■書籍|嫌われる勇気 その選択肢が時代を切り開く!

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同調ではなく個人の主体性を活かせる世の中はくるか

日本では、同調圧力が社会規範になっている?

 空気を読め!という同調圧力は、いつの間にか日本を覆いつくした。それは何に起因していたのか、またいつ頃からだろうか?。そのように思っていたが、実はこの同調圧力は、ずーと前から日本に根付いていた要素らしい。

 考えてみれば、かつての軍部独裁を増長していたのも、非国民というレッテル貼りも、同調圧力がもたらしたと言っても過言ではない。大多数の人々とおなじであることが安心を生み、さらに拡大させていく。

同調とはーー
 社会に通用している規範や行動様式にそのまま従い、大多数の人々のとる態度や意見に順応していくことをいう。

 既存の規範をあまりにもかたくなに遵守する硬直性のために、状況の変化に対応した新しい秩序の形成を妨げることにつながることもある。(過同調という)

また社会的に起こる現象として同調現象がある。

 日本が、戦後復興するにあたり日本人の同調性は効果的に作用した。みんなで力を合わせて復興し、経済成長を成し遂げた。この成果は、他のアジア諸国の模範となり模倣されてきたのは言うまでもない。

 そこまでは同調性は効果、効能があった。しかし、問題はそれ以降にある。先進国となり、新しい規範が必要となるなかで、同調圧力はある意味では邪魔となってきている。何故なら、新しい種を生み、育てるには、従来とは違った考え方や方法が必要となってくるからだ。

 大多数の意見や空気を読んでばかりいても、新しいことは生み出されない。企業が生み出す製品やサービスや、クリエイターが生み出す作品なども、同調性重視のなかでは革新的なものが生まれてくるはずもない。

 企業では、せっかく革新的な製品やサービスで成長しても、何故か時が経つと同調性が重視されるようになる。そして、革新性を忘れて社内的な空気を読むことばかりが優先されていくようだ。(東芝やシャープ、ソニーなど事例は多くあり)

日本の経営者はタテマエばかり!

 日本の経営者は、タテマエではイノベーション(革新性)を人材に求めるが、実際は空気を読む同調性のある人材を重宝してきた。経済団体のトップなどはずいぶんと前からそんなことを言ってきたが、実はやってることはその逆で同調圧力そのものでしかなかったと思われる。

 その証拠には、東芝を見よ!、シャープを見よ!である。その他にもソニーや、サンヨーなど家電業界は揃いも揃って同調の罠に嵌っていたと言っていいだろう。

 企業では、実に無駄なことばかりが行われている。上司は、部下を怒鳴りつけて、自分の権威を示さなければ気が済まない。(典型的な同調圧力)そんな上司をもった社員は、上司が気に入ることしかやらなくなる。

 優越性を誇示して同調圧力をかけてくる上司のもとでは、なんら新しいものは生まれないと思われる。なぜなら、自由な創造性にたがが嵌められるからだ。(アップルのジョブズ氏も独裁的で一方的であった。しかしかれは社員に同調を求めなかったと思われるがいかに)

 そして、同調圧力をかける上司とそれに従う社員ばかりとなった企業は、いずれは淘汰されていくようだ。マクドナルドを見よ!である。社長に異を唱える社員をすべて駆逐した結果、もはや身売り以外に道は無くなってしまった。

 日本企業の再生は、この同調性、または同調圧力という慣習から、いかに脱するかにかかっていると思われる。違うだろうか?。

 同調という他者依存や順応性よりも、個人の主体性を価値とすることができるか。それがこれからの企業や社会で試されてくるに違いない。

 なお、「嫌われる勇気」とは、嫌われてでも好き放題やって構わないということではなく、同調圧力に負けず、あくまで個人の主体性を価値として何かを生み出していくことにある。そのように考えます。

 とにかく、そもそもすべての人々から嫌われないようにするのは、不可能なことであると考えられます。他者の評価を気に掛けず、他者から嫌われることを怖れずに、承認されないというリスクコストを支払わない限り、価値を生み出すことはできないと思われます。

 ただし、大抵の既存の嫌われ上司は、その範疇にあらずなのは言うまでもない。

<参考>
「嫌われる勇気」人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものである(株式日記と経済展望)

以下は、書籍の案内文より一部抜粋引用しました。

「嫌われる勇気」――自己啓発の源流「アドラー」の教え!より

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。

「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

追記:自己啓発という文言が気になりますが、心理学の書籍となります。怪し気な何とかセミナーと間違いそうなタイトルは修正した方がいいかと思いますが。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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