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世界|戦争とはなにか ロシアのウクライナ侵攻がはじまった

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ロシアのウクライナ侵攻は、いつか来た道を辿るか

人類はちっとも進歩していない
2022年の現在において、軍事力(暴力)をもって他国(独立した主権国家)に侵攻する行為が公然と行われるとは思いもしなかった。

これがまかり通るのであれば、21世紀の世界が、1945年以前の大戦前夜、または19世紀以前の植民地時代に逆戻りである。違うだろうか。

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部におけるロシア系住民が迫害されている(ジェノサイドと言っている)ことを理由に侵攻を開始した。

これは、まさにデジャブである。1939年、ナチスドイツは今回のロシアとおなじくドイツ系住民の保護を錦の御旗にして、ポーランドに攻め入った。そして、それを機に、第二次世界大戦へとなだれ込んだのは今更言うまでもない。

プーチン大統領は、ウクライナを親ロシアの中立国としたいようだ。しかし、この発想は、旧ソ連時代の冷戦構造そのままである。現在の欧州(旧西側)には、ロシアの領土を侵略する理由がないと思われるが、いかに。

なにをプーチン大統領はそんなに恐れているか。ロシアという国家が、欧州に侵略されることではない。これはあくまで個人的見解であるが、プーチン大統領とその権力構造の既得権益が危うくなることを阻止するためではないか。

要するにロシア国民に自由な権利意識が浸透するのを恐れていると想像できる。なぜなら、現在のロシアは共産主義ではないが、プーチン大統領を中心とした強権主義体制である。どこかにも似たような国がある、それが中国である。

ロシアでは過去に、反体制の政治家やジャーナリストたちが逮捕されたり、奇妙な死に方をしていたりする。ロシアを恐ロシアというのは、ここからきている。

現在(2022.2.26)、ロシア国内ではウクライナ侵攻に反対するデモが行われているようだ。しかし、それを強権をもって排除し片っ端から逮捕している。逮捕されたデモ参加者の安否が気に掛かります。

ロシアを擁護する専門家の詭弁
このような事態にもかかわらず、ロシアを擁護するかのような発言をする専門家と称する一部の人たちがいます。かれらは、政治背景とか、地政学的背景とかを理由にして、ロシアの行為を理屈をつけて正当化しようとしているようです。

まるで旧冷戦体制が懐かしくてしょうがない、そんな趣にあります。いやはや。どのような背景があろうと、独立した主権国家にいちゃもんつけて押し入る(侵略)のは、誰がどう考えても正当化できるものではありません。

現在のロシアは、共産主義ではありません。何主義かといえば、プーチン主義の独裁国家であるのは間違いないでしょう。

独裁国家が長続きした事例はあまりないようです。旧ソ連のスターリンは死ぬまで独裁者でしたが、背景には共産主義がありました。

現在のプーチン大統領の背景には、何があるでしょうか。共産主義はもうありません。それでは個人崇拝でしょうか。

はたして、いまのロシアにプーチン崇拝の国民がどれほどいるか、多くの国民は強権に恐れているだけではないか、と想像いたします。

プーチン氏はなぜウクライナに侵攻したのか、何を求めているのか
侵攻開始の直前、プーチン大統領の演説がテレビで放送された。プーチン氏はその中で、今のウクライナから脅かされているため、ロシアは「安全を感じられないし、発展もできなければ、存在もできない」と述べた。

プーチン氏の主張のほとんどは、事実と異なるか、非合理的だった。自分の目的は、威圧され民族虐殺に遭っている人たちを守るためだとしたほか、ウクライナの「非軍事化と非ナチス化」を実現するのだと述べた。

ウクライナで民族虐殺は起きていない。ウクライナは活発な民主国家で、大統領はユダヤ系だ。「いったいどうやったら私がナチスだというのか」と、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は反発した。

ウクライナの歴史 中世から現在まで

知っておきたいウクライナの歴史!
15世紀後半、権力の空白地域となっていた「荒野」で、武装した人々が共同体を作ります。彼らは「コサック」と呼ばれ、ポーランドとリトアニアの臣下でありながら国王の支配を受けず、軍人の特権と自治制を有する特殊な集団でした。

ポーランドやリトアニアの傭兵としてさまざまな戦争に参加し、また自らも隣国のモルドバ、クリミア、ロシア、オスマン帝国を攻撃するなどして、勢力を拡大していきます。1648年には、首領のボフダン・フメリニツキーが中心となって反乱を起こし、独立を果たしました。

しかしその後は内乱状態に陥り、その隙を見てロシアが介入してきます。結果的に、ドニプロ川を境にポーランド・リトアニアの支配下に置かれる「右岸ウクライナ」と、ロシアの支配下に置かれる「左岸ウクライナ」、そして下流の「ザポロージャ」の3つに分裂することになりました。

その後、「ロシア・ポーランド戦争」を経て1689年に「永遠平和条約」が締結。ロシアとポーランドでウクライナを分割すること、ザポロージャはロシアが統治権を得ることなどが定められます。

ロシアの支配下でコサックの自治権は徐々に奪われ、ウクライナ語はロシア語の「方言」として扱われるようになりました。1863年には、ウクライナ語の書物の出版や流通が禁止されます。コサックはロシア軍に編入され、「日ロ戦争」にも参加しました。

「第一次世界大戦」が勃発すると、ウクライナの西部は激戦地になります。1917年にロシア帝国が崩壊すると、ウクライナは独立を目指して立ち上がりますが、ウクライナ人民共和国軍、ソビエト赤軍、ロシア帝政派の白軍、白軍を支援するフランス軍、イギリス軍、ポーランド軍、無政府主義者の黒軍、ゲリラ主体の緑軍などが入り乱れる内戦状態になりました。

1920年にソビエトの勝利で内戦が終息し、ウクライナ社会主義共和国が成立。1922年には、ロシア、ベラルーシ、ザカフカースとともにソビエト連邦を結成しました。

1991年 ソ連崩壊に伴い独立
・当初は、EUやNATOへの加盟を表明するが、次第に強権化しロシアとの協力体制を進めていく。

2004年 オレンジ革命
・大統領選挙をめぐり国内は混乱、オレンジカラーをシンボルとする野党支持者が抗議活動を展開する。新欧米派の大統領が当選する。

2010年 親ロ派の大統領が返り咲く

2014年 ウクライナ騒乱
・EUとの政治/貿易協定の見送りに端を発して、またも国内は混乱する。政権は崩壊、親ロ派の大統領は、ロシアに亡命する。

・反発したロシアは、クリミア半島、東部ドンバス地方に侵攻し占拠する。

2019年 ゼレンスキー大統領、NATO加盟を公約する

2022年 ロシアがウクライナに侵攻する

キエフ攻防がつづく
2022.2.27現在、ウクライナの首都であるキエフの攻防戦が続いている。ウクライナ軍の抵抗に遭い、ロシアの想定通りには進んでいないようだ。

プーチン大統領は、核の使用さえ辞さない発言で欧米諸国を脅している。なぜそこまでして、ウクライナにこだわるのか。

なにかと正当化する理屈をつけてはいるが、それが不合理であるのは世界中(一部を除く)の人々が理解し、また目撃しているはずだ。

アメリカをはじめ、欧米各国は、ウクライナを見捨てるか否か。その判断が今後の世界秩序のゆくえを示しているのは、間違いないと思われる。

難しい判断を求められる欧米各国首脳(日本も含む)の苦悩が見て取れるようだ。

これを機に、世界大戦に発展することがないようにと祈るばかりである。

参考:なぜロシアは、ウクライナに侵攻したか(日本経済新聞)

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