■NOKKO|クラブハレルヤ1992 伝説のライブ

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早過ぎたクラブサウンドにファンは戸惑ったか!?

ステージの彼女は、時代の申し子のようだ!

「クラブハレルヤ」は、NOKKOさんがソロデビューを果たしたアルバム「ハレルヤ」にちなんで、1992年8月に晴海・東京国際見本市会場で10日間にわたって行われたライブである。この初のソロライブ映像はDVD化されて現在では高画質で観る事ができる。このライブ映像は、とにかくいま観ても圧巻である。当時は、まだ一般的ではなかったクラブサウンドであるが、その先駆者として貫禄十分のステージではないか。

現在では、数多くのクラブ系アーティストがいるが、その先駆けとして道を切り開いたNOKKOのクラブサウンドは、もっと評価されてしかるべきと思うが如何に。ともかく、このライブ映像を観るたびに思うのは、彼女の荒削りではあるがエモーショナルに満ちたステージを生で観たかったと切に思うのである。造り込まれた現在のライブとは何かが違うようであるが、それは気のせいか。

このライブには、「ハレルヤ」のプロデューサーであった屋敷豪太の姿はないが、彼の盟友であるギターの鈴木賢司が参加している。他のバック・ミュージシャンも海外の実力派を揃えたらしい。この辺りのことは、実はあまり詳しくない。あしからず。とにかく、92年当時のことを思えば、最高のパフォーマンスのひとつではなかったか。そのように思うほどにこのライブは素晴らしい。

歌のうまさだけなら、もっとうまい歌手はいると思うが、歌・ダンス・パフォーマンス、クリエイターの総合力としては、現在でもこれを上回るアーティストはいないのではないか。安室奈美恵さんは、たしかに素晴らしい。しかし、NOKKOさんはクリエイターの質とエモーショナルな表現で上回っていたと思うが、みなさんは、どう思うだろうか。これは好みの問題ではあるが、多少気になる次第である。

<ハレルヤ(hallelujah)の意味>
「主をほめ賛えよ」の意。旧約聖書の詩篇で、神を賛美し、喜びを表す語。キリスト教会の聖歌、賛美歌に用いられる。


クラブハレルヤ・ライブ クレージークラウズ

ハレルヤは彼女の渾身の作であった。違うか!

クラブハレルヤのステージの上で当時のNOKKOさんは何を思っていたか。このあたりの情報は、ネットでもあまり掲載されていないようである。個人的には、かつてどこかのサイトでインタビューを受けた際に語っていたこと。それから、彼女自身がセレクトしたベストアルバムのライナーノーツに書かれていたことぐらいしか知らない。探せばどこかに掲載されているのかも知れないが、残念ながら現時点では当該ユーザーはあまり多くを知らない。

「ハレルヤ」というアルバムは、レーベル主導で造られたものではないようである。たしか、そのようなことを何かで読んだ記憶がある。ロンドンかどこかで屋敷豪太や鈴木賢司に偶然出会ったことから始まったようである。当時、屋敷も鈴木も英国のバンドに在籍しており、当時の先端であるクラブミュージックを体感していた。そのような2人から影響を受けたかどうか知らないが、クラブミュージックに傾倒した音楽を創るきっかけではあったようである。

そして彼女は、屋敷とのコラボレーションを持ちかけたのではないか。たぶん。何かで読んだ記憶があるが、当時の彼女は自ら各方面に働きかけて製作に向かったようである。たしかではないが、いわゆるプロデューサーとしても活動したようである。したがって、その思いは半端である訳はない。強い信念を持ったアルバム制作であったはずである。なにしろ、人気のあったレベッカをメンバーの反対?も押し切って解散し、ソロとなった初のアルバムである。

渾身の思いを込めたアルバム「ハレルヤ」は、ご存知のように素晴らしい出来映えであった。しかし、彼女の思惑?とは違い当時のファンにはあまり受け入れられなかったようである。何故、このような傑作がと思うが、当時の状況を思えば機が熟していなかったことがよく分かる。92年当時は、いまだクラブサウンドは一部の層でしか受け入れられていなかった。現在のクラブの形態が確立されたのも94年頃からと言われている。


NOKKO クラブハレルヤ・ライブ 奇跡のウェディングマーチ

しかし、それでも「ハレルヤ」は約52万枚売れたようである。いまなら十分大ヒットである。なお、92年のアルバムベスト1はチャゲアスのベスト盤で約250万枚売れている。ベスト10はすべて100万枚以上を売り上げている。アルバムが売れたそんな時代であった。ちなみに「ハレルヤ」は、92年のアルバム売上で27位であった。52万枚で27位とは、いまとはずいぶん違うこと大である。

<1992年/アルバム売上ベスト/単位万枚>

1) 254.3 スーパーベストⅡ/CHAGE&ASKA
2) 216.4 IN THE LIFE/B’z
3) 190.1 DAWN PURPLE/松任谷由実
4) 184.7 Octave/米米CLUB
5) 172.4 The Swinging Star /DREAMS COME TRUE
6) 163.0 RUN/B’z
7) 162.3 世に万葉の花が咲くなり/サザンオールスターズ
8) 130.7 SINGLES 1987-1992/プリンセス・プリンセス
9) 125.4 MILLION KISSES/DREAMS COME TRUE
10) 116.4 君は僕の宝物/槇原敬之

27) 52.8 ハレルヤ/NOKKO 

早過ぎたと言えばそれまでであるが、彼女の思いとは裏腹に一部では評価されたもののかつてのような大ヒットには至らなかった。これに対し。彼女は後に悔しい思いしたことを少しだけ吐露している。それが、ベストアルバムのライナーノーツに書かれた文章である。そこには、たしか何とか見返したいという思いが、後の「人魚」の大ヒットに繋がったということが書かれていた。さらに、当時の様子を少しだけ書いていた。クラブミュージックなのに観客がタテノリをするのが、なんだか違和感があったそうである。

やはり早過ぎた音楽性であったということが、よく分かるNOKKOさんの当時の感想である。いまでは、年齢も重ね寛容な姿勢を手に入れたと思うが、当時の彼女にしてみれば、あれほど苦労?して造り上げた音楽が、なぜか思惑とは異なる展開を見せたことに大きな失望感を味わったに違いない。当時の彼女は、あくまで想像であるが、きっと我も強く自信も有ったに違いない。そうでなくては、ニューヨークでクリエイターなど出来はしないはずである。

そんなNOKKOさんの当時の活動に「ハレルヤ」という言葉を捧げたい。

彼女の残した渾身のアルバム「ハレルヤ」、そしてライブ映像が現在でも観る事ができるのは、せめてもの救いかも知れないと思う次第である。


NOKKO クラブハレルヤ・ライブ レモン

上の映像では、ちょっと蓮っ葉なNOKKOさんが観れます。甲高いながらハスキーな声で「最近、うれしいよアタシ」とか言ってます。現在のNOKKOさんのイメージとはずいぶんと違う。たぶん、当時はかなり気が張っていたのではないか。と想像する次第である。

「クラブハレルヤ」NOKKOが、REBECCA解散後の92年8月に晴海・東京国際見本市会場で行った初のソロライブをDVD化。「CHASE THE CRIME」「奇跡のウエディングマーチ」「レモン」ほか全10曲に加え、ボーナストラックとして「ライブがはねたら」など4曲のPVも収録。

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コメント

  1. ベルベット より:

    はじめに素敵なサイトを作って下さりありがとうございます。
    ベルベットと申します。
    NOKKOさんのパワーに魅せられて分かり合える場所を求めてこのサイトにたどり着きました。
    このサイトのおかげでもっとNOKKOさんが好きになりました。
    こんな素敵なアーティストと同じ時代を生きれて僕はとても幸せだと思います。
    このサイトを作って下さりありがとうございました。

    • cragycloud より:

      こちらこそ、当サイトをご覧頂き有り難うございました。

      ご覧頂いただけでもありがたいですが、お褒めに授かりこれまた幸いです。
      紅白にレベッカが出演するという、年初には考えもしなかったことが決まりました。
      久しぶりに紅白を見てみようかと思っています。

      パスワードは一万年愛す/cragycloudより