不自然なまでに加工された美は、もはや終焉か!
あるがままのあなたはセクシーと言っている!
時代は、確実に「ナチュラル」に向かっている!?
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http://wotopi.jp/archives/1841
アメリカのアパレルブランド「アメリカンアパレル」が、女性のマネキンのパンツに陰毛を入れて話題となったのは、記憶に新しいところである。今度は、アメリカンイーグルというブランドの下着ブランドである、「Aerie (エアリー)」というブランドがモデルの写真を加工しないことを宣言した。
これまでの下着ブランドの写真といえば、ただでさえスタイルのいいモデルをさらに写真加工ソフトであるフォトショップを用いて、究極のスタイルに整えたものを使用するのが当たり前であった。それは、シミひとつなく、スタイルはあくまでスレンダーであったのは言うまでもない。
そのように加工された写真は、顧客に被害妄想を与えていた。そして、間違ったダイエットをいつしか強制していたのであった。そんな加工されたモデルのような女性は存在しないにも関わらずである。行き過ぎたダイエットは、社会問題となって世間に注目されるようになった。そこでようやくアパレル企業も何か違うと気が付き始めたようである。
まだ一部であるようだが、加工した写真で訴求する美は事実ではない。という考えに至ったアパレルブランドが次に打ち出したマーケティングが”自然体”である。これは、ある意味では当然である「顧客の姿形」をそのまま美とする考え方といえる。たぶん、アパレルはこれまでのように加工した美で訴求しても敵を増やすばかりであり、顧客を惹き付けるのは無理と判断したに違いない。
今回、写真を加工しないと宣言した「Aerie (エアリー)」の広告写真を見るとそこには、何故か親しみのもてる少しふっくらとしたモデルがにっこりとしている。なんとも微笑ましい雰囲気に包まれた写真である。他の下着ブランドのクールな趣とは、だいぶ異なるアプローチであるのが一目瞭然である。
本題とは直接関係ないが、個人的には、少しふっくらしてるぐらいが好みである。したがって、女性は体型を異様に気にし過ぎであると思うのである。美の基準をモデルとするのは、そろそろ終焉としてもいいのではないか。などと余計なことを思う次第であるが、それは如何に。
ちなみに、「Aerie (エアリー)」では以下の様に広告でメッセージを送っている。
今が変化の時です。
わたしたちは女性一人一人が、自分の身体に対してポジティブになり、
どんな自分も受け入れ、あるがままでいいと思えるようになること願っています。
だから、これ以上加工されたモデルはもういりません。
なぜなら、わたしたちは本当のあなたが一番セクシーだと思うから。
(以上、広告より)
写真:以下のサイトより
http://www.huffingtonpost.com/2014/01/17/aerie-unretouched-ads-photos_n_4618139.html?utm_hp_ref=tw
上記のアパレルのメッセージは、まるでNOKKOさんの「ナチュラル」かと思わざるを得ないが、それは少し違うかもしれない!。いずれにしても、このマーケティングの成功を祈る次第である。なぜなら、もう加工した美人には飽きたからである!あしからず。
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