■社会｜地上波テレビは暗澹たるが如く　最近観てるのはネット動画ばかりかな

AbemaTV

　AbemaTVは、これまでありそうでなかった多チャンネルの番組を視聴できるシステムとなっている。これは本来は、テレビ局がやってしかるべきだったが、安穏としているテレビ局にはできなかった。

　IT系企業であるサイバーエージェントならではの、いわば腰の軽さというか、その身のこなし故にできた芸当というべきだろう。　
　
　意外というと失礼だが、とにかく思ったよりも見所がある内容となっている。既存のテレビ局ではできないニッチな視点が新鮮である。ニコニコ動画などと違って、コアなオタク層ではなく一般視聴者目線も好感が持てる。

多チャンネル型動画配信サービスとは
　2016年4月11日、パソコンやスマートフォンでさまざまな番組を視聴できる動画配信サービス「AbemaTV」がサービスを開始した。サイバーエージェントとテレビ朝日が設立する共同出資会社AbemaTVが運営し、ニュースや音楽、スポーツ、アニメなどを扱う24チャンネルを提供する。

　各チャンネルはテレビ放送のように番組編成していて、番組表に合わせて特定の時間に番組を配信する。配信番組は無料視聴できる。月額960円の有料会員は、各番組を好きなタイミングで視聴できるVOD（Video On Demand）サービスも利用できる。

　当方は、ときどき「ペット」チャンネルを観ている。地上波テレビのように過剰な演出もなく、延々と犬や猫が映されているだけであるが、それが案外に癒される。

エラー | ABEMA

abema.tv

hulu、ネットフリックス

　もはや、いまさら言うまでもない有料の動画配信サービスである。当方は、いまではhuluしか加入していないが、少し前まではネットフリックスにも加入していた。どちらも、月1000円前後でコンテンツは見放題である。

　映画コンテンツはダブっているが、海外ドラマに多少違いがある。またhuluは、日本テレビ系列であるので日テレの番組もいくつか観ることができる。当方は、「笑点」をここで観ることがある。

　huluには「ゲーム・オブ・スローン」があり、ネットフリックスには「ハウス・オブ・カード」がある。どちらもキラーコンテンツであり、これはダブっていない。どちらも見応え十分であり、これを観た後には日本のドラマが陳腐に見えて仕方がない。日本で匹敵するドラマができるかどうか、それは無理筋か。

　動画配信サービスは有料ではあるが、レンタルビデオと比較すれば格安といえるだろう。最新の映画しか見ない人にはお勧めできないが、多少古い映画や海外ドラマに興味がある人には加入して損は無いと思われる。

　欲をいえば、まだコンテンツの数が少ない。個人的には古い映画のコンテンツを充実させてほしい。有名なクラシック映画でも意外と配信されていない。

hulu
https://www.hulu.jp/
ネットフリックス
https://www.netflix.com/jp/

YouTube動画

　いまや誰でも観ているといってもいい無料動画サービスである。当方は、このYouTube動画で最近良く観ているコンテンツがいくつかあります。その中から以下のチャンネルの動画を紹介いたします。

「バイリンガル3兄妹」
アメリカ人のパパと日本人のママを持つバイリンガル３兄妹。
2007年12月生まれの長男クウガと、
2011年6月生まれの長女エマ、
2014年8月生まれの次女ハナの日常を記録した動画­達です。
楽しんでもらえますように♪（チャンネル紹介より）

お遊戯会の練習の成果をママさんに披露する、エンジェルこと長女エマちゃん！

おまんじゅうがきらいとキレる、プリンセスことエマちゃん！

片目がつむれないエマちゃん、言い訳が絶妙なり！

　この動画の中で主役は、いまのところ長女エマちゃんだろうと思われます。長男クウガ君は、やんちゃになってきてママさんでは対応できない様です。ときどき、パパさん（外人さんなのでガタイが大きい）が説教をしています。

　次女ハナちゃんは、まだ幼くてうろちょろしているだけ、その点長女エマちゃんは、いろんなことをしでかしてくれます。ママさんには、それが可愛くて仕方がないといったところでしょうか。

　とにかく、家庭の実態は知る由もありませんが、とにかく幸せそうで動画を観ている方もなんとなく癒されます。とくに、ママさんとエマちゃんのやりとりが漫才の掛け合いのようで面白いです。

　ママさんは、仕事をしてるようですが、子育てとの兼ね合いが大変そうです。（詳しくは知りませんので、あくまで想像ですが）

　以上、最近観ている動画配信を紹介いたしました。

追記：
　これまで地上波テレビ以外にも衛星やケーブルなどの選択肢がありましたが、それぞれ専用の機器や工事が必要でした。それに対しネット環境さえあれば、どこでも観られる動画配信サービスは強みがだんとつです。

　地上波テレビだけでなく、衛星やケーブルなどもやがては淘汰されて、ネットに集約されていくのではないでしょうか。