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■芸能|魑魅魍魎のスマップ解散騒動 芸能界の異常な仕組みとなれあい

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芸能界は異常が常態化しているか!?

マスコミは長いものには巻かれろ、といつまで続ける気か

 1月13日、某スポーツ紙がスマップ解散危機の裏側を暴露した。それからは、信憑性が不確かなことが、まことしやかに報道されている。とにかく、解散を前提にした話し合いが行われているのは事実のようである。

 それはいいとして、解散のきっかけが事務所の内紛にあるらしい。それも、事実上の経営トップによる気に入らないマネージャーとタレントの追い落としといわれる。経営判断というよりも感情に端を発した末の、権力を盾にした我が儘ということができるだろう。しかし、これが芸能界では常識として許されるらしい。

SMAP分裂危機!“育ての親”退社に4人同調、キムタクは残留

SMAPが分裂、解散危機にあることが12日、分かった。育ての親と言われる女性マネジャー(58)がこの日、ジャニーズ事務所の子会社の取締役を辞任。来月に同事務所を退社する予定だ。

この影響で中居正広(43)稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人が退社の意思を伝え、木村拓哉(43)が事務所に残ることを決めた。現段階では分裂状態にあり、このままでは解散は避けられない。

<スマップ解散危機の背景>
・事務所副社長とスマップ・マネージャーの間の確執
・後継者問題、これは本当なのか判らない?
・副社長によるスマップ否定、ジャニーズの王道に非ず
・紅白司会問題、スマップ司会(木村拓哉)を土壇場で副社長が覆した
・約1年前の週刊文春記事(副社長インタビュー)
 ※上記のなかでマネージャーに出て行けと断言したといわれる
 ※さらに、芸能界で仕事をさせないと言ったそうだ(木村以外)
・スマップは、ジャニーズの傍流として冷遇されてきた
 ※スマップは、ジャニーズ本体ではなくマネージャーが育ててきた

・現在…上記の様な出来事が積み重なった末の解散劇となっているようだ!

 マスコミで流されている情報は、概ね上記した様なものである。しかし、マスコミの論調の根底にあるのは、異常ともいえる芸能事務所のやり方を肯定しているふしが垣間みえる。

 芸能事務所は、タレント(スマップ)に多大な投資しているので独立を簡単に容認できないという論理である。ちなみに、ジャニーズ副社長は独立(木村以外の4人)したあとは、芸能界の仕事をさせないと断言したといわれる。

 しかし、スマップは約25年の活動で事務所にどれだけの収益をもたらしたのか。その収支が気に掛かるがいかに。事務所は、それを捨ててもなお、追い出したいようである。そこに伺えるのは、芸能界特有の論理である。

 事務所に歯向かえば、容赦のない仕打ちがされるということだ。いわゆる干し上げることで他のタレントへの見せしめにすることだ。

 マスコミは、そういう芸能事務所のやり方を容認している。テレビ局は、ジャニーズからタレントを出さないといわれると、簡単に言うがままになるそうだ。噂では、2015年紅白の司会に木村拓哉が内定していたが、それが気に入らない副社長から紅白からジャニーズを引き上げると言われたエヌエッチケーが、あわてて司会を差し替えたといわれている。

 天下の国営放送が、一芸能事務所の恫喝で簡単にそれに従うというのはどうかと思うしかないが…。

 他のマスコミもそれを知っていながら、あまり問題とはしていない。それはある意味では、マスコミの常識として浸透していることを証明している。とにかく、芸能界では、事務所の意向には逆らえないということだ。

 長いものには巻かれろ、という悪しき習慣をいつまで続けるつもりか。

 スマップは莫大な収入を事務所にもたらしたのは間違いがない。普通の経営感覚ならそれをさらに活かすことを考えるはずである。それは例えば、スマップを完全小会社として独立させることで、さらにやる気を出させるとか。

 事務所本体は、小会社に対し投資することでリターンもあると思われる。

 しかし、事務所本体は、そうではなくて完全に解散させてスマップの息の根を止めようとしている。経営判断としては異常ともいえるだろう。

 家族経営の事務所であるから、やりたい放題は仕方がないともいえる。経営の透明化など芸能事務所に求めるのも無理なのかもしれない。

 それにしても、そんな家族経営で何の透明性もない一芸能事務所に右往左往されるマスコミ、とくにテレビ局はどうかしている。正気の沙汰ではない。ジャニーズでどんだけ視聴率があるか知れないが、繰り返すが、どうーかしてるぜ!。

 ジャニーズこそ、百害あって一理なしと、個人的には思うがいかに。

冒頭画像:デザイン=佐藤可士和

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