣のクルマということではないかと思う。上品とは、端的にはハイクォリティー&ハイセンスということである。素材・質感ともに最高のものを贅沢に使用する。そして、それらの品質の贅沢さをあからさまに誇示するのではなく、さりげなく見せる。それが上品ということだ。

欧州の高級車は、概ねそのような概念によって作られている。たぶん。しかし、クルマの作り手によって個性の発揮どころが微妙に違っている。つまり、こだわる部分が異なっている。それが、欧州の高級車を世界で確固たる地位に導いている。

繰り返すが、個性は違えども欧州の高級車には、あくまで上品というブレンドが成されている。これは、たぶん間違いない。

それに対して、トヨタはどうか。トヨタの高級車を代表するレスサスは、前述したようにダースベイダー使用のフロントグリルが特徴である。とても上品とは言えない。単に威圧感を人に与えるのを目的としたようである。

まるでマッドマックスの改造車のようだ。これは極端かもしれないが、当たらずとも遠からずのはずである。

そもそもターゲットが違うのかもしれない。トヨタは数を売る事が命題であるから、売れないクルマは作らない。ということは、欧州車に対しトヨタの高級車が訴求する対象はどこにあるかということを調査したに違いない。

そこで得たのが、もしかしたら威圧感を好む顧客層ということだったのではないか。それはどんな顧客層かといえば、ヤンキー気質のある人々ではないかと思う。建築、土木、不動産等で一旗揚げた人々である。

単純な発想であるが、誰でもそう思っているはずである。違うか。とにかく、間違っても知的エリートではない。あしからず。

もし、トヨタの思惑がそのようなものであれば納得である。あの醜悪なフロントグリルをこれでもかと言わんばかりに目立たせるのも、対象顧客の趣向性に合わせた結果であった。しかし、ダースベイダーとは此れ如何にである。

したがって、トヨタの高級車は欧州の高級車とは似て非なる物である。そう思えば、なんらトヨタを責めるには当たらない。いやはや。

高級感が漂うトヨタの新型バン「エスクァイア」

マセラティが、売上を伸ばす。高級車は威圧からエロへ!

イタリアの高級車マセラティが、日本国内で売上を伸ばしているとか。かつては、走れば故障する代名詞のクルマであったが、それが最近では安心して乗れるクルマになったことが要因のようである。また、比較的安価(とは言っても800万クラス)なクラスを導入したことも功を成しているとか。

昨今、輸入車の販売伸び率でマセラティが群を抜いている。対前年比324%。なんと3倍以上!! ポルシェなんか1%しか増えてないから伸び率なら300倍!(日刊SPAより)

あのマセラティが“宇宙一故障するクルマの座”を返上って本当?(日刊SPA)

マセラティ

マセラティといえば、エロイ雰囲気のクルマというイメージがあった。たしかに、いまでもその流麗なボディのラインはたしかにエロイといえる。流れるような曲線は、どこまでも男心を惑わせるかのようだ。どうしたら、そのような曲線を描く事が出来るか。これまた不思議である。

イタリアの伝統なのか。刷り込まれたセンスなのか。はたまた、単にスケベなだけか。それは知る由もないが、アジア人には真似したくてもとうてい届かない高い壁があるようである。

最近のマセ様は、あからさまにエロさを売りにはしない。控えめながら、それでも隠しようもないエロさを漂わすという、上品なエレガンスの趣である。違うか。これには、個人差があるので何とも言えないが、貞淑な未亡人または、裕福な後家さんを想像させる。

とにかく、人を威圧するような趣は皆無である。それよりも、人をうっとりとさせて、思わずボディーラインをなで回したくなる魅力があるように思う。これもまた、マセラティの特徴である。

いま、ベンツからマセラティに乗り換える人が増えているそうである。ベンツは言うまでもなく、ステータスと威圧を与える代表的クルマである。そこから、上品でエロイという威圧からは対極にあるクルマにシフトしている。

これは、どういうことか。それは、ベンツが有していたステータスが下品と同義語に成り下がったからに他ならないだろう。そこで、知性の欠片を有したユーザーは上品なステータスを求めた、その結果としてマセラティに行き着いたということではないか。

そして、そこにはベンツには見当たらなかったエロさがあったという訳である。

ちなみに、トヨタに一番欠けている要素、それはエロさである。これは間違いない!。

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長い歴史と豊かな自然に恵まれたイタリアでは、名職人たちが手がけた逸品の数々に、奥が深い職人性を見つけることができる。流麗にデザインされたマセラティの名車が駆け抜けるイタリア各地の美しい風景の中、同国ならではという豊かなクラフツマンシップの神髄に迫る。

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