■芸能|偽りのコメンテーター テレビは人を騙す装置なのか?

スポンサーリンク

20130806231627

テレビ局を騙すのは、実に簡単らしいがいかに?

テレビを信じるな!が、またも証明されたようだ

「報道ステーション」にコメンテーターとして出演していた経営コンサルタントが、その華麗な経歴が偽りだったことがバレてしまった。ハーバードでMBA(経営学修士)を取得した国際派経営コンサルとしていたが、実は単なる聴講生でしかなかったそうであり、いやはやである。やっちまったな!としか言い様がない。

 これを暴いたのは、またしても文春であった。スマップ、ベッキー、清原等々、文春だけが、どーしてここまでぶっちぎれるのか不思議である。それにしても他の週刊誌はどーしたのか、それが何とも歯痒い気がするが…。

フジ“新ニュースの顔”ショーンKに学歴詐称疑惑
川上氏の公式ホームページ「SEAN K」の英文プロフィールには長年にわたり、下記の記述があった。

<高校卒業まで日本で教育を受け、大学で米国に戻り、フランスで2年間を過ごした。(中略)テンプル大学でBA(学位)、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。パリ第1大学に留学をした>(文春編集部訳)

 川上氏は「週刊文春」の取材に対して、「学位は取っていない」「パンテオンソルボンヌ(パリ第1大学)には入っていない。オープンキャンパスの中で聴講した」「ハーバード・ビジネス・スクールには、オープンコースの3日くらいのコースに1回行った」などと回答。

 このショーン川上氏は、どうやらベンチャーリンクの出身らしい。地方の小金持にフランチャイズ事業を売りつけていた会社である。たしか牛角のFC営業を代行していたが、評判はあまり良く無くて、いまはもう存在していない。

 経営コンサルという職業は、これまでもどことなくうさん臭い雰囲気があったが、これでまた新たなうさん臭さを加えてしまった。もちろん、コンサル業務に真摯に取り組む会社や個人の方が多いとは思うが、反社関連や詐欺師などが業種欄に必ず列挙しているのは、いまさら言うまでもない。

 何故、経営コンサルがうさん臭いかといえば、端的にいえば自らのリスクで実業をしていないからだ。そのくせ、何かと理論を振りかざして指導と称して金をふんだくる。結果がよければいいが、往々にしてあまり効果はない。一時期のソニーは最先端の経営理論を振りかざしていたが、その後は業績が低迷した。

 サンヨーは、経営トップに据えた元キャスターの夫である経営コンサルを重用したが、なんの効果もなく会社自体がすでになくなってしまった。その他、似たような事例は多くあるはずですが、ここでは省略します。

 有名どころの経営コンサル会社では、新しい経営および戦略プログラム?を開発し、それを高く企業に売りつけることを生業としている。それらに関する宣伝本は、書店のビジネス書の棚に多く見つけることができます。しかし、それらの最先端経営、または戦略指南本が本当に有効なのか、といえば疑問だらけである。

 何故なら、現在苦境にある東芝やシャープを見よである。あのような大会社となれば、多くのコンサルが介在しているはずである。しかし、東芝は不正会計で利益を水増ししていた、シャープは戦略を大きく見誤っていた。

 もしかしたら、東芝やシャープの問題にはコンサルが大きく介在していた可能性もある。とくに東芝の不正会計には指南役がいても不思議ではない。

 このように経営コンサルがうさん臭く見えるのは、その高邁な理論と結果が比例していないからと思われる。断定できるほど知見はないが、そうとしか思えない。コンサルではないが、日本マクドナルドの元社長も、現社長もMBAの取得者であるはずだ。その効果はいかにであるが、これは言うまでもないか。

 なお、個人的には経営手法や戦略プログラムはあってしかるべきと思うし、また有効であると考えます。ただし、それは使い方次第といえるだろう。そして、あまりコンサルの言うことを信じるなかれである。

 80年代バブル期に何かと騒がせた住友銀行のトップは、外資系大手コンサルの日本人社長を表して「かれは実業のなんたるかを知らない」と言い捨てたそうである。ちなみに、そのコンサルの社長は、大手ビール会社にオーストラリアの土地を仲介するなど不動産屋まがいのこともしていたそうだ。

 金になるなら、なんでもする。どうやら、それが経営コンサルの実態らしい。企業に食い込むには、たぶんコンサルというのは都合がいいに違いない。最初は経営指南と称して食い込んで、徐々に「こんな話しがありますけど、どーですかー」と言って、仲介の金を毟り取るという訳である。

 テレビ局に食い込んだ、経歴偽装の経営コンサルタントもおなじ類いと思われる。もし、偽りが発覚しないままテレビなどに出演していれば、それを機会にいずれ何らかの実害が出たのではないかと想像できます。

 例えば、テレビでも有名な経営コンサルのショーンK氏がお勧めする新規事業に出資しませんか、などの投資詐欺の片棒を担いだかもしれない。もっと簡単なのはビジネス本の類いである。ゴーストライターを使い、たいしたことのない内容を華麗な経歴とテレビ出演という化粧を施して販売を促進するのである。

 それを思うと、文春は被害を事前に防いだと言うことができるか。違うか。

 なお、怪しいコンサルばかりだけではなく、業務に真摯に取り組んでいるコンサルもいることは言うまでもありません。本当の意味での経営コンサルタントは良い迷惑と思っているに違いありません。

出自と学歴で簡単に人は騙される?

 実は当方もコンサルと似た様な職業に(コンサルと言わないだけでやってることはおなじだった)長く携わってきました。そのなかで出会った人の中には、ショーンK氏に似た様な人が何人かいました。そのなかでも一番印象深いのが、戦前の海軍大将の孫にあたると自称していたコンサルタントです。

 何かといえば、育ちの良さをそことなくアピールし、お前達とは出自が違うといわんばかりでした。日本橋生まれで、銀座辺りが遊び場だったとか。早稲田大学を2番の成績で卒業したとか。ゴルフのハンデは6だとか。一流企業の経営者と付き合い(これは事実だった)があるとか。

 それはそれは、いろんな自慢話を訊かされました。当時は(90年前後)、怪しい雰囲気はあったものの仕事はできたのですごい人だと思っていました。当方はある部分では、尊敬の念さえ抱いていたほどでした。

 ところが、それから数年後、知り合いからある話しが伝わってきました。あの海軍大将の孫のコンサルの人がいま裁判沙汰になってるらしいと。そして、海軍大将の孫とは嘘であり、経歴や学歴もほとんど偽っていたこともです。

 英國屋あたりでオーダーしたスーツをびしっと着込んで、颯爽とした振る舞いも堂に入っていたあの人が…という想いになりました。しかし、思い返せばいくらでも怪しいことがありました。

 身につけているものは、一流品ばかりであり、これはある意味では詐欺師およびそれに類する人達の常套手段でもあった。人は見掛けで簡単に騙されるようだ。品が良さげに見えて、なおかつ学歴、経歴がいいとなればなおさらである。

 そして出自がものを言う。海軍大将とか元貴族とか、一般人とはかけ離れた出自だと人は、それだけで信用してしまうようだ。海軍大将の孫を自称したコンサルは、見事に一流企業の経営者に食い込んでいた。

 当方の知るところでは、イタリアの無名ブランドを某企業に売りつけている。それでどのくらい儲けたかは知らないが、羽振りが良かったのは言うまでもない。

 年に何回かは、ハワイにクライアントの経営者を連れてゴルフに行っていた。営業能力に長けていたのは間違いは無いが。しかし、コンサルの本分を逸脱していたのも間違いないだろう。まるで商社マンのようだった。

 いったい何がしたかったのか。それが不思議である。とにかく金さえ儲かれば良かったのか。自分で事業を興す訳でもなく、企業の取引に介在し中間マージンを取る事を生業としていた。それを円滑にするツールとして有効だったのが、出自や経歴の詐称だったようだ。

 知識、教養、経験があっても、実に簡単に人は騙されるとしか思えない。

 だから、上記したコンサルに騙されたテレビ局も無理はないといえる。が、しかし、テレビ局も、いわばおなじ穴のムジナである。テレビ局が世間に広めてきた、数々のインチキは数知れないからだ。

 占い師、スピリチュアル、カリスマ美容師、そして経営コンサル。この次は何を用意しているか、それが見物である。テレビは信じるな、すべてバラエティーと思っておけば間違いない。違うだろうか。

 とにかく、テレビに出てくるコメンテーターの類いは、すべて眉唾で見ておけばいいだろう。最近、コメンテーターの新参としてたまに見かける以下の人にもショーン川上氏とおなじ指摘が噂されている。いやはやとしか言い様が無い。

<投資家I.Y氏:フジテレビ「とくだね!」とかに出演>
・開成中学合格→嘘
・総理大臣 山本權兵衞の子孫→嘘
・資産数百億→嘘
・シカゴ大学統計学博士課程卒→嘘 (宮台真司真実を知って激怒)
・モスクワ大学卒→嘘
・シティバンクUK→嘘
・SGウォーバーグ・デリバティブストラクチャーズ→嘘
・クレディスイス・フィナンシャルプロダクツ→嘘
・ホリエモンとフジサンケイのバトルの仲裁人を依頼される→嘘
・数々の大企業の投資顧問をしている→嘘
・2ちゃんねるに関わっている→嘘。

基本的にテレビに出る人はそういう人(ネットゲリラ)

冒頭写真:マグリット「これはパイプではない」

追記:ショーンK氏を擁護する人が案外多いようですが、それはあの様な人と関わりを持ったことがないからに違いない。ショーンK氏は、華麗な経歴と経営コンサルの肩書きをぞんぶんに利用していたはずだ。かれがまじめにやってきた(本人いわく)というのは、ある意味では偽ることをやってきたと同義である。

 さらにいえば、経営コンサルというネタを売りにした芸能タレントとして、バラエティーのみに出演していれば問題はなかった。なまじ報道番組などに出演したから化けの皮が剥がれてしまった。華麗な経歴と経営コンサルをネタにしたハーフの芸人が、近いうちに現れるかもしれない。案外受けそうな気がするがいかに。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

おすすめ記事