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■社会|東大ヤリサーの鬼畜ぶり 高学歴は欲望を満たすためのものか

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その行為は、もはや人道にも反するレベル

 東大生および院生が、集団で女性に恥辱的行為をした「東大ヤリサー事件」は、まだ記憶に新しいことである。

 この事件で、記憶を呼び覚ましたのは「スーパーフリー事件」である。早稲田大学生が主催したイベントサークル「スーパーフリー」では、クラブのイベントを餌にして、参加した女性を集団で暴行していた。

 東大ヤリサーもスーパーフリーも、おなじく高学歴といわれる学生が主体となっていた。かれらは、たぶん何不自由もなく育ってきたと思われる。

 そのせいか、自分たちが選ばれたエリートとして、何をやっても許されると勘違いしていた可能性も否定できない。東大や早稲田というブランドに簡単に騙される女性もどーかしている、という声があるのも事実である。

 これまた一理あるのは言うまでもない。

 それでも、「東大ヤリサー」がやらかしたことは、その行為の鬼畜ぶりが半端無く酷くて、ここに書くのも憚れるぐらいである。

 その行為から察して、かれらは単なる「どす黒い欲望の塊」と化していたのは間違いないと思われる。これを機に、東大=ヤリサー、頭はいいが実は鬼畜というイメージが、しばらくは定着するかもしれない。

 そして高学歴の本質が問われるに違いない。そうでなくては、東大の存亡にも関わる、国立として優遇されているのは、国家のエリートを育成することが目的であるからだ。鬼畜を国家のエリートにする訳にはいかないだろう。

東大ヤリサーたちの鬼畜な所業は、いったいどこからきたのか

 東大生といえば、難関の試験をくぐり抜けた大学エリートである。それは間違いがない。その一方で、最近では裕福な家庭でないと東大に入れないともいわれている。国立で授業料も優遇されているのは、経済的格差に関係なく優秀な学生を集めることにあるはずだ。しかし、それがうまく機能していないようだ。

 裕福な家庭で何不自由なくぬくぬくと育ち、そのうえ東大に入学となれば、エリート意識が増長してもおかしくはない。

 東大という大学エリートは、やがては国家中枢のエリートとなっていくはずだ。(すべてではないが)それを理由に、選ばれたエリートは何をしてもいいはずではない。高学歴とは、かつては知性と倫理を兼ね備えたものであった。

 それがいつのまにか、倫理=モラルなんてクソの役にも立たないとばかりに捨て置かれたようだ。東大卒の舛添前都知事をみれば、それがよく理解できる。

 東大ヤリサーたちのような性質を持った人物を、国家のエリートにしてはならないだろう。万が一、かれらのような性質のものがエリートになった場合、日本も「世も末となる日」が近くなると思われるがいかに。

 とにかく、かれらの陰湿な行いには、かつてのドイツ帝国ナチスのエリートたちを彷彿させるものがあり、とても嫌な予感がして仕方がない。

【強制わいせつ・暴行】東大“鬼畜”サークルのおぞましい実態
 冒頭陳述によると、東大4年、松見謙佑被告(22)らは今年4月「誕生日研究会」なるサークルを設立。事件があったのは5月10~11日にかけての夜で、餌食にされたのは池袋であったサークル飲み会に参加した女子大生Aさんだ。

 1次会から巣鴨のサークルメンバー宅へ場所を移し、男たちは酔った彼女を全裸にし、鬼畜の限りを尽くした。

 松見被告はAさんの上に馬乗りになりキスをし、そのままの姿勢でカップラーメンを食べ始め、故意に麺を落とした。Aさんが激しく泣いたため、通報を恐れた東大生・河本泰知被告(22=強制わいせつ罪で起訴)が2人を引き離すと、Aさんは周りの制止を振り切り部屋を飛び出し、公衆電話から110番通報――これで事件が発覚した。

 Aさんは本人調書で、松見被告と同じ罪に問われた院生、松本昂樹被告(23)との関係を告白している。

「松本とは平成27年10月に知り合い、肉体関係もあった。私と付き合う気がないのは分かっていたし、松本にカノジョもできたので、友人として接していた」

 1次会でエロい雰囲気を作ったのは、この松本被告と東大生Iだった。

「池袋での集会は、遅れてきた松本とIが合流すると雰囲気が変わり、ゲームに負けると罰として焼酎を一気飲みさせるような流れになった。私は酔って寝たフリをしていたが、松本やIが『起きろ』と胸をつついたり、松本が『こいつマジで胸デカいから触っていいよ』などと言っていた。私は我慢して何も言わなかった。松見が背中に手を回しブラのホックを外した」

 2次会はパスして帰ろうとしたが、松本被告に「お前どこ行くんだよ」と引き留められたAさん。巣鴨のマンションでの暴行描写は実に赤裸々だった。

 東大生のすべてが、東大ヤリサーたちのような人物ばかりとは思わないが、昨今の東大生のひとつの傾向を示しているのは間違いないと思われる。

 東大ヤリサーに憤慨している東大生もきっと多いに違いない。そのような東大生は、自分の置かれた立場(優遇された)を理解し、勉学に励んでいると思いたい。

 しばらくは、悪いイメージがつきまとうのは仕方がないが、しかし、それでも大学エリートであるのはなんら変わりがなく、それを自覚した上でポジティブな方向に自分自身を導いてもらいたいと切に願います。

冒頭写真の引用:
http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1140/img_ad8f72e6059f0a9788648600b74c4e3f2131226.jpg

追記:
 しかし、大学生というと毎日のようにコンパばかりしている、というイメージがあるが実際はどーなんだろうか。渋谷あたりにいけば、夜毎大学生の集団らしきものが醜態を繰り広げている。おととし、コンパに参加していた多くの女性が、変なものを飲まされたあげく道路に大股広げて倒れていた、という騒動があったはずだ。

■女子大生昏倒事件とは
2014年6月20日か21日の未明に、新宿コマ劇場前で女子大学生の多くが昏倒する事態があったそうだ。何があったのか。その事実関係はいまだ薮のなかであるが、いつものように推測情報がいくつかネットに上げられている。

どうやら明治大学と日本女子大のコンパに関連した出来事らしい。しかし東京にいる大学生は、コンパばかりしてるのか。それは知らないが、どうもだいぶ前からこのような事は常態化していた。偏差値競争の果てに入学した大学では、タガが外れるのか知らないが、コンパをすることが目的となっているようだ。

 コンパでよからことを企む男子大学生は言うに及ばずであるが、それにしても「女性の方もどーかしている」としか思えないがいかに。

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