ゴーンの劣化が著しいと思うが、如何に
日産、スカイラインにベンツのエンジンを搭載!
日産スカイライン、ベンツエンジン搭載の衝撃
http://www.j-cast.com/2014/06/08206682.html?p=1
かつて、ゴーン流改革が功を成して復活した日産であったが、昨今では日本の自動車業界で独り負け状態に陥っている。そこで、起死回生なのかどうかは知らないが、提携戦略を矢継ぎ早に打ち出すゴーンさんである。その戦略の先にあるのは、はたして吉か、凶か!。
当該ユーザーは経済記者でもなんでもないことをお断りしておきます。したがって、これから書く事はたんなる思い付きであり、特別な根拠が有る訳ではありません。ご了承ください。
たまたま読んだ記事にスカイラインにベンツのエンジン搭載というものがあった。この記事に何故か、かつてどこかで似たような出来事に遭遇したことを感じた。それは、ソニーがかつて液晶、その他で隣国と提携し、その後なんの利益を得る事無く撤退したことである。自動車と家電という違いはあるが、ソニーも一時期は外人が経営トップであったことで共通点はある。
なお、ソニーの提携戦略を進めたのは、外人トップの前任者であった出井氏であったのは、言うまでもない。
自動車業界は、これまでも提携をすることでコスト削減や技術革新を図ってきた歴史がある。しかし、ゴーン流の提携には何故か違う様相を感じている。それは、日産のオリジナル性の希薄化である。エンジンという自動車の肝心要の部分を他社製のエンジンでまかなうというのは、いかがなもんか。
そんな考えは古いか?、または革新的でないのかもしれない。しかし、日産はかつてはエンジンが売りだったはずである。ベンツのエンジンを搭載することを売りにするのは、それを放棄することを世界に向けて宣言したに等しいではないか。
いやはや、技術の日産は何処にである。もはやそんなものは、ゴーン流数値経営の前にはなんの効能も発揮しないようだ。ゴーンの提携戦略の元は、コスト削減と効率化、粗利益の向上しかないのではないか。そんな風に思う次第である。
スカイラインにベンツのエンジン載せてどこがいいのか分からない。日産のファンは、ベンツではなく日産独自の技術に惚れて購入していたはずだ。なお、あくまで国内での話だが、ゴーンはどうやら国内を見限ったか。それより海外で売る事を優先したに違いない。しかし、それは日産のフィロソフィーを放棄することに他ならないではないか。なんとも残念な日産である。
はたして海外の顧客は、ベンツのエンジン載せたスカイラインを購入するだろうか。個人的にはベンツを買えばいいんじゃねーとしか思えない。
エンジンというのは、その開発に多大なコストが発生するはずだ。それを他社から手に入れればコスト削減効果は絶大かもしれない。数値至上経営者なら涎がでそうなぐらいうまい話だ。その反面、長い目で見たときには、自社の開発体制が弱くなるはずである。うまい話には裏がある。詐欺と同じに数字で誤摩化されるのはいかがなもんかである。
ゴーンにしてみれば、今後の日産の車造りの先駆けにしたい、そんな思いかも知れない。たぶん、エンジンというコストは削減しつつ、デザインやその他機能で勝負する車造りを想定していると推測する。もしかすると、日産はこのベンツをはじめとした提携戦略がうまく機能しないと、坂道を転がる速度は止まる事無くあっと言う間にベンツ傘下ということかもしれない。
なお、このベンツ搭載のスカイラインを写真で見る限り、あまりデザインもいいとは思えない。機能は運転してみないと分からないが、その前にいささかも興味が湧かないのはどういう訳か。個人の好みの問題ではあるが、いささか気になる次第である。
はたして、このベンツ、いやニッサン・スカイラインは売れるだろうか?
追記、エンジンを開発する技術者が不足していると指摘した記事があった。日産がエンジンをベンツにしたのと関係はあるのだろうか。たぶん、根底にある問題なのかもしれない。
自動車業界、深刻化する若手技術者不足 異例の8社共同研究、その本音と建前は?
http://biz-journal.jp/2014/06/post_5078.html
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