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■映画|トゥルース闇の告発 国連と人身売買の関係

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戦争と人身売買は、今でも継続中である

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あの国連も少なからず関係していた闇の行為とは

お隣の国では、相変わらず日本を慰安婦問題で責め立てている。それが、行われたといわれるのは、なんと約70年以上前である。それが、強制なのか、はたまた人身売買なのかが現在問題視されている。アメリカは最近になって、日本軍の従軍慰安婦は人身売買と認定した。

米国務省は、「慰安婦は性を目的とした女性人身売買行為であり、慰安婦問題に対する我々の政策に変わりはない」と明らかにした。(米国政府、30日現地時間)要するに、アメリカは「強制連行はなかった」と言っているに等しいだろう。これには、お隣の国では非難が止む事がないのはいうまでもない。

<トゥルース 闇の告白>

それはさておき、ここからが本題である。

映画「トゥルース 闇の告白」という作品は、まさに女性人身売買を扱った映画である。それも70年以上前ではなく、現在でも継続中かもしれないことを取り上げている。主演はレイチェル・ワインズ(ハムナプトラで有名か)、たしか007の俳優と一緒になった女優さんである。

最近では、この女性人身売買を扱った映画が何本か製作されている。舞台は、ヨーロッパが多く、とくに旧ユーゴラスビアの紛争を背景にしたものが目立つ。そこで何が行われたか。現在、あまりマスコミは伝える事をしていないようだ。何故か、日本の慰安婦問題は積極報道しても、直近や現在進行中のことはスルーしている。


トゥルース 闇の告白 Official Trailer

<人身売買を扱った映像作品/2000年代以降>

リリア 4-ever(2002年)
スウェーデン製作の映画。旧ソ連とスウェーデンを舞台にした売春奴隷犯罪を描いた作品。

セックス・トラフィック(2004年)
イギリス制作のテレビドラマ。モルドヴァなどの貧しいヨーロッパの国々から、売春目的で売買される女性たちを描いた作品。

ヒューマン・トラフィック(2005年)
アメリカ製作のテレビドラマ。人身売買を扱った社会派ドラマ。

ある子供(2005年)
生まれたばかりの我が子を金欲しさに売ってしまった不良少年の辿る道を描く。ダルデンヌ兄弟がカンヌ国際映画祭で二度めのパルムドールに輝いた作品。

イースタン・プロミス(2007年)
ロンドンに暗躍するロシアン・マフィアの人身売買ビジネスをデヴィッド・クローネンバーグが描いた社会派ヴァイオレンス映画。

闇の子供たち(2008年)
タイを舞台に売春や臓器移植を目的に売り買いされる子どもたちと彼らをめぐる日本人たちを描く。フィクション性を指摘されている。

96時間(2009年)
娘とその友人をアルバニアの人身売買組織に誘拐された元CIA工作員の、奪回と組織壊滅に向けた戦いを描く。

INTERSECTION(2009年)
MTV EXITが企画したアニメ。売春宿の取り押さえ事件を登場人物それぞれの視点で描いた作品。性的搾取を扱う。

traffick an mtv exit special(2009年)
MTV EXITによる特別番組であり、題名が無い。上記の「INTERSECTION」と同じく基礎知識及びケース、対策などを扱う。

トゥルース 闇の告発(2011年)
国際連合、国連文民警察(民間軍事会社)、現地政府・警察が関与したボスニアへの人身売買問題に対して、一人の女性派遣隊員が立ち向かう。実話に基づく。

等々、以上ウィキペディアより抜粋しました。

<実話を基にしたものがたり>

「トゥルース 闇の告白」は、実話を基にしている。ボスニアを舞台に行われていた闇の人身売買の実態を暴く社会派サスペンスである。旧ユーゴスラビアの崩壊と混乱を機に起きた民族主義および宗教的な争いを背景にしている。

そこでは混乱を収めるために国連軍(寄せ集めの軍隊)が派遣されていた。国連といえば、その役割は世界の平和にある。そして、その軍は平和を維持するためにある。しかし、ボスニアでは違っていたようだ。国連とはなんだったのか、いま一度考えさせられる。

なんと、派遣された国連軍のなかに地元の売春組織と手を組んで、女性人身売買の片棒をかつぐものがいた。それも組織的にである。いわば、平和維持軍によって人身売買という犯罪が行われていたに等しい。これ以上の理不尽な行いはないだろう。日本でこれを報道したマスコミはあったのだろうか。

国連および国連軍は、世界各国が拠出した資金で運営されている。たぶん。日本だって相当の資金を出しているはずだ。派遣された兵隊さんたちは、そこから給料をもらっている。なのに、本来の役目を忘れて犯罪行為で金儲けをしていた。それも、こともあろうに人身売買である。いやはやというしかない。国連は何をしに行ったのか、本末転倒もはなはだしい。

映画では、主人公の警察官キャシーが、民間軍事会社からボスニアに派遣される。キャシーは現地である少女を保護したことから、不穏な事態に徐々に気が付いてくる。そこでは、現地警察、国連関係者、売春組織が一体となって人身売買を行っていたことを知る。そして、その闇がとても深いことが分かる。そして、その問題が一筋縄ではいかないことを知る。

ボスニアでは、いわゆる常識は一切通じなかった。問題を摘発しても上司はスルーしてしまうし、むしろ事なかれで済まそうとする。要するに賄賂によって、一蓮托生の仕組みにあった。これは、とてもこわいことだ。

正義のはずの国連に、その正義が通じないとは如何に。なんとも皮肉な平和維持軍である。これを考えると、日本の慰安婦問題の特殊性が浮かび上がる。違うか。

ちなみに、キャシーによって告発された国連関係者は、なんの罪にも問われていないとか。(映画のテロップによると)なんとも、後味の悪い映画であるが、見応えは十分過ぎるほどにある。監督およびスタッフ、俳優陣の演技もすばらしい。

興味の有る方は、すぐにレンタルで観るか。または、当該サイトのアマゾンで買ってください。これは余分だったか。

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「トゥルース 闇の告白」ストーリー

実話をもとに戦地ボスニアにおける人身売買の実態を暴いた社会派サスペンス。

アメリカの民間軍事会社デモクラ・セキュリティからボスニアに派遣された警察官のキャシー。ある日、平和維持の活動中、全身傷だらけの少女ラヤを保護したことで、この町の男たちが屯するバーの存在を知る。しかしその場所は、表向きはウェイトレスとして働く少女たちが犬のように扱われる売春宿であった。

現地警察の指示で少女たちを保護施設に送らなかった同僚マーレイの不義な行動に、キャシーは不信感を抱き極秘捜査を開始する。すると、同僚の男性警察官たちが売春宿から多額の賄賂を受け取っているばかりか、現地警察や国連軍の関係者までもが人身売買に加担している驚愕の真実を知る。

少女たちを守るため、キャシーは意を決して内部告発に乗り出すが、見えない巨大な闇に命を狙われ始める……。

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