■80年代|時代の徒花、ニューウェーブ

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ピテカン、芝浦インクで見た新しい音楽の息吹!

80年代の音楽シーンでの主流は、主にアイドルにあった。なんたってアイドルと小泉今日子が歌ったのは、いまではもはや遠くに成りにけりである。もうひとつはジャパニーズ(和製)ロックであった。そう思うが違ったか。

和製ロックのバンドでは、ボウイやレベッカその他多数のバンドが誕生し、そして人気を誇った。そういえば、チェッカーズもいたか。しかし、かれらはロックなのか。たぶん違うだろうと思う。アイドルとロックの中間に位置していたか。

それはさておき、そんな時代のなかで実はもっとも80年代らしい空気を発していたのが、ニューウェーブといわれた動きであった。

中西俊夫を中心とした「プラスチックス」(このバンドはすぐに解散)、その後の「メロン」「ウォーターメロン」。こだま和文、屋敷豪太などの「ミュートビート」、横山忠正を中心とした「スポイル」、そして90年代の渋谷系を先駆けた?「サロンミュージック」などである。他にもあるが省略します。

上記したバンドを一括りにニューウェーブとしたが、正確には、テクノやダブバンドだったり、フェイクジャズだったりと微妙に違っている。しかし、この時代の最先端の空気を感じさせたことから、それはまさにニューウエーブであった。たぶん。

P.J / Melon 資生堂パーキージーンのテーマ曲?いい感じ!

新宿ブレード・ランナー

これらのバンドは、日本初のクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」、ライブハウス「インクスティック芝浦ファクトリー」などに出演していた。ピテカンは、僅かに2年ほどしか営業していなかった。したがって、芝浦インクのほうが活動は多かったはずである。この辺りの記憶はあまりない。あしからず。

調べたら、芝浦インクは、86年〜89年までの営業だそうだ。インクスティックは82年に六本木に最初の店舗をオープンさせた。90年代には、港区海岸の鈴江組倉庫を改装した「インクスティック鈴江ファクトリー」もできている。

インクスティックのオーナーは松山勲氏。有名なカフェバー「レッドシューズ」のオーナーでもあった。ある意味では、この時代の文化の仕掛人でもあった。

芝浦インクのデザインは、カフェバー「レッドシューズ」で一躍名を轟かせた松井雅美が担当していた。店内にはバスキアを思わせる絵画が所狭しと飾られていた。あれは、何だったか。もちろんバスキアであるはずがない。誰が描いたものか、いまでは知る由もないが、もしかしたら横山忠正かもしれない。違うか。

salon music – o boy 1987 お洒落としか言いようが無い!

サロン・ミュージック THIS IS + O BOY

横山忠正「スポイル」と「ミジェット」

横山忠正氏は、ジャズバンド「スポイル」をやる一方でデザイナー、イラストレーターでもあった。かれは、ポロックをパクったデザインをしていた。当時は、ずいぶんと流行ったとみえて、かれは雑貨ブランド「ミジェット」のプロデュースをしている。

そのミジェット・ブランドのなかでポロックそっくりのペインティングをしたカーテン(布地だけかも)や、その他商品を発売していた。何故か、どことなく50年代の香りがしたものが多かった。

たしか、アンテナショップ?が青山キラー通り沿いにあったはずである。

横山忠正氏は、70年代は秋山事務所(西武、資生堂のフリーペーパー、チェッカーズのプロデュースで有名)で林真理子と机を並べていたと何かで読んだ記憶がある。その後独立してデザイン会社を設立している。

かれが中心となった「スポイル」は、80年に結成されている。その後、ニューラテンクォーターという昔のキャバレーでライブを行っている。どうやら、「スポイル」のフェイクジャズとは、キャバレーでやってたようなジャズを意味するらしい。

そのせいかどうかしらないが、当時の写真を見ると1930年代のギャングみたいな格好をしている。あるいは、昭和30年代のやくざか。いやはや、渋いのなんの半端ではない。

「スポイル」の音源を探したが、残念ながらユーチューブにはなかった。アマゾンでの価格はものすごく高い。

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アルトサックスを吹く横山忠正

冒頭写真:プラスチックス www.orange-lab.comより
写真:http://www.tadamasa-yokoyama.com/spoil/index.htmlより
参考文献:THE SPOIL HISTORY

以下は、スポイルのアルバム「DAY AND NIGHT LEGACY EDITION」
アルバムジャケットのデザインは横山忠正。ポロックから引用したのは見てのとおり!

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