■デザイン|不易流行とロングライフデザイン

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変わらずに愛されるには理由がある!

不易流行の意味とは

 不易流行とは、俳人・松尾芭蕉が旅の途中で体得した概念とされています。

「不易を知ら座れば基立(もとたち)がたく、流行を辨(わきま)へざれば風あたらにならず」

 不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、時代の変化を知らなければ新たな進展がないという意味だそうです。

 そして世の中とは、変わらないもの(変えてはいけないもの)と変わるもの(変えていかなければいけないもの)で構成されているのだとしています。

 したがって、不易流行は、伝統(変わらないもの)だけではなく、また革新(変えていくもの)も必要であるということを説いている。現代にも通じるマーケティングとイノベーションの極意を表した言葉といえるだろう。

 また、流行に不易が付いているのは、流行=ファッションにやみくもに飛びついてはいけないという戒めともいえる。

ロングライフデザインという考え方

「D&デパートメント」というストアがある。デザイナーのナガオカケンメイという人が経営しているらしい。そこでは”ロングライフデザイン”という価値観の元に集められた商品が多数集積されている。

 ロングライフデザインとは、「時代の変化にも関わらず生き長らえてきた生命力あるデザイン」を指している。それはある意味では、長いつき合いのできるモノ達ということもできるだろう。きっとそこには理由があるに違いない。

 不易流行とも関係がありそうである。時代の変化、流行に流されずに生き残ったデザインとはどんなものだろうか?。

 十分過ぎるほどに興味が湧いてくると思うがいかに。

長くつき合いたいと思えるモノを~買わない時代における消費観(ツタガワ&アソシエーツ)

 『ロングライフデザイン』のMDにはいくつもの切り口を読み取れる。柳宗理のキッチンウエア、野田琺瑯の琺瑯製品、深澤直人の「±0」の家電などに代表されるタイムレス・スタイルのモノ。ホテル、レストラン、病院などで長く使われてきている業務用品や医療用品。また、リサイクル、リユースという切り口も見逃せない。

 さらには1960年代の製品の中古品や復刻品も。これはこの年代に日本で生み出された商品のなかに『ロングライフデザイン』の尺度にかなうモノが多いという見方に基づくもので、同店では、家具のカリモク、業務用家具のホウトクやコトブキ、陶器のノリタケ、バッグのエースなどと組んで、60年代製品を復刻する活動、「60ビジョン」と取り組んでいる。

スクリーンショット(2015-11-02 15.05.46)
http://www.d-department.com/jp/
D&デパートメントでは、通販もしています。詳しくはリンク先に。

<商品例/家具>

カリモク60

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 カリモク家具株式会社は1940年愛知県に創業しました。戦前戦後を経て、ミシンのテーブル、ピアノの鍵盤、テレビの木枠などを生産し高度な木工技術を身につけます。その後アメリカの輸出家具用に木肘の生産を開始し、家具製造の技術を習得しました。60年代に入り初めて自社製品としての家具を製造します。この時生まれたのがKチェアでした。(上記リンク先サイトより)

 カリモク60とは、ナガオカ氏が「Kチェアと60年代から作り続けている家具を「カリモク60」というブランドにしたい」とカリモクに呼びかけて誕生したそうです。

 そのデザインは昭和の懐かしさと共にどこか温もりを感じさせます。それでいて無駄を省いたシンプルでモダンな佇まいのデザインは現代でも十分に通用します。そこには、しっかりとした安定感があり、しかも隙がないそんな気がしてきます。

 他にも多数のロングライフデザインがあり、それは一見に値するに違い有りません。もちろん、それを購入することも出来ます。興味の有る方は是非ご覧ください。

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