花様年華というロマンティック!
in the mood for love
花様年華は云わずと知れた恋愛映画である。いや、その変種であるといった方が正確かもしれない。なぜならば、これが恋愛映画であるならば、日本映画のそれは違うからだ。
なにしろ、花様年華では、キスどころか手さえ握らないのだ。当然の如く、セックスシーンなどもない。個人的には、恋愛映画ということで観ていない。一種のロマンティックな物語として観ている。漂う雰囲気がこの映画の要である。
お互いの想いが痛々しいほどに募るのに、その落としどころがない。なんとも歯がゆいが、それであるが故にロマンティックな雰囲気が漂うのである。叶ってしまった想いは、もうロマンティックに輝くことはないだろう。
花様年華には、いくつものポスターや宣伝用ビジュアルがある。そのうちのいくつかを紹介いたします。どれも、なかなか魅力的なものに仕上がっています。
では、愛する雰囲気が漂う、豊潤な世界をご堪能あれ!
香港版であろうか。これだけ見ると官能的と見えるが、実際の映画の中では、抱き合うどころか手さえ握らないのだ。肩を抱くシーンはあったように思う。
チャン夫人役のマギー・チャンをクローズアップした作品である。映画の中のチャンは、その衣装とともになんとも素敵すぎたのである。
このピンク地の背景がなんともいいね!。映画のテーマをある意味象徴してるかも知れない。などと思うのである。
このタクシーの中のシーンは、とても好きである。ちょっと緊張関係を漂わせながらも、この関係はいつまで続くかという不安も感じさせる。
これは、スチール写真であるが、上と同じタクシーのシーンである。タクシーを降りて二人で歩くシーンがとてもいい感じで胸を締め付けるのである。
これは韓国版らしい。韓国らしい濃厚な仕上がりである。
以下は、「花様年華」のDVDとサウンドトラック
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