檀蜜は、地球を救う!?
正直、日本映画はあまり見ていないのだが、以外とユニークな作品が多く製作されている。なかには、とんでもなくぶっ飛んだものもある。よく製作したもんだと感心する次第である。そんな作品のうちから、厳選?した3作品の予告編を紹介したい。はてさて、それは如何に。
厳選した3作品は、壇蜜主演『地球防衛未亡人』、岩佐真悠子主演『受難』、そして岸田戯曲賞作品を映画化した『愛の渦』である。
「地球防衛未亡人」 壇蜜は、地球規模の存在か
なんだか偉い事である。これは一応SFらしいが、とんでもなくふざけた映画だ。しかし、本気でふざけているから面白い。檀蜜さんは、突発的に現れた冗談を絵に描いたような現代日本のセクシーアイコンである。それをSFと怪獣をごちゃまぜにした世界にぶち込んでみた珍妙な映画である。たぶん。
懐かしのウルトラマンやウルトラQの世界観と壇蜜のセクシー?が、融合合体して妙な雰囲気を創りだしている。この融合合体こそ映画の目論みか。違うか。お茶の間(この表現は古いか)でDVDを見ながら、なんなんだよ、この映画は!ふざけんなよーとか言いながら観るには申し分ない作品に違いない。
監督、製作陣の無謀な企画、そして勇気に拍手を送りたいと思う。
「受難」 岩佐真悠子はどこに向かっているか
姫野カオルコの同名小説が原作の『受難』は、岩佐真悠子という異質な女優のおかげで成り立ったか。この映画も前述した映画に劣る事無くとんでもない。映画の物語は、ある女性の股間に人面瘡ができてしまった。あろうことかそれが人格をもってしまう。そして、はじまった女性と人面瘡との戦いの日々を綴ったものである。
笑える。一言で言えばそれにつきるか。主役を演じる岩佐真悠子は、股間にできた人面瘡を確認するため手鏡で股間を見たりしている。また、自らの股間を手で押さえつけたり、触ったりすること度々である。しかし、何故か嫌らしさがない。それは、岩佐さんの個性のなせる技か。
なにしろこの女優さんは、綺麗なほうだが男勝りで有名らしい。いわゆるさばさばした性格の女性らしい。かの有名な沢尻エリカ様の盟友としても名高い。なんでも女子高生の頃からの友達らしい。
それはさておき、この岩佐真悠子はテレビには余り出ないが、奇妙な映画の主役に抜擢されることが多い。いわゆるB級映画の常連のようである。今後の岩佐さんの動向には目が離せないかもしれない。これは大袈裟か。
個人的には、沢尻エリカ様と岩佐のコンビで女版「傷だらけの天使」を作ってもらいたい。などと思う次第である。
「愛の渦」 岸田戯曲賞の映画化
岸田戯曲賞といえば、演劇界の有名な賞である。現在活躍している演劇作家は、これを受賞している人が多いはずである。この映画は、上記した2作品とは違い真面目?な映画かもしれない。しかし、描かれた世界は変態である。いや、作者は人間は皆変態を内包してると言いたいのかもしれない。
いまいちよく分からないが、セックスをしたいことの意味が突き詰められた映画ではないか。もちろん明確には分からないが、人間の性の奥深さと得体のしれなさが垣間みえる作品だと思われる。たぶん。
この映画に出演している女優さんはほとんど知らない。男優陣は、この手のユニークな映画の常連である、窪塚洋介、新井浩文、遠藤憲一などが出ている。
映画の宣伝コピーには、「向かう先は、愛か。底なしの欲望か」「集まったのは性欲を満たしたい男女」「笑っちゃうほどむきだしの欲望」などの文言がある。
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