夜の帳がなんともセクシーに色めき立つ!
Tonight クール&ザ・ギャング
そのキャッチーな旋律とリズムに思わず踊りたくなる
クール&ザ・ギャングは、70年代にヒットを立て続けに出した、いまでは伝説的なバンドである。当時の音楽的ジャンルとしては、ディスコサウンドであったが、その実力は高く評価されていたはずである。かれらは、元はジャズファンクのバンドであったらしい。
かつては、パーティーバンドと言われていたが、その実力は折り紙付きで、現在では、一線からは退いてはいるが、それでもジャズなどを演奏しているようである。
ヒットした曲としては、「Funky Stuff」(ファンキー・スタッフ/73年)、「Jungle Boogie」(ジャングル・ブギー/74年)、「Ladies Night」(レデイス・ナイト/80年)、「Too Hot」(80年)などがある。そしてかれらの最大のヒット曲が「Celebration」(セレブレーション/80年)であった。
かれらの曲は、きっとどこかで聴いたことがあるはずである。また、現在流行の音楽にも多大な影響を与えてもいる。たしか、ヒップホップ系の音楽家はかれらを尊敬して止まないということを何かで読んだ記憶がある。
冒頭に紹介した「Tonight」は、84年にヒットした曲である、ちなみ、動画の曲はかれらが、新世代のアーティストと組んで再録音したものである。
2000年代の初頭に、かれらの音楽がふたたび注目された時期があった。かれらが新世代アーティストとコラボしたアルバムを発売したときである。その頃に新宿かどこかで通りすがりに、どこかのお店から「セレブレーション」が聴こえてきたのであった。それは、実に新鮮に聴こえたのをいまでも覚えている。
そして当該ユーザーは、早速そのアルバムを購入した次第であった。ちなみに現在でも所有している。
そのアルバム「ザ・ヒッツ・リローテッド」は、ベスト曲をアレンジし直して、さらに新世代のアーティストと組んだ新しい試みのアルバムであった。なかには、かつての趣とは大きく異なるヒップホップにアレンジされた楽曲もある。
その出来具合は、個人的には素晴らしいものがあると、いまでも感じている。かつてのヒット曲が、新しいアレンジで現代に蘇ったごとくである。
しかし、それでも変わらないのは、キャッチー、かつセクシーな音楽性である。と感じるが、それは如何に。
追記、冒頭のYouTube動画は一部箇所で音が飛びます。言わずとも何故かご理解して頂けると思いますが、念のため申し上げておきます。
<ザ・ヒッツ・リローテッド/アマゾンより>
結成40周年を記念して、米のR&B界の若手スター、UKのジャミロクワイやリサ・スタンスフィールド、果てはセネガルのユッスー・ンドゥールまで招いて、名曲の数々を再演。オリジナルの味わいを活かしたもの、思いっきりヒップホップなものなど多彩で楽しい。
コメント