■芸能｜アイドル界の田中角栄　その名はさしこ

あー、なんということだろうか。アイドルとは何だ！である。最近、某番組内で一応アイドルという枠内にいる指原莉乃さんは、自身の下の毛を話題にして盛り上がっていたとか。いつから、アイドルに下ネタが解禁されたか知らないが、こんなことでいいのか？。そんな風に思うのはおじさんだけか。

なんせ、おじさん世代のアイドルたちは、清楚といういまでは死語に近いスタイルが主流であった。実際は、そうでなくてもそのように振る舞うのがアイドルの流儀であった。それが、いまでは下ネタもできますという事が売りになるようだ。違うか。これも時代の変化ということか。いやはや。

指原莉乃「下の毛騒動」とは何か。

それを若干説明すると、なんでも有吉宏行とともに番組のロケでハワイに行ったそうである。そのとき指原さんは、有吉さんに下の毛をネタに「モジャ原」と弄られたとか。そのとき一緒にいたダレノガレ（だれ？）さんは、アタシはツルツルよと言ったそうである。

ちなみに、有吉さんはダレさんを「ツルノガレ」と言っていた。

そして帰国した指原さんは、そのことが頭にこびりついていて、この際だから「モジャ原」変じて「ツル原」になるべくイッテしまったそうである。何をイッテしまったかは、説明するまでもないと思うが、如何に。

という訳である。ま、いわゆる下ネタである。これが芸人なら、なんのことはない単なるネタとして受けるかどうかである。しかし、この下ネタがアイドルが発信元というのが問題である。しかし、どうやら世間では、どうせ指原だもんで済んでしまっているようだ。

ということは、指原莉乃＝芸人という認識か？。それは限りなく近いが、あくまで本人はアイドルを主張すると思うが、違うか。それはさておき、どうせ指原だもんで済んでしまうのはいかがかと思う。

これは、なんとも恐ろしいことである、アイドルをなんだと思ってんだ。彼女は、従来のアイドルイメージを崩壊させて、自分に有利な環境を作ろうとしている。それは当たらずとも遠からずのはずである。指原莉乃はなんとも戦略的である。もしかしたら政治家にもなれるかもしれない。

指原莉乃＝マキャヴェリストなんてのは違うか。これは自信が無い。あしからず。
ちなみに、権謀術主義者（目的達成のためには手段を選ばない人）を指す語を「マキャヴェリスト」という。

指原軍団は、いつルビコン川を渡るか！

とにかく、そんな風に思っていたら、やはり同じ様に思った人達がいた。秋元康氏とリリー・フランキー氏である。かれらはなんと指原莉乃＝田中角栄説を風潮しているとか。

かつて田中角栄氏は、田中軍団を率いていた。かれは、気配りと金配りで大政治家グループを形成していた。それと同じく、指原さんも指原軍団ともいうべきグループ形成を行っている節があるとか。また、彼女の気配りも政治家に勝るとも劣らないそうである。

そして、人心掌握もなかなかのものがあるそうだ。彼女が兼任支配人を勤めるHKT48では、後輩達を引き立てる、活躍の場を設ける等を積極的に行うことにより、後輩達は彼女への信頼感を高めているとか。この辺りの行いは、まさに田中角栄を彷彿させる。

しかし、個人的には彼女はアイドル帝国のカエサルに相応しいかと思う。その根拠は、改革者となる要素があると思うからである。ま、単なる思い付きに過ぎないがいかがであろうか。

いつの日か、彼女はカエサル指原となり軍団を率いて、アイドル帝国のルビコン川を渡り「賽は投げられた」と言うときがくるかもしれない。そのときは、秋元康がアイドル界に君臨する最期の日となるはずである。

そんなカエサル指原もやがては「ブルータス、お前もか」と言って姿を消す事になる。それが世の常、アイドルに課せられた運命であるかのようにである。なんてことを想像したが、とくにこれに意味がある訳ではない。

かつて、自身の冠番組「さしこのくせに」で毎回のように泣いて、相方を勤めた芸人の土田さんに弄られていたことが遠くになりにけりである。当時は、まさか田中角栄とおなじと語られるなど露にも思わなかった。

しかし、もしかしたら、当時からすでに戦略的に振る舞っていたか。もしそうなら、なんとも油断成らないアイドルである。もっとも、なんの根拠も有りはしないが…。

とにかく、アイドル界の田中角栄になるか、はたまたカエサルか。今後の動向も注目である。たぶん。しかし、興味・感心の無い人には何の関係もない。アイドルとはその程度の存在である。（当該ブログユーザー談）

追記、断っておくが当該ユーザーは、指原さんのファンではない。面白い女性という認識である。好きかと問われれば、エリカ様ほど好きではないと答える。これは誰も聞きたくないことだったかもしれない。あしからず。