■社会|映画も音楽もテレビも視聴スタイルは変わってゆく

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時代には変わり目がある、所有から利用へ!?

動画配信サービスはテレビの視聴スタイルを変えるか

 レンタル屋に行かなくなって約2ヶ月になろうとしている。何故なら、インターネットの動画配信サービスを利用するようになったからだ。ちなみに利用しているのはネットフリックスのみであり、競合であるHuluはまだ未利用である。しかし、いずれは試してみたいと思っている。

 仮に両方の動画配信サービスに加入しても月額2000円程度であり、ケーブルなどに比べると安価であり、且つめんどーな工事なども必要がない。さらにスマホ、PC、テレビでも観れるというマルチデバイスであるのも至極便利といえる。

※ネットフリックス=月/950円(税抜)
※Hulu=月/930円(税抜)

 動画配信サービスは最近始まった訳ではなく、かなり以前からあったものだ。しかし、その広がり具合はいまいちであった。それもネットフリックスの上陸によって堅く閉ざされていた扉がようやく開かれたようである。Huluは先攻していたが、時期早々だったかもしれない。何事も変わり目というものがあるからだ。

 かつて江戸幕府も諸外国から開国を迫られていたが、ペリー来航によってようやく開国したようにである。

 それが証拠にアマゾンもネットフリックスと時期をおなじくしてサービスを開始した。アマゾンは前述の専門会社と違って、自社のプライム会員に特化してサービスを提供している。しかも、会員には動画も音楽も無料で自由に視聴できるという大判振る舞いである。これはアマゾンのキラーコンテンツといっても過言ではない。

※アマゾンプライム=年/3900円、動画配信、音楽配信が無料で利用できる。

 とにかく、これまでテレビは居間に鎮座していたが、それも遠くない未来には無くなるに違いない。いまでも若い人はあまりテレビを観ていないといわれる。したがって、居間のテレビの価値は限りなく小さくなっている。

 既存の放送局は、テレビ放送に掛かる貴重な電波を少ない予算で取得し莫大な利益を上げてきた。しかし、それもあと少しの命運かもしれない。ネット動画配信が広まれば、それはあっという間にやってくるだろう。

 それでもなお、既存放送局には危機感がないようだ。低迷が定着した某テレビ局の経営者は以下のように言い放っている。いやはやであるとしか言い様が無い。

フジ社長 低視聴率は震災後の意識変化、視聴者の気持ちくみ取れていない(yahooニュース)

 視聴率の低迷を震災に原因ありとするのはいかに?。どんだけ環境の変化を見ていないか、または無視しているとしか思えない。放送局は解体して不動産屋に専念したほうがいいのではないか、などと思うばかりだ。

ドコモのNOYTVはオワコンに!赤字996億円也

 一方、日本発の動画配信サービスはどうか?、ドコモはNOTTVを2016年3月末をもって終了すると発表した。目標の加入者数500万人に対し実質には150万人程度だったらしい。しかも、累積の赤字額がなんと996億円だそうだ。

 動画配信サービスに風が吹き始めたのになんで?と思うが、それはドコモの戦略の掛け違いによるところが大きいようだ。NOTTVは、ドコモの端末でしか利用ができないサービスだった。それは既存顧客の囲い込みと合わせて新規顧客の増大化を狙ったと思われる。しかし、その思惑はものの見事に外れた。

 なんせiPhoneでは利用できないしろものだった。携帯端末はiPhoneのひとり勝ちであるから、後は言うまでもない。

 端末の販売促進という仕掛けも996億円の赤字の前ではいかんともしがたい。そして、NOTTVは終了となった訳である。しかし、ドコモは懲りないようだ。また、新たな動画配信サービスを始めるとか。

 いったいどこまで赤字を膨らませるつもりだろうか、すでに一通信キャリアがコンテンツサービスまで支配する時代は終わったと思われるがいかに。

 考えてみれば、通信キャリアやメーカー発のコンテンツサービスでいまでも続いているのはアップルの音楽配信(音楽だけではないが)ぐらいではないか。かつてソニーも音楽配信をしていたが、いまや見る影も無い。アップルだっていまやストリーミング配信のスポティファイなどに押されているぐらいだ。

 キャリアやメーカーは、まず自社の優位性を活かして製品やサービスを売って行こうとする。それがまず間違っていたと思う。ソニーなどが下手を打ったのは自社でコンテンツを囲い込んだからだ。

 アップルの音楽配信サービスであるiTunesも最初は自社製品のみだったが、すぐにウィンドウズにも解放した。それが功を成して一気に音楽市場を席巻したのは、いまさら言うまでもない。

 iTunesの成功事例は、コンテンツサービスは囲い込みではなくオープンにすることが顧客のニーズにマッチするという証拠であると思われる。それを考慮すると、ドコモの新しい動画配信サービスがどこまでオープン化できるかにある。

 果たして、ドコモはNOTTVが出した996億円の赤字を補填できる様な利益をもたらすサービスを生み出せるか、それは実に見物ではある。

 ついでにいえば、ドコモはそんなことをするよりも通信料金を爆下げして他社との競争に打ち勝つ戦略をとってほしいが、それは無理筋か。なんせキャリア3社でみんなで渡ればこわくないを実践しているからである。

事情で始まり、時代の流れで沈んだNOTTV(大西宏)

インターネット動画配信サービスの欠点?とは何か

 動画配信サービスに加入してからレンタル屋に行っていないのは前述したとおりである。とにかく便利過ぎてこまるぐらいである。その結果何が起きたかといえば、ものすごく歩く機会が減ってしまった。

 以前であれば、レンタル屋まで歩いていたし、それも2店舗ぐらいは普通であった。また、店舗のなかでも当然歩くのでかなりの徒歩数を稼いでいたと思う。しかし、それがここ2ヶ月あまりすっかり無くなってしまった。

 当然の様に自堕落な生活態度となってしまっている。痛し痒しとはこうことを言うのではないだろうか。

 また、動画配信では途中で視聴を止めるのも自由だし、別のコンテンツにすぐに移動できる。つまり、テレビのザッピング(チャンネルを切り替えながら観る行為)とおなじく、集中力が途切れがちになってくる。

 レンタル屋で借りた場合は、観なきゃ損とばかりに最期まで観ることが多いが、動画配信では途中で止めたコンテンツが実に多いのである。

 なんだかなーと思うばかりである。歩かなくなって、さらに自堕落が進捗し、そのうえ集中力が続かないとはいかに。

 便利過ぎるのもちょっとばかり考えものである。とにかく、動画配信には嵌まり過ぎないことが肝心かもしれない、などと思う今日この頃です。

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