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■社会|TV朝日投稿サイト問題 一般大衆はカモでしかない

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一般人から収奪する、そんなITやビジネスはいらない!

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一般はカモか

テレビ朝日の動画投稿サイトの規約がとんでもないと避難を浴びている。いやはや、いかにもITが絡むと起こりそうなことだ。投稿をテレビで募るとたぶん謝礼とかを用意するはずだ。これまでの例だと、そう思うが如何に。ところが、ITが絡むと何故かただ(無料)になる。

今回の動画投稿はウェブサイトでの募集である。これが、問題だ。たぶん、あくまで憶測だが、このサイト構築に関係した誰かが、一般人はただ(無料)で利用できると吹き込んだに違いない。さらに、すべての権利を収奪し、そのうえリスクは一般人に追わせると、これがITの常識であるとブラフしたはずだ。

これは、ITの仕組みの問題か。それとも、そこに関わる人の問題か。たぶん、その両方だと思うが違うか。個人的には、ITに関わる人々のなかで、とくに利権に近い人たちの多くが、如何に一般人を釣り上げるか。ということしか考えていないのではないかと感じている。

テレビ朝日が運営するスクープ動画投稿サイト「みんながカメラマン」の投稿規約の一部

(1)投稿データはテレビ朝日が無償で自由に利用でき、第三者に利用させることができる。
(2)投稿データはテレビ朝日が自由に編集・改変でき、投稿者は著作人格権を行使しない。
(3)投稿データの利用に関して第三者からテレビ朝日に異議や請求があった場合、投稿者が解決する。
(4)投稿データの利用が第三者の権利を侵害したとしてテレビ朝日が損害を被った場合は、投稿者が賠償する――などと定めていた。

何故なら、多くの人気サイトのニュース、その他情報ページを見てみれば分かる。その多くが、他のソース元からリンクしてきた記事で構成されている。オリジナルの記事等は実に少ないか、まったくない。何故なら、コストが掛かるからだ。新聞、雑誌の情報はお金がそこに掛かっているが、IT系はそこにお金は掛けない。違うか。

システムの構築にお金を掛けても、そこに載せる情報にはお金を払いたくない。それが、ITビジネスではないか。端的にいえば、そうであると考えた。したがって、IT系ビジネスでは、如何にしてただで情報を載せるかを一生懸命に考える訳である。まるで、それが宿命であるかのように。

そこで、いろいろ考えられた。一般人は、自分の情報(投稿)が広く一般に知られるということに魅力を感じるはずだ。だったら、それを満たす変わりに、そこから発生する利益、権利は貰おうと。システムを有するという優位性を最大限に活かしたビジネスは、こうでなけりゃーという具合である。

いやはや、いけ好かない奴らだ。というのは簡単だが、実は、そう単純でもない。この仕組みは、いまや社会の隅々まで浸透しているからだ。いわば、騙される方が悪いというところまできている。振り込め詐欺の仕組みとなんら変わらない。

ITの仕組みは、詐欺師の親玉といってもいいか。何故なら、その気になればあらゆるデータを集めて、それを利用できるからである。たぶん。まだ、そこまできていないという人もいるかもしれないが、実はすでにあなたの直ぐそばまできているのが、現実だ。

今回の投稿サイトだって、そこに投稿した人のデータは蓄積されるはずだ。そして、その傾向のある人々に向けて将来は、なんらかのビジネスのアプローチがされるに違いない。それが、いまのITビジネスである。正確でなくても、当たらずとも遠からずのはずである。

追記、テレビ朝日は、上記の規約に多くの批判を受けたことでその改訂を行うと発表した。

気を付けよう、ITビジネスの甘言と戯れ言に!!

実は、当該ユーザーも某サイトの一般ユーザーからのコラム記事募集に登録している。ちなみに、記事が採用されてサイトに掲載されたとしても、ただ(無料)である。なんら、粗品さえも貰えない。ただ唯一、もしかしたら自分のブログへのアクセスが増えるかも、という邪な考えを満たすぐらいか。

しかし、邪な考えは往々にして実らない。当該ブログも、いくつかの記事が掲載されたが、それを機会にアクセスが増えたようには思えなかった。試しにアクセス解析を見るといくつかはあったが、ほんの僅かであった。いやはや。

それも当然か、何故なら同じ内容の記事が別のサイトにも載る訳だから、アクセスの機会は分散されるという具合である。違うか。誰かに頼るな!、そういうことかもしれない。んー、勉強にはなったか。

しかし、ITはいいなと思う。何がいいかと言えば、仕組みさえ構築すれば一般人をただで使ってビジネスができるからである。しかし、当方はそれをしたいとは思わない、そんなのは派遣ビジネスと同じで、人のふんどしで相撲を取ってると同じだからである。どこが、面白いかである。いいなと思ったのは撤回する。

正直言うと、実は前述した某サイトをほとんど見ていない。登録して記事も掲載されているに関わらずである。同じようなサイトでブロゴスというのがあるが、そちらは比較的よく閲覧する。なぜ、自分が登録してる某サイトを見ないか。それは、サイトの作りが丁寧とは思えないからだ。情報へのアクセス、案内がかなり粗雑である。乱暴ともいえるか。

良く言えば、シンプルではある。しかし、たまたまシステムがあるから何かやっておこうか。そんな考えでやってるとしか思えないことも否めない。あくまで、ざっと見渡しだけであるが、あしからず。

掲載された記事には、何故かポイントが記されている。これはなんだといまだに分からない。また、有料で書いているプロのライターもいるらしい。これは、あくまで憶測である。そしてなぜか、そのような人たちが、いつも人気記事にランクインになっている。それを読んだことがあるが、それのどこが人気で、面白いかが分からなかった。

自分がずれているだけかもしれないが、そんな感想を抱いた次第である。某サイトは、参加も自由だし登録したなら、それは個人の責任である。

とにかく、そんな具合で当方も投稿サイトの罠に、まんまと嵌っているかもしれない、ということをお知らせいたしました。その某サイトとは、PCの場合、右サイドバーの一番最後にロゴが載せてあります。

興味の有る方は、ちらっとだけでもご覧下さい。
なお、テレ朝の記事に関連してこの某サイトを取り上げましたが、とくに非難する意図はまったくありません。以上でした。

写真:テレビ朝日社屋 www.mori.co.jpより

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