■海外ドラマ|ハウス・オブ・カード その野望の果ては何処へ

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政治家の存在意義とは、何故かれらをそこまでするのか!

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海外ドラマは、何故こんなに面白いか!

最近、海外ドラマに嵌っている。これまで有名な海外ドラマは数多くあったが、何れにも嵌らなかった。しかし、このところ様子が違っている。まず、北欧の刑事ドラマ「キリング」と「ブリッジ」が気に入って最期まで観てしまった。個人的には珍しいことであった。

その後には、「ブレイキング・バッド」、「ゲーム・オブ・スローン」、そして「ハウス・オブ・カード」という、いずれもアメリカのドラマを観ている。どれもまだ完結まで観ていないが、とにかく面白いとしか言い様が無い。

何故ここまで濃い内容がTVドラマで出来るのか不思議である。

何故、日本のドラマは中身が薄くて、しかも安直さが目立つのだろうか。それは、所詮TVドラマなんてこんなもんでいいんだ、というTV局の姿勢にあるのは間違いないだろう。なんせ、日本のTV局の製作者のなかには、視聴者をバカにする姿勢が顕著であるとか。バカな視聴者を獲得し、広告主が納得できれば中身なんて関係ないということである。いやはや。

日本と海外とではドラマ製作の仕組みが違う、と言ってしまえばそれまでである。広告費を要とする日本では、キー局が製作から放映までを主導する。しかし、アメリカなどはケーブルTV(契約制)が主体である。ドラマの製作は、専門の会社が自ら資金調達して製作する。したがって、視聴者を獲得しないと大変なことになる。

<日本とアメリカのテレビ事情の違い>
日本/放送、ネットワーク、制作がキー局に握られている。
アメリカ/放送、ネットワーク、制作がそれぞれ分離している。

アメリカのテレビ業界事情とは

アメリカのテレビは、日本のような殿様商売と違って競争が激しいようである。地上波テレビの視聴率は落ちて、ずいぶん前からケーブルネットワークか衛星放送が主体のようだ。さらに昨今ではウエブによるサービスも加わった。その変化の背景には、視聴者が地上波テレビの中途半端さに飽きたせいである。より専門性があり、中身の濃い内容を求めた結果であった。

一方、広告費に依存するドラマは、広告主の意向には逆らえない宿命にある。自ずとその限界があろうというものである。したがって、製作陣もやる気が削がれていくのは仕方が無い。それが、現在の日本のドラマである。(NHKは違うが、別のベクトルで似たような構造にある、それは公共放送であることである。)

なんだか前置きが長くなってしまったが、とにかく海外ドラマが、いま充実しているのは間違いないだろう。

正義などクソくらえ、野望のためなら何でもする権力者たち

ようやく本題である。ドラマ「ハウス・オブ・カード」の話をしたい。このドラマは、端的にいえばアメリカ合衆国の政治を司る政治家たちの背景をドラマ化したものである。そのようなドラマは、これまでにもあったはずである。しかし、このドラマは、どこか違っている。

それは、映画では時間の都合で描ききれない内容も、連続ドラマとして可能としたことである。また、政治家同士の駆け引きがリアルに描かれているのも新鮮である。過去にも似たようなものがあったが、これまでになくリアルである。なお、その実態は知る由もない。

政治家といえば、嘘も方便は当たり前であり、有権者の前では聞こえの良い言葉を連発する。これが、アメリカでは半端無く行われているようだ。なにしろ、地元有権者はなによりも優先されており、そのためには持論などどこ吹く風である。選挙で落ちたら、そこで終わりだからである。

したがって、支持者の利益を徹底的に守り抜く。その姿勢には疑問を感じざるを得ないが、どうやら実態もその様なもんらしい。

最近、アメリカの共和党下院議長?だったかが、竹島問題の発言で韓国を擁護し日本を批判した。この議員の地盤には韓国系米国人が多くいて、その突き上げにあったようだ。これは、ドラマでも似たような背景が描かれていた。

アメリカの政治家は、正義感に溢れたイメージがあるが、それはあくまで見掛けだけのハリボテでしかないのがよく分かる。この国の政治家の発言には、必ず裏がある。一見すると、それが国民の総意であるかのように見えても、巧妙な仕掛けが施されていると勘ぐって調度良さそうだ。

あくまで、ドラマではあるが、現実を踏まえた暴露ものとしても観れる。それがドラマ「ハウス・オブ・カード」の面白いところである。過去から現在までの権力者の偶像を引用し、これでもかと言わんばかりに揶揄している。たぶん、この政治家はあの人をモチーフにしてるな、とか想像しながら観るのも楽しい。

単なるドラマとしても面白いが、アメリカの政治を取り巻く諸事情を知る手がかりともなるドラマである。とにかく、一見に値する魅力的なドラマである。それは間違いない。

ホワイトハウス

ハウス・オブ・カード/概要

<原 作>
英国のサッチャー政権下で主席補佐官を勤めたマイケル・ドブズの「ハウス・オブ・カード」と90年にBBCが製作し、アンドリュー・デイヴィスが脚色したテレビドラマ「野望の階段(I~III)」を原作にしている。

<ストーリー>
主人公フランクは、与党の下院議員であり、同時に下院院内幹事をしている。 大統領候補ウォーカーを応援し、彼が当選した際には国務長官のポストをもらう約束をしていたが、それを反故にされる。 屈辱を味わったフランクは、復讐を心に誓う。ホワイトハウスに入ることを目指して、あらゆる手練手管を駆使して這い上がってゆく…。

<スタッフ&キャスト>
製作総指揮:デヴィッド・フィンチャー
:ケヴィン・スペイシー
:エリック・ロス
放送時間 :一話46-59分
製作会社 :ネットフリックス
番組販売会社:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
出 演  :ケヴィン・スペイシー
:ロビン・ライト
:ケイト・マーラ
:マイケル・ケリー
:コリー・ストール
:ミシェル・ギル

公式サイト:http://house-of-cards.jp/
参考文献:公式サイト、ウィキペディアほか

画像:ソニー・ピクチャーズより

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