■社会|地上波テレビは暗澹たるが如く 最近観てるのはネット動画ばかりかな

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地上波テレビは、すでに時代遅れとなったか

 若者達のテレビ離れが顕著なって久しいが、テレビ局はそれに対し有効な手段を持っていないようだ。PCとネット環境の進展は言うに及ばず、さらにスマホが普及して以降、テレビ離れは加速して一向に止まる気配は見られない。

 若者達のあいだでは、もはやテレビよりネット動画の方が視聴機会が多くなっているそうだ。かくいう当方も若者ではないが、おなじ状態にある。それでもなお、テレビ局(地上波)は、昨日(過去)とおなじことを繰り返している。

 テレビのシステムが、もはや時代に沿わなくなっている。それはテレビ局の制度が疲弊したからに他ならない。テレビを介した利権の構造を一回チャラにして、生まれ変わらない限り、復活はないと思われるがいかに。

若い人達は、ほとんどテレビを観ていない

 ある調査によると大学生の「一週間のテレビ視聴時間」は、約17%がたった1時間しか観ていないそうである。これは、ほとんど観ていないに等しいだろう。また、別の意味でいえば、テレビは暇つぶしにもならないことを意味している。

 そして、その他の若者も推して知るべしであり、なかにはテレビジョンさえ持っていないそうだ。すでに若者達のあいだでは、スマホファーストの時代となり、極端にいえばテレビは無用の長物となり始めている。

 なお、ここでいう「テレビ」は、主に地上波テレビを指しています。

<1週間のうちテレビを何時間くらい観ていますか?>

第1位 1時間 67人(16.65%)
第2位 2時間 38人(9.45%)
第3位 3時間 36人(8.95%)
第4位 5時間 35人(8.7%)
第5位 10時間 27人(6.7%)

お断りしておくが、これは1日にあらず一週間での視聴時間である。

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年6月
調査人数:大学生男女400人(男性198人、女性202人)
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20160627-24534377-mynavis

テレビを観る理由が見当たらない

 いまでは、スマホやPCをネットに繋げば、YouTubeをはじめ無料の動画をいくらでも観ることができる。また、その選択肢も数限りなくあり、テレビ局の数しか選択肢がないテレビとは大きな違いとなっている。

 テレビには、許認可された放送局しかなく、そこで放映される番組はいわば押し付けであり、したがって視聴者(観る側)の選択権も限られている。

 また、最近ではネットを通して、数多くの映画やドラマ、ドキュメンタリーなどを観ることができる動画配信サービス(VOD)が定着化してきた。当方もいまでは、既存のテレビではなく動画配信が視聴の主体となっている。

 さらに、「AbemaTV」という無料のネットテレビも登場している。これでは、もう既存のテレビなど観る暇も無いのは間違いない。既存のテレビ局も、ネットで有料配信もしているが、あまり需要はないようだ。(ちなみに「AbemaTV」には、テレビ朝日が参加している)

 とにかく、現在では、情報の取得や暇つぶしもネットの比重が高くなっている。テレビという、自由度(時間、場所など)のない媒体が、その価値を低下させているのは至極当然の結果といえるだろう。

 かつて某タレントが、一部視聴者による反フジテレビ行動に関して、「嫌なら観るな」と視聴者に向かって言い放ったが、それは無知なるが故であった。しかし、いまのこの状況(若者のテレビ離れ)を考えると意味深である。

 それは、ある意味では「選択権は視聴者にある」ことを示唆していた。そして、選択肢が多くあることが、次代のテレビに求められていることもである。もっとも、某タレントが、そこまで考えていたとは思われないが。

 既存のテレビ局が、いまの状況を変えるには、そのコンテンツをネットで無料で配信するシステムにあるだろう。しかし、それをできない理由がある。(いくつか無料でやってるが、ただし有料に繋げるためにしている)

 それは既存のシステムがネットに適合していないからだ。広告費、著作権、タレント、芸能プロなどの権利が概ね問題のようだ。その例として、既存のテレビ局を席巻するジャニーズに関することもおなじくである。

 端的にいえば、既存のテレビ局は利権の構造にがんじがらめにされている。

 しかし、いくら問題があるからと、それを放置したまま時が過ぎれば、他のサービスに取って代わられるだけと思われるがいかに。一時代を築いたウォークマンがiPodに、そしてスマホに変わったようにである。

大学生のテレビ離れ「ネット動画の方が視聴多い」49%
 5年ごとにNHK放送文化研究所が発表する「日本人とテレビ 2015」のアンケート調査では、この5年(2010〜15年)でインターネット動画視聴者は60代以下の全年代で増加している。

 今回の調査でも「テレビよりインターネット動画を見ることの方が多いか」(有料・無料コンテンツどちらも含む)と尋ねたところ、「はい」「どちらかといえばそう思う」と答えた人が合わせて49%いた。

 既存のテレビ局は、きょうもまたいつもと変わり映えなく、それが一般大衆の視聴者のニーズであるかのように、時代遅れを認識しないまま放送を垂れ流している。いったい、いつまでそれを続けるつもりなのだろうか。

冒頭動画;huluより

gn-20110503-05
少し古いデータであるが、右肩下がりが進行中であるのは変わりない

次ページでは、最近観ている動画配信について紹介いたします。

<次ページに続く>

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