カップルは自己批判せよ!
12月24日、例年通りカップルで賑わうクリスマスイブの渋谷で、“革命的非モテ同盟”による恒例の「クリスマス粉砕デモ」が盛大に行われたようだ。いちゃつくカップルを横目に、このあとどこにしけ込むつもりだ、という思いを胸に秘めながら「カップルは自己批判せよ!」とシュプレヒコールを上げた。
いやはや、なかなかウケるんですけど。いや、笑ってはいけない!、きっと切実な問題も孕んでいるに違いない?。それしても、クリスマスの渋谷といえば、いちゃいちゃしたカップルで一番満たされていたはずだ。
そんな愛に満たされた渋谷で「クリスマス粉砕!」を叫ぶとは、勇気があるというか、その非モテの開き直りぐあいには喝采したいぐらいだ。ある意味では、世界に向けて「真の愛のあり方」を説いていた、といえるかもしれない。
そんなことはないか、たぶん。とはいえ、例え、たんなる非モテの鬱憤ばらしでも、公然と行われることに意義があるはずだ。そして、非モテにも価値あるクリスマスがあってもいいはずだ、と思われるがいかに。
革命的非モテ同盟の意義とは
革命的非モテ同盟は、以下のような経緯で設立されたそうだ。なんともはや、繰り返すが「ウケる」要素に満たされている。
2006年10月某日、ある女性に告白したものの振られた終身名誉書記長・古澤克大が傷心を抱いて帰宅した際、『共産党宣言』の一節が目に留まり、「非モテとは階級問題だ!」と豁然悟りを開き、「革命的非モテ同盟」を設立した。
その後は、以下のような活動を実践している。
<主な年中行事>
12月 クリスマス粉砕デモ
・日本における誤ったリア充クリスマス文化を粉砕する為のデモ活動。
2月 バレンタイン粉砕デモ
・日本における誤ったリア充バレンタイン文化を粉砕する為のデモ活動
3月 ホワイトデー粉砕デモ
・日本における誤ったリア充ホワイトデー文化を粉砕する為のデモ活動
<主義・主張は>
例えば、クリスマスでは以下のような主張をしている。
「クリスマス粉砕!」
「恋愛資本主義反対!」
「カップルは自己批判せよ!」
「リア充は爆発しろ!」
「結婚しない自由を!」
「恋愛市場に巻き込まれないぞ!」
「街中でイチャつくのはテロ行為。テロとの戦いを貫徹するぞ!」
「非モテでも楽しめるオタク文化に反対する勢力に抵抗するぞ!」
どこまで本気か、それは知る由もないが、とにかくウケる要素がいっぱいの主張ばかりだ。主催者のセンスの良さがうかがえる。
個人的には、「カップルは自己批判せよ!」と「街中でイチャつくのはテロ行為。テロとの戦いを貫徹するぞ!」というのが秀逸だと思うが、みなさんはいかがでしょうか。どの主張もなかなか傑作ぞろいといえる。
この非モテ同盟のデモでは、いわゆるヘイトデモとは一線を画し「平和的、人道的」にも配慮されている。いわば、とてもやさしいデモとなっている。非モテの鬱憤は深くても、とても平和的なデモといえる。
また、このまま継続されていけば、季節の風物詩となるに違いない。
革命的非モテ同盟の今後の活動に期待したい。個人的には、非モテにも明るい未来がやって来るようにと切に願って止みません。
来年は、さっそく「バレンタイン粉砕デモ」があるようです。乞うご期待!!
活動の詳細は、以下で
革命的非モテ同盟公式サイト
引用:革命的非モテ同盟公式サイトより
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