■社会｜中高年のカラオケ選曲が痛い？それは悪かった！

なんでも若者世代の21％、5人に一人が中高年世代のカラオケ選曲を痛いと感じているそうだ。なんだそれと思うが、中高年世代としては思い当たるふしもあるので、それは悪かったと反省するしかない。無念の気持ちを滲ませながらである。

しかし、ヤング諸君は、自分たちが世の中の中心と思っているのか。トレンドの真ん中にいる自分達の意に合わなければ、すべて痛いで片付けてしまう。そんな若者こそ痛いに違いない。何故ならば、それこそ「井の中の蛙、大海を知らず」であるからだ。そんな気がするが、いかがだろうか。

しかし、しかーしである。中高年諸君も思い出してほしい。自分が10代、20代だった頃、どういう風に中高年世代に接したか。ちなみに、当方より少し上の世代は、30歳以上を信じるなといって過激なことばかりしていた。敵は中高年世代として、激しい言葉でなじっていた。

ところが、そんな人達も嵐のような激動の季節が過ぎ去ると、さっさと会社員におさまって、「もうモーレツ」とか「24時間戦えますか」とか言いながら企業の中枢を担う企業戦士となっていた。ある意味では、変わり身がこれほど早かった人達をその後は見たことがない。たぶん。

若いときは、大人を信じるなと言っておいて、時代が変わり自分達が年を食ったとたんに変節したのであった。いやはや。

そんな風潮を少し下から眺めていた当方などは、よくやるよと思って見ていたもんである。しかし、かれらは変節してもなお過激な時代と同等のエネルギーを失わず、日本の底上げに貢献したのは間違いない。

当該ユーザーが経験した若者と中高年のあいだにある、暗くて深い河はいずれいまの若者の身にも訪れるものである。これは間違いない。

「痛い」「寒い」「古い」などと言って、中高年をバカにする暇があったら自らを戒めて勉強や仕事に精をだすほうがよっぽど建設的だ。どうせ、いずれは「痛い」と言われるのは、あなた自身である。いや、オレは、アタシは「痛く」はならないと思っているとしたら、それは認識不足としかいいようがない。

とにかく、なぜ「痛い」のか。それをよく見極めて、将来の自分自身への対処方法として活かして頂きたい。そう思う次第である。

中高年で、当方が「痛い」と思う例を紹介したい。誰でもが知ってる超がつくほどの有名人だ。名前を出すと事務所からクレームが来るかも知れない大物だ。

男性アイドルの誰かさんだが、若いときはまだしも、いまだに若ぶっていて「痛い」だろうと思う。なんせ、ヘアースタイルにこだわって、役柄に合わそうともしない。そんなのありかと思うが、当人はそれを当然と思っているふしがある。

あくまで想像であるが、自分は中高年でも「痛い」「寒い」「古い」とは関係ないと思っているに違いない。勘違いも甚だしいを絵に描いたようだ。そのように思うが、みなさんもおなじだろう？ね、思いますよね。

誰？のことだって、それは事務所がこわいから控えます。

なお、あくまで当該ユーザーの意見であって、押しつけはしません。しかし、きっとおなじような考えの方がいることを願って止みません。

「オレは、そんなのに巻き込まれたくないぞ」と、そんな声が聞こえてきそうですが、それは気のせいですか。いやはや。