とにかくサウンドが、すごくかっこいい
当方実は、このバンドを2019年まで知らなかったです。ある日偶然、YouTubeのおすすめに掲載されていたのを、何気にクリックして聴いてみました。
あっと驚くサウンドでした。どこか懐かしさを感じると同時に、実に新鮮なサウンドでありました。どこかで聴いた覚えがあるような、そんな気もしました。
そうでした、なんとあのクエンティン・タランティーノ監督の映画「キル・ビル」のなかで演奏されていた音楽でした。
映画は観たものの、テーマ曲(布袋寅泰・作曲/演奏)の方は覚えていましたが、「THE5.6.7.8’s」の名前は記憶にありませんでした。あしからず。
いやー、お恥ずかしい限りである。さらにこのガールズバンドは、なんと「イカ天」出身だそうです。40代後半以上の人なら記憶にあるはずですが、89-90年に放送されていたテレビ番組「いかすバンド天国」のことです。
そしてキル・ビル以後は、海外でも注目されるようになり、海外ツアーも行っているそうです。いやはや、知らなんだ。
サウンドは、初期のロックミュージック、またはサーフミュージックなどを彷彿させる、さらにはガレージバンドのような自由奔放な音楽性も感じられます。
とにかく、知らなかった人は、とりあえず聴いてみてください。個人差はありますが、かっこええやん、と思う人多しと思います。
<THE 5.6.7.8’S(ザ・ファイブ・シックス・セブン・エイツ)/メンバー>
結成当時からのメンバーで、SACHIKOとは実の姉妹。
SACHIKO(ドラム)
結成当時からのメンバーで、YOSHIKOとは実の姉妹。
Chellio Panther Omo(ベース)
1990年に加入。1996年に一時脱退するが、2003年から再加入している。
画像引用:https://www.startiger.com/myStars/l.php?i=&s=654029&u=20768
冒頭動画:MOTHRA(モスラの歌) / The 5.6.7.8’s
モスラの歌なんて、実に渋いなと思う次第です。ちなみに、モスラとは1961年公開の映画「モスラ」に出てくる蛾の巨大怪獣です。原曲は、ザ・ピーナッツの双子のオネーさんたちが歌ってました。
THE 5.6.7.8’Sのバンド名の由来は、50年代、60年代、70年代、80年代の音楽をリスペクトし、演奏するという意味があるようです。
Woo Hoo / The 5.6.7.8’s
映画「キル・ビル」のなかで演奏された、ロッカティーンズの大ヒット曲(59年)のカバー。当方は、ロッカティーンズってだれ、という感じで知りませんでした。
Great Balls Of Fire / The 5.6.7.8’s
ロックンロールの古典的名曲「火の玉ロック」のカバー。原曲は、ジェリー・リー・ルイス、1957年に発表し全米で大ヒットした。ギター&ボーカルの”YOSHIKO”さんの弾けぐあいがナイスですねー。
Wooly Bully / The 5.6.7.8’s
往年の典型的なロックンロールのリズムをベースに、荒削りな歌と演奏がなんともいえず弾けています。ギターフレーズが格好いいです。Sam The Sham & Pharaohsのカバーのようです。
Sho Jo Ji Madness / The 5.6.7.8’s
これはなんと「証城寺の狸囃子」のカバーである。見事にロックバージョンとなって弾けてます。原曲は、千葉県木更津市の證誠寺に伝わる「狸囃子伝説」に想を得たもので、1925年(大正14年)に発表された。
The 5.6.7.8’sには、他にもあなどれないオリジナル曲やカバー名曲がたくさんあります。ぜひYouTubeのリンクを辿ってお聴きください。
おまけ/The 5.6.7.8’s 長めのライブ映像です
背景に漢字が見えるので、たぶん中国でのライブ映像(定かではない)と思われます。かなりノリのいい会場の雰囲気が伝わってきます。
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