■社会｜都議会低俗ヤジと、女子大生昏倒事件

政治の世界は、昔とちっとも変わっていない。なんて、いまさら言うまでもないか。

最近話題の出来事といえば、都議会で女性議員に対して低俗なヤジが飛んだことでマスコミが騒いでいることが上げられる。また、同じ頃、新宿コマ劇場前で女子大生が集団で昏倒する騒ぎがあった。また、従軍慰安婦問題で河野談話の疑惑が、検証委員会で確証されたことも話題である。

2014年6月18日の都議会では、以下のような出来事があったようである。

都議会で質問中の塩村あやか議員に対して、低俗なヤジが飛んだ。
質問は、都内の女性は晩婚化が進み、不妊治療なども増えているとして、こうした女性への支援策についてのものであった。そこに「お前が結婚しろ」だの、「産めないのか」などといった声が議場内から起こったそうである。その後には「ワハハ…」などと笑い声が続いたとか。

いやはや、なんという低俗。議員とはいったい何様か。何か異なる意見があるならば、正式の場で堂々と述べればいいのではないか。国会議員をはじめ昔からこの手の手法は止む事は無い。いったい、政治家はどうなってるか。

低俗なヤジを飛ばした輩は、騒ぎが沈静化するのをひたすら雲隠れして待つようである。何人もの議員がいて知らないはずは無い。一応、ある議員が名指しされているが、すっとぼけている。他の議員も仲間意識なのかそれは知る由もないが、誰も特定されずに済まそうという動きらしい。

セクハラという問題が巷を騒がせているのを議員は知らないのだろうか。いや、知らないはずはない。なにか議員特権でもあるのだろうか。実に不思議である。

当事者の塩村あやか議員に対しては、ネットであれこれ噂が飛び交っている。かつてテレビ番組に出演した際に「慰謝料として1500万円貰った」などという発言があったとか。その他、まことしやかな噂がネットを騒がせている。

もし、それが事実であっても上記した低俗なヤジが許されるとは思えないが、如何に。政治家とは、もしかしたら低俗でないと勤まらないのか。そんな気もする次第である。国会議員にはじまり地方に行けばいくほど低俗になるようである。つい最近では、ある地方の市議会議員が未成年の女性と淫行し、それをビデオに撮ってネットに流して金を稼いでいた、という事件があった。

淫行容疑で葛城市議逮捕、「思い出せない」と容疑を否認
http://www.sanspo.com/geino/news/20140529/tro14052917110013-n1.html

もう言う事なしの体たらくである。

これからの選挙では、もっと政治家の身辺調査を公表すべきである。ネットを使えば簡単にできそうだが、なかなか政治家の悪いことは公表されない現状である。

追記、その後、一旦は否定していた大田区選出の鈴木章浩議員が、ヤジは自分である事を認めて陳謝した。しかし、その他の議員はいまだ沈黙したままである。（2014/6/24現在）

6月20日か21日の未明に、新宿コマ劇場前で女子大学生の多くが昏倒する事態があったそうだ。何があったのか。その事実関係はいまだ薮のなかであるが、いつものように推測情報がいくつかネットに上げられている。

どうやら明治大学と日本女子大のコンパに関連した出来事らしい。しかし東京にいる大学生は、コンパばかりしてるのか。それは知らないが、どうもだいぶ前からこのような事は常態化していた。偏差値競争の果てに入学した大学では、タガが外れるのか知らないが、コンパをすることが目的となっているようだ。

若いから仕方がないという見方もできるが、本分は学問をしに行ってるはずである。いかに勉強はできても目的がこれじゃ情けない。そういえば、最近、テレビ局の内定を受けた大学生が集まって飲み会をして、「オレたちってすごくね」と言ったとかでホリエモンをはじめ識者が呆れていたことがあった。

テレビ局では数万人の応募者から受かったのは数人とかであるらしい。きっと勉強はできるのだろう。しかし、勉強ができてもこの程度かと思うのは何故か。何か、日本の未来が薄ら寒い思いがした次第である。

それはさておきコンパ大学生だが、なんだかヤンキーが、一時的に暴れていずれは卒業して大人になっていく。そのような行いとどこか同じ匂いがするが、違うか？。なんとなく世間への甘えの構図が見て取れるが、如何に。

何故、このような事態となったかであるが、ネットの噂では、クスリを女性に盛ったのだろうとまことしやかに語られている。それが何故かといえば、女子大生の昏倒の仕方がただ事ではない。リンクした記事元に多くの写真が掲載されているので確認してほしい。

もろぶっ倒れているに近い状態ではないか。こんな倒れ方は、飲み過ぎだけではならないに違いない。中にはお漏らしをした女性もいるとか、いないとか。この状態を見て思うのは、かなり前にあったスーフリ事件である。たしか早稲田の学生が自ら企画したパーティーで、女子大生を酩酊させて強姦した事件であった。

パーティーの目的は、強姦であったのは言うまでもない。これが早稲田という一応一流の大学生であり、しかも2度も大学生をしていた強者であった。試験に受かるという能力はあったが、その資質に問題があった。

高学歴＝優秀というのは、偏ったイメージに過ぎないのを良く分からせてくれた事件であった。

しかし、女性も何故そのような雰囲気の場に行くのか。それは若さ故なのか。それもまた不思議なりである。