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■NOKKO|レベッカ チープ・ヒッピーズ

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時代は変われども戸惑う乙女は、いま何を想うか!?

現代の風潮にまさにどんぴしゃな歌ではないか!?
Cheap Hippies(チープ・ヒッピーズ)とはなにか

ヒッピーとは、60年代以降と思うが、社会から意図的に離脱した若者達を総称した言葉であった。いわゆるドロップアウトした脱社会派のヤングたちのことである。その特徴は平和主義である。戦争反対であり、争いを好まないのである。

それがかれらであった。平和=ピースを意味するあのマークを生んだのも、ヒッピーであったと思って間違いないだろう。

また、歌のなかでヒップ(Hip)というシャウトをしている。これは、英語の俗語の一種らしい。

その意味は次のようなものである。Hip(ヒップ)または hep(ヘップ)は、英語の俗語のひとつ。形容詞的に、「今の流行」またはある特定のトレンドや事柄に精通している人、熱中している人を指して使うそうだ。

“Hip” は “cool” と同様に、ある特定の感性を指すものではなく、何が “hip” であるかは時代と共に変化する。(ウィキペディアより)

「チープ・ヒッピーズ」とは、どちらを意味するのか。それとも、両方を兼ね備えた意味なのだろうか。個人的には、残念ながらよく知らないのである。

それはさておき、レベッカの「チープ・ヒッピーズ」である。この曲は、1986年に発売されたアルバム「TIME」に収録されている。

86年であるから、いまから4半世紀ほど前になるか。うそーと思うが本当である。この歌の歌詞を見ると昨今の事情と重なり合うような気がするが、どうだろうか。歌の主人公は、どうやら正社員ではなさそうに思えるが、如何に。また、友達は失業している。

高校は出たが、大学には進学せず何かしらの夢を追いかけてアルバイトをしている。そのような状況がかいま見える次第である。これは、たぶんNOKKOさん自身の体験を歌ったものと推測する。

彼女は、たしか高校を出た後はバンド活動しながらスーパーかなんかでレジの仕事をしていたと何かで読んだ記憶がある。その当時の経験を元にしたと考えて間違いないのではないか。なお、あくまで想像である。

4半世紀経っても、なお現実と重なるとは如何に。それだけ普遍的な問題をはらんだ内容を歌っていたということか。歌の主人公は、社会と大人に戸惑っているようである。それは、いつか乗り越えなければいけないが、だからと言ってスクエアにも成りきれない。

そんなアンビバレント(相反する)な感情が、行きつ戻りつする様を見事に表現した歌詞である。そこには、NOKKOさんの表現力と才能の確かさがある。これは間違いない、たぶん。

この歌とは関係はないが、現在の悩める乙女達が、スマホで写真を撮るときにピースサインを出すのは何故だろうか。ピース以外にもサインはあるだろうが、いまだに使用頻度は高いはずである。ヒッピーとは関連はなくとも平和つながりであるのは間違いないことである。

迸るエネルギーと輝きがある!

このライブ映像(上段)は、当時人気であった深夜番組のものらしい。個人的には見ていなかったが、このライブ感はなんといっても素晴らしい。

画質の悪い映像で見てもそう感じるのであるから、きっと現場にいた人々は感動したに違いない。NOKKOさんは、ステージを所狭しと動きながらもしっかりと歌っている。これは、さすがである。しかも安定したリズムとメロディー、さらに想いが込もっているように思われる。

しかし、なんでチアリーダーのような格好なのか。何か意味があるのか。ヘアーに何かアクセのようなひらひらが付いているが、これはジャニス・ジョップリンのようだ。ま、それはともかく様になってるのはさすがというしかない。

土橋安騎夫をリーダーとしたバンドの演奏も安定したものであり、歌とサウンド、そしてダンスというか振りも見事である。いかにも振り付けましたという感じではなく、情動的な動作が自然とでているのが凄いと思う次第である。そこが、NOKKOらしさであり、時代を超えて輝く素晴らしいところである。

ちなみに、このライブ映像に匹敵するものとして、早稲田大学でのライブがある。そこでのNOKKOさんも見応え十分である。まだ若い世代の人は、必見である。たぶん。

早稲田のライブでは、個人的には「ラブ・パッション」のライブ映像が好きである。レベッカ、ラブ・パッション、早稲田で検索してみてください。

追記、「ラブ・パッション」であるが、上の動画の最後に次の動画が紹介されています。そのなかに早稲田のライブ映像がありました。右上のGジャンを来たNOKKOさんの動画がそうです。

以下は、「チープ・ヒッピーズ」のリミックスバージョン・シングルCD!

レベッカ Cheap Hippies(アルバムTIME収録/1986年)

作詞:NOKKO 作曲:土橋安騎夫

制服の胸が きつくて 爆発しそうなあの頃

憧れはスリムで セクシーな ボディーなのに

ミントチョコが やめられなかった

友達のスーは 最近失業保険で やってるわ

あたしもあいかわらず 地下鉄で通ってるの 長過ぎる夢を見て

OH! Cheap Hips ハイスクールじゃ 教えてくれない

Cheap Hips 教科書より 複雑な世の中にとまどう Angel

(以下省略)

TIME

09 NOKKO
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