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■芸能|AKB48は意外に底辺が広がっていない

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恋チュンのみ一般受け、それ以外はオタクの握手券需要のみ

「オリジナル週間iTunesトップソング」では、だんとつの恋するフォーチュンクッキー!

当該ユーザーは、AKB48にはあまり興味が無い。指原さんネタを記事にしているので誤解されるかもしれないが、それは事実である。なにしろ「恋するフォーチュンクッキー」以後の楽曲に何があったのかさえ覚えていない。あしからず。

そんな中高年のおじさんには関係なく、ミリオンヒットを続けているAKB48である。しかし、それは本当なのか(実態は?)と疑問に感じた人がやはりいたようだ。CDシングルの売上と音楽業界での影響力がイコールなのか。それにメスを入れたのが以下に載せた「オリジナル週間iTunesトップソング」のチャートである。

これは、The Natsu Styleさんが独自に集計したものだそうである。詳しくはリンク先でご覧ください。

20150119-akb48-itunes
(指数は「The Natsu Style」の独自集計。2015/01/18までの累積点)

The Natsu Style:AKB48の勢いは落ちているのか?iTunesの売れ行きで検証してみると…

恋チュンは指原さんと同じくAKB48の徒花か

上記のチャートで明らかなのは、「恋チュン」がダントツでそれ以外のすべての曲が地を這うかのごとくである。これはどういうことかと言えば、「恋チュン」は一般人(既存のファン層以外)が多く購入したことを表している。それ以外の楽曲は、握手券狙いのオタクにしか訴求していない。

なんと200万枚近く売れた「さよならクロール」でさえ、チャートでは地を這っている。それは総選挙の投票券狙いがどんだけあったかの証拠である。つまり、底上げされた数字であったということである。

思えば、当該ユーザーがAKB48で唯一購入したCDが「恋するフォーチュンクッキー」であった。もちろん握手券など眼中になかったのは言うまでもない。「恋チュン」は、ひねくれた中高年だけでなく、オタクでない各世代にも共感を呼んだのである。これは間違いないだろう。

ただし、それは目論んだものではなく、たまたま当たったものではないか。それが証拠に以後の曲は見事に元にもどってしまった。もっともAKBとしては、それでいいのだろう。単に通常の戦略どおり握手券狙いでミリオンを達成しているからだ。

AKB48は、今後「恋チュン」を超える事ができるか?。おそらく出来ないに違いない。ピークアウトに入ったのはほぼ間違いない。そうであれば、今後はグループ全体でカバーする方向にシフトしていくのではないかと想像する。

いや、もうすでにやってるか。AKB48をいわばインキュベーター(孵化器)として、SKE、NMB、HKTなどを次々と立ち上げている。

現在行っている施策は、グループ間でシャッフルを繰り返し新陳代謝を促しつつ、各グループが一定の売上を達することにあると思われる。そうすれば総売上での収益確保が可能である。ひとつのグループに依存しない、いわば企業の多角化と一緒である。リスク管理ともいえるかもしれない。

もう拡大期は終わったのである。これからは一定規模を維持していく戦略が必要なのかも。まだいけるという戦略では失速を早めるだけだろう。

こんなこと今更であるが、秋元氏はだいぶ前からいまの状況を想定していたのではないか。AKB48が失速する前に代替え、または新しいシステムを用意しようと苦闘している。そんな姿が思い浮かぶ次第である。しかし、それは穿った見方かもしれない。

なんせ、もう大金持ちの秋元氏である。やることはやったし、早く引退して趣味のギャンブルをすることに関心は向かっているかもしれない。

とにかく、AKB48グループも握手券頼みの戦略から一刻も早く次の手を打たないと本体のならず、派生グループまで共倒れするかもしれない。とくにファンでもないので、ある意味ではそれはどうでもいいと思っているが、一方では、次に何をどうするかということには興味がある。

それは、いわば高みの見物という具合である。あしからず。

ところで、いろいろ否定的なことを書いたが、じゃー具体的にどうするればいいかである。言うだけなら猿でもできるである。そこで、あくまで個人的な見解を示したい。それは端的に言えば、CD売上よりもコンサート(ショー)を重視する方向である。数々のヒット曲があり、それを一部のファンに向けて華麗なショーとして披露していくのである。(ポイントは魅せるである)

この戦略の手本は、矢沢永吉さんである。矢沢さんは言うまでもなく、過去に築いたヒット曲の数々を往年のファンに向けてコンサートを続けている。そして、テレビには出なくても莫大な収入をもたらせている。

AKB48もおなじく、数々のヒット曲がある。ただしメンバーは年齢とともに変わっていくが、それもまた往年のファンには許容範囲であるに違いない。

AKB48のこれからは、まさにヤザワロード(矢沢の道作戦)しかない!?と思うが、果たしてそれは如何に。(なお、単なる思い付きでしかないことをお断りしておきます)

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