■海外ドラマ|ゲーム・オブ・スローンズ 権力と欲望の狭間で入り乱れる

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まるで人間の醜い権力争いの見本市のようだ!

ゴージャス感溢れる映像美で描かれた七王国戦記

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、ファンタジー小説「氷と炎の歌」を原作としたドラマである。アメリカのケーブルTV局であるHBOが製作し、本国は言うまでもなく、世界中で大ヒットしている。現在までにシーズン5まで公開されている。最新作のシーズン6は、4月24日から公開されるそうだ。

 シーズン6は、日本でも同時公開されるとか。ただし、スカパー?のスターチャンネルでしか観られないようである。レンタルは、だいぶ先だろうし、当方はHuluで観たからネット配信がいつになるかが気に掛かる。

 このドラマを日本でもレンタルや配信で観た人が多いはずである。いまさら感も否めないが、それでも今回紹介するのは、先日シーズン5を観たばかりであり、それが予想以上に面白かったからだ。久しぶりに早く次が観たいという思いに駆られました。

 このドラマは、前述したとおりファンタジー小説が原作であり、その舞台は中世ヨーロッパを思わせる架空の地ウェスタロス(七王国)となっている。そこで繰り広げられる物語は、端的にいえば「権力争い」である。

 甲冑で身を固めて戦い合うシーンもあるが、それよりも権力者たちの思惑の駆け引きが、いわばメインである。その権力争いの様相がすさまじい。古今東西の権力争いの有り様を、ごった煮にしてこれでもかと見せつけているようだ。

 それは、まるで権力を争う人間の「醜さの見本市」のような呈をなしている。したがって、子供向けのファンタジードラマとは対極にあり、女性の魅力的な裸体がおしげもなく披露されたり、男同士のベッドシーンなどもあるという具合だ。

 それらは一見関係無さげであるが、実はしっかりと物語の背景に絡み合っている。その見せ方が実にうまい。一話あたりの製作費は数億円以上だそうであり、そのゴージャスな映像美も見所のひとつとなっている。

 ロケ地もまた世界各地で行われている、アイルランド、スコットランド、モロッコ、スペイン、その他で撮影されている。撮影場所はどこもエキゾチックであり、想像力を掻き立てる、なかには、本物の宮殿も含まれている。

 玉座を狙う権力者、それに肖ろうとする近臣者、それぞれの思惑が入り乱れ錯綜していく人間模様を。一方では、空にはドラゴンが飛び交い、地にはその母である女王がいる。そんな、なんとも不可思議な世界観をゴージャスな映像美で魅せてくれる、大人のファンタジーとして存分に楽しめるドラマである。

<ウェスタロス・七王国の主要な領主および領地>
 物語は9つの諸名家を中心に語られる。王室領およびリヴァーランドを除く7つの領地は、かつて独立した王国であった。統一後のウェスタロスがいまだに七王国と呼ばれる由縁となっている。

・スターク家:北部 ウィンターフェル
・グレイジョイ家:鉄諸島 パイク
・アリン家:アリンの谷間 高巣城
・ラニスター家:西部(ウェスターランド) キャスタリーロック
・タイレル家:河間平野(リーチ) ハイガーデン
・バラシオン家(王家):王室領、ストームランド
・マーテル家:ドーン
・タリー家:リヴァーランド
・ターガリエン家(元・王家):エッソスに亡命中

 権力争いに絡む、各者各様の思惑が見所ーー

 権力争いといえば、中世ヨーロッパや中国の王朝、そして日本では戦国時代の国取り物語と、古今東西に渡って繰り返し行われてきた。それは現在も政治や企業の統治に形を変えて続いているのは言うまでもない。

 それらの問題の多くには、「血の継承」が根底にあるのは言うまでもない。例えば、中国の王朝の歴史では、王朝を建てた皇帝は、親から子へ、孫へ、ときには親類縁者へと血縁を中心に継承されていく。

 そのなかでは、親も子もないという壮絶なまでの権力争いが行われてきた。血の継承は基本であるが、ときには親が子を、または子が親を粛清した。また、新しい王朝の場合、前の王朝の血縁者はすべて粛清されたといわれる。

 しかし、そのような非道極まりない行いで王朝を維持しても、因果応報のごとくやがては自身にもおなじことが降り掛かる。中国をはじめて統一した晋の始皇帝も然りであった。始皇帝死後、二代皇帝はすぐに倒されている。

 このドラマでも、「七王国」を統治する王が突然死去し、その後を息子が継ぎますが、そこから尋常ではない展開が幕を開けていくのである。詳細は省きますが、陰謀、悪行、裏切りのオンパレードであり、誰が誰を落とし入れるかが、ドラマの見所と言っても過言ではない。

 例えば、王家を継いだ息子の母親(大皇)は、息子可愛さの余り、次々と陰謀を企てては敵対する人間を引き摺り降ろしていく。しかし、「因果応報」の例えどおりに、やがて我が身にそれが降り掛かる。それが何かは、観てのお楽しみに!。

 もうシーズン5を観た人は、言うまでもないでしょうが。それは壮絶な展開となりました。ところが、これがまだ続くのです。もう、待ちきれません、そう思うのは当方だけでないと思いますがいかに。

<このドラマのキーワードとして>
「血の継承」「陰謀と悪行の数々」「人間の善と悪」「因果応報」「宗教と原理主義」「親と子の関係式」「特権階級と一般庶民」…等々、興味深い事柄がもうごった煮状態で詰め込まれています。ぜひご覧になってください。

 さらにいえば、「ホワイトウォーカー」と呼ばれる死者の軍団が意味するものは、いったい何かが気に掛かります。

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ゲーム・オブ・スローンズ/ストーリー

<第1話>
冬来たる/Winter Is Coming
 国王ロバート・バラシオンとその王妃サーセイ・バラシオンの一群が北部に位置する氷の大地、ウィンターフェルの領主であり旧友エダード(“ネッド”)・スターク公を訪ね、死亡したジョン・アリン公に代わる“王の手”(王の腹心であり、護衛体調)の後任の申し出を行う。

 そんななか、エダードの妻キャトリンが王家の何者かがアリン公の殺害に関与しているという手がかりを掴む。さらにまだ子どもの次男ブランがある衝撃的な事実を目撃し、口封じのため塔から突き落とされてしまう。

 一方、狭い海(ナロー・シー)の向こうにあるエッソスでは追放されたヴィセーリス・ターガリエンが“鉄の玉座”奪還を狙い、妹のデナーリスを軍事力のある野蛮なドスラク人部族の王カール・ドロゴと政略結婚させて新たな同盟関係を結ぼうとする。(あらすじ、映画.comより)

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ゲーム・オブ・スローンズ/製作概要

エグゼクティブ・プロデューサー:デビッド・ベニオフ David Benioff
               :D・B・ワイス D.B. Weiss
監督:ブライアン・カーク Brian Kirk
脚本:デビッド・ベニオフ David Benioff
原作:ジョージ・R・R・マーティン George R.R. Martin
シーズン数:5
エピソード数:50
※2016年4月/第6シーズン公開

2015年/話題になったテレビ番組ベスト10(米国)

1位:「ゲーム・オブ・スローンズ」
2位:「ウォーキング・デッド」
3位:「The Daily Show」
4位:「サタデーナイト・ライブ」
5位:「WWE Raw」
6位:「シンプソンズ」
7位:「19 Kids and Counting」
8位:「グレイズ・アナトミー」
9位:「Last Week Tonight with John Oliver」
10位:「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」

引用:ウィキペディア、スターチャンネル、映画.com、ほか

七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
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