■社会|おっさん盗撮被害に合う えっ加害者じゃないのか?

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おっさんの醜態がSNSで晒される

■やめとけって、どこに需要があるのか?

 昨今のSNSには、もはやモラルは無いに等しいだろう。他人への思いやりなんてどこへやら、若い人は絆だなんだと音楽などで盛り上がっても、それはおなじ世代だけでの約束事でしかないらしい。彼らの絆には中高年以上の世代は含まれていない。きっと彼らは、おっさん、おばさんにならないとでも思ってるに違いない。

 とくに若い世代は、おっさんには実にきびしいー対応となること久からずや也。たしかにおっさんは、醜いかも知れないが。しかし、好き好んでそうなった訳ではない。落ち武者のようなざんばらになった頭髪だって、誰が好んでやってるかである。突き出た三段腹だってそうだ。

 ライザップに行けばいいと思うかもしれないが、大抵のおっさんは家族を養うために自らを犠牲にしているのだ。何十万もだして、どうせリバウンドが必然のダイエットなどして何になるか。おっさんの醜さは、日本の歴史のたまものだ。醜いだの、臭いだのは国に言え!、中高年醜さ救済法案こそいま必要に違いない?。

「目の前のおっさん、きもい(笑)」 若い女性の中高年盗撮、SNS投稿で訴訟も(産経新聞)

女性が盗撮の加害者に!

 「目の前のおっさん、きもい(笑)」-こんなコメントといっしょにツイッターに投稿された薄毛の男性の写真。電車でだらしなく熟睡しているサラリーマンや熱心にスマホを操作している太った男性の写真もある。いずれも若い女性とみられる人の投稿で、ツイッターが炎上したと週刊誌などで報じられたケースだ。

 以前は盗撮される対象といえば若い女性の方だったが、最近は「女性による中高年男性の盗撮→ツイッターなどSNSへの投稿」も多いようだ。

 いやはや、時代は変わったのね。盗撮といえば、おっさんが若い女性のミニスカートの中をこっそりと撮影することであった。しかし、昨今ではその範囲も拡大しているらしい。若い女性が、おっさんの醜態を盗撮して何が面白いか。それとも案外とおっさんが好きだったりして、ま、それはないと思うがいかに。

 たしかに分からんでもない。当方もおなじおっさんとして気が付くことが多々ある。ちなみに当方はざんばらの落ち武者ではない。けっして多くはないがちゃんと頭髪は揃っている。それはさておき、おっさんはたしかに醜いことは間違いない。見た目はもちろんであるが、長年に渉る社会経験によって鬱屈した精神構造が構築されたことも影響している。

 上には媚びへつらい、下からは追い立てられて、気の休む暇もなかったに違い。そのせいで、容姿だけでなくその行いもどこか醜くなってしまった。すべてのおっさんに当てはまる訳ではないが、当たらずとも遠からずである。

 おっさんの醜態をSNSで晒した若い女性は、きっとそうした中高年のおっさんに対して報復をしたのではないか。会社のなかで理不尽な思いをしたに違いない。それが高じて、おっさんの醜態を盗撮、そして晒すという行為に駆立てたのではないかと想像する。いわゆる鬱憤をはらすということである。

 何を隠そう、当方も若かりし頃にはおっさんの理不尽な要求に不信感を抱いたことは一度ならずとある。なんだ、このおっさんは?と何度思ったことか。それから時を経て、自らがおっさんとなってから感じたことは、社会構造のシステムがおっさんを醜くさせる要因でもあると気付かされた。

 日本の社会システムは、中高年を、とくにおっさんを悪者(管理者)として若い人たちをこき使い、若い人はおっさんを影で罵倒して憂さをはらすという具合で回っている。経営トップではなく、矢面に断つのは中高年のおっさんが中心であり、非難もそこに向かうという具合だ。

 ところがである、昨今ではその中高年のおっさんはリストラの対象として真っ先に始末される立場にある。会社では、トップに変わって悪者役を演じていたに関わらず、一番先に要らない人扱いとは。まさに、途方に暮れるおっさんたちである。

 そして、ますます中高年のおっさんの醜さは増してゆくのであった。それは、置かれた環境を考えるに、ある意味では必然とも言えるだろう。

 だからといって、おっさんが醜いままでいいとは思わないが。願わくば、若い人たちよ、ほんの少しでいいから中高年のおっさんの環境要因を想像して頂きたい。それはやがてくるあなた方の未来にも通じるはずだから…。

 中高年、おっさんもおばさんも、昔はヤングだった。いやはや。

 おっさんの皆様、被害者であるうちはまだいい。けっして、ストレスが云々と言い訳してミニスカートのなかを盗撮するなかれ、である。よろしくね。

冒頭写真:リリー・フランキー(かれは好感度の高い中高年である、たぶん)

逃げる中高年、欲望のない若者たち (幻冬舎文庫)
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