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■映画|欲望の翼 それは誰にもあるに違いない

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以下の記事は、FC2からレンタルサーバーへ移転する途中でテスト的に書いたものです。未整理な部分があることをご了承ください。

ワードプレスというブログソフトを使ったはじめての記事である。したがって、試しに書いているのであまり内容的にはたいしたことはない。あしからず。ブログの移行先であるレンタルサーバー側のタイトルに「欲望の翼」という仮の名称を付けました。しかし、思わせぶりなタイトルの割には、それに特別な意味をもたせた訳ではありません。

映画「欲望の翼」については以下をご参照ください。
当サイト関連記事:欲望の翼 時は過ぎても記憶は残る

パスワードは一万年愛す

当該ユーザーは、「パスワードは一万年愛す」というブログを開設しています。そのブログをレンタルサーバーに移行する途中である。そのブログはFC2の有料ブログであり、独自ドメインも取得している。その運用に特に不満はなかったが、昨今ではやたらとワードプレスの話題が多いので、興味を抱いた次第である。

ブログ:パスワードは一万年愛す (2/28・移転済/現在のページ)

どんなものかと試そうと思い、またレンタルサーバーの半額キャンペーンにも釣られた結果、このように書いている訳である。ブログの移行はどうなったか、というと現在は思案に暮れているところである。なんせ、FC2の記事をそのままインポートしても使えないことが分かったからである。

現在のブログ(パスワードは一万年愛す)は、記事数が470個ほどある。これをすべて修正するのは、大変に気が重いのである。したがって、いま直ぐに移行するのは諦めている、いや諦めようとしている途中にある。そんな訳で当方の欲望の翼は折れようかという寸前である。いやはやである。

2月28日、なんとかFC2からレンタルサーバーに移行しました。しかし、アイキャッチ画像は、そのほとんどが未着手です。すべてを整えるのはまだしばらく先になりそうです。あしからず。

欲望の翼とはいかに

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仮とはいえ「欲望の翼」(レンタルサーバー側の仮称)というタイトルを付けたのでそのことに触れてみたい。ご存知の方も多いと思うが、これは映画の題名である。ちなみ、日本語タイトルである。原題は、「DAYS OF BEING WILD」である。直訳すれば「欲望の日々」とでも訳すのか。または、「欲望のおもむくままに」とか。あまり英語は得意でもないので感であるが、そんなに外れてもいないだろうと思うが、如何に。

とにかく、若者の滾るような情熱と揺れる想いを描いた映画である。たぶん。

個人的には、大変好みの映画である。説明が遅れたが香港映画である。公開は、93年頃のはずである。どこが、そんなに好みかというとその雰囲気にある。日本映画にはない独特の叙情性が豊かに溢れている。それは、香港という場所が有する特異な成り立ちにあるはずである。

当該ユーザーは、94〜95年頃か。この映画の監督であるウォン・カーウァイの「恋する惑星」が、日本でスマッシュヒットしたときに、同時期に公開されていたのを観た次第である。それ以降、カーウァイ監督のファンとなって現在に至っている。

この「欲望の翼」は、「恋する惑星」より前に撮られた映画である。監督の初期作品(2作目?)であり、彼の名を一躍世界に轟かせた映画であった。しかし、あまりヒットはしなかったようである。興行的にはさほど好評とまではいかなかったが、それでも、評論家や関係者には高く評価されて香港では有名な映画賞を獲得している。

主演は、いまは亡きレスリー・チャンである。当時、まだ20代の彼の演技は圧巻であった。まさに青春の最中にある揺れる心情を巧みに表現していた。彼の最高の演技の一つではないかと思う。

この映画には、当時の香港の若手スターが勢揃いである。かれらは、いまでは大スターとなっている。男優人は、前述したレスリー・チャン、アンディ・ラウ、そしてトニー・レオン。女優陣は、マギー・チャン、カリーナ・ラウ(現トニーの奥様)などである。

彼ら、彼女たちの演技を観るだけでも価値がある。そんな雰囲気が満点の映画であると個人的には思っている。しかし、それぞれ個人の好みがあるので誰にでもお勧めすることはいたしません。

映画「欲望の翼」の背景

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1960年代の香港が舞台である。アジアと西洋が混じり合った香港ならではの独特な心情が映像から漂ってきている。混在する文化とアイデンティティーの狭間で揺れる若者たちの物語である。主人公の実の母親探しが軸とはなってはいるが、個人的にはそれよりも香港を叙情性いっぱいに魅せる映像がなんとも好きである。

主人公の住むアパートは、たぶん当時の宗主国英国が建てた建築ではないかと思う。その西洋風な趣きとは裏腹に、そこの住民のアジア的な住まい方がなんとも独特な雰囲気を醸し出していた。また、印象深いシーンとして、石垣の塀か何かに囲まれた坂道をマギー・チャンとアンディー・ラウが歩くシーンがある。

その坂道の雰囲気が、これまた雰囲気満点の叙情性に満ちあふれていた。監督は、後に「イン・ザ・ムード・フォー・ラブ/花様年華」という雰囲気そのもので満たされた映画を撮ったが、それに勝るとも劣らないのが「欲望の翼」である。

いつまでも、その雰囲気に満たされていたい、という想いにさせる映画と言っても過言ではないだろう。なお、あくまで個人の感想である。

欲望の翼 1990年公開/香港

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監督・脚本:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル
美術・衣装:ウィリアム・チャン

<出演>
レスリー・チャン
アンディー・ラウ
マギー・チャン
カリーナ・ラウ
トニー・レオン
ジャッキー・チュン

<ストーリー>
1960年の香港。サッカー競技場の売店の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日ヨディ(レスリー・チャン)という青年に口説かれる。1度は断ったスーだったが、やがてヨディに惹かれ始める。だが、結婚を望むスーに対してヨディにはそのつもりはなく、傷ついたスーはヨディの元を去る。

やがてヨディはクラブのダンサーのミミ(カリーナ・ラウ)と付き合い始めるが、ヨディの親友(ジャッキー・チュン)はミミに恋心を抱き、傷ついたスーを慰めた警官(アンディ・ラウ)は彼女に惹かれていく……。(ウィキペディアより)

第10回香港電影金像奨で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(レスリー・チャン)を、第28回金馬奨で最優秀監督賞を受賞した。

上記で使用した写真は、すべて映画「欲望の翼」のワンシーンです。冒頭のジャングルの写真は、映画のタイトルバックのものです。撮影した場所はフィリピンとのことです。

<欲望の翼/アマゾン内容紹介より>
1960年代の香港を舞台に、6人の男女が織り成す出会いと別れの人間模様を描いた、ウォン・カーウァイ監督による群像恋愛映画。レスリー・チャン、マギー・チャン、アンディ・ラウほか出演。

欲望の翼 [DVD]

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