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■社会|村上春樹、これでノーベル賞まっしぐらか

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進歩的文化人の大局的見識とやらが、また出ました!

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しかし、謝って済む問題なら既に解決しているはずだ

4月17日共同通信を通じて配信された「村上春樹インタビュー/時代と歴史と物語と」が、各方面で話題を集めている。お隣の国では各メディアが取り上げたとか。

村上春樹氏「日本は相手国が納得するまで謝罪すべき」

毎年のようにノーベル賞候補といわれながら、毎年落選している我らが村上春樹氏が、やってくれました。何をやったかといえば、日本は東南アジア全体を考慮し中国や韓国に対して「誤り続けなければいけない」と大局的な見識?から発言した。いやはや、そうか、なるほどね。村上氏は、東南アジア全体のことを考えて、その様に発言したのか。

しかし、東南アジアとはいったものの、それが中国と韓国を指したものであるのは明白であろう。簡単にいえば、「中国、韓国の言う通りにしろ」と言ってるに等しい。

東南アジア全体か?、それは村上氏の書籍の重要なマーケットと被るはずである。中国、韓国、その他のアジア各国でも村上氏の著作の人気は高いそうである。それを考えると、人口減少に伴ってマーケットが縮小する日本より、東南アジア(実態は中国か)を優先した発言ともいえる。それは穿ち過ぎかもしれないが、はたして、その真相はいかに。

しかし、村上氏が、東南アジアをマーケットとして捉えていることは、以下のような発言からもうかがえる。

□デビュー作「風の歌を聴け」の「僕」たちが集まるバーのバーテンは中国人。最初の短編集の名が「中国行きのスロウ・ボート」。「スプートニクの恋人」では在日韓国人の女性が重要な役割で登場する。村上さんほど、東アジアと日本の関係を考えて書き続ける作家はいない。近年の東アジアの状況をどのように考えていますか?

村上氏:東アジア文化圏にはとても大きな可能性があります。マーケットとしても、すごく大きくて良質なマーケットになるはずです。いがみ合っていても何も良いことはありません。

村上春樹氏「日本は相手国が納得するまで謝罪すべき」発言に見る見事なストラテジー&タクティクス(ブロゴス)

村上氏は、日本で人気も高く、それも異常ともいえるぐらいだ。たかが作家であるが、あなどれない影響力を持っていると思われる。しかし、作家であるのは間違いない。それを、崇め奉るのはいかがかと思う次第だ。何故、村上氏の発言に上を下にと騒がなければいけないのか、それが分からない。

中国や韓国では、村上氏の発言をこれ幸いとばかりにメディアで取り上げているとか。これには、村上氏はしてやったりと思っているに違いない。これは、ある意味では、戦略に基づいた手段を実行しただけと言っていいだろう。

その戦略とは、「自らの価値を高めてノーベル賞を獲得すること」、そして「近い将来において自著のマーケットを拡大すること」、この二点にあるのではないか。とにかく、13億人を擁する中国を引き寄せる事で、ノーベル賞の心証も良くなるかもしれない。それが、東南アジア全体ともなれば、心強いばかりである。違うか。

なお、あくまで個人的見解であり、推測の域を出ないことを申し上げておきます。

村上氏の発言に関する疑問点?あれこれ

村上氏は、インタビューのなかで次の様に語っている。

□日中韓のバランスの基盤が新しくできるまではいろいろある?

村上氏:落ち着くまでにはかなりの波乱があるでしょうね。中国経済がこのまま成長していくかどうかもわかりません。軍事力のバランスがどこで落ち着くかもわかりません。ただ歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。

相手国が「すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりました、もういいでしょう」と言うまで謝るしかないんじゃないかな。謝ることは恥ずかしいことではありません。細かい事実はともかく、他国に侵略したという大筋は事実なんだから。

なんだか、短絡的な気がするがいかに。もっと深遠なことを言ってるかと思ったが、実に単純な発想である。違うか。

何故なら、かの国に対する歴史認識が一言も無い。また、どのようなメンタリティーかも一言も無い。世界史のなかで、侵略や植民地などにされた各国はどうしたか、それも無い。中国はかつて、英国に理不尽にも程があるひどい扱いを受けたにも関わらず、それを謝罪しろとは言っていない。(阿片戦争、ほか)

東南アジア各国のどこが日本に謝罪しろと言ってるか、それは中国と韓国(北朝鮮も入るか)しかいない。

したがって、村上氏の発言は、中国と韓国に向かっていたのは間違いないだろう。それが、何を意図したのかは上記した通りではないか、と推測する。

かの国のメンタリティに関しては、以下を参照ください。日本人とみな同じと考えるのは、このグローバル化の時代では通じないはずだ、ということがよく分かる。

「日本人は謝れば、そこで問題は解決すると思いがちですが、韓国人にしてみれば、相手が謝ってから始まるのです。謝ること、すなわち加害者であることを認めることであり、これは被害者に未来永劫、あらゆる要求を突きつけられることを意味するのです」

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とにかく、村上氏の発言は、その作家の力量と比べていささか内容が薄いとしか言い様が無い。かれが世界史や東南アジアの歴史を知らない訳が無いと思うが、いかに。それなのに、その歴史を踏まえたような部分が微塵も感じられないのが、実に不思議である。

やはり、上記に書いた様に目的が実はそこにはなかった、と思わざるを得ない。

……………………………………
<追記>
このようなテーマを取り上げるとお前はネトウヨか、と思われそうである。右にも左にも関心はないが、それでもいささか不安である。あれ?、おれってネトウヨなのか?、と自分でも思い悩む昨今である。そうではないと思うが…。

ちなみに、中国に関しては大変興味がある。その多くは、歴史であるが実に興味深い。また、北京はそうでもないが、上海にはぜひ行きたいし、香港もまた行ってみたい。ちなみに韓国には、あまり興味はない。あしからず。

それから、実は当方は20年ぐらい前に在日韓国人の実業家から仕事を受けていたことがある。その人は、実に優秀だった。(少なくとも自分はそう思った)しかも、通名を使用ぜずに本名であった。また、きちんと約束も違う事はなかった。

その頃からすでに20年が過ぎた。いま思うのは、何故在日の人たちに起業する人が多いかである。そして、それに成功する人たちも目立っている。これは、ある意味では甘えからの脱却であり、自立するしか道がないからではないか。

そのように感じるがいかに。それに反して、日本人はある意味では、日本人であることに甘えているのではないか、などと思う昨今である。いやはや。

最後にもうひとつ、韓国軍がベトナム戦争中に慰安所を開設していたことを週刊文春でスクープしたTBSの山口敬之ワシントン支局長が、 懲戒処分を受けて営業局に異動させられていたそうである。村上氏は、このようなことを知っているのか。

ノーベル賞取るなら、報道機関のこのような何か変な動きに対してこそ発言すべきと思うが、いかに。それともそれを容認する立場なのか?。

写真:www.qc101.comより

女のいない男たち
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